2016年7月 3日 (日)

改善の深追いは、老化する?

 午後から曇る、と天気予想だった。むしろ午前中が曇り、午後からが晴れてきた。予想に添って、午前の行動(剪定)を控えて、午後に備えたが、益々、気温上昇だ。二階にあるリビングは38℃を超えた。堪らず図書館に逃避するも、図書館も一杯で、学習机の空は無い。

 いったいこの暑さは何処からくるのか?前線が幾分上昇していて、そこへ暖気が流れ込んでいるのだろうが。夕立は望めない。

 昨日の寝返りで、また、ぎっくり腰を患った。少し疲れると、良く寝返りをするようだが、ぎっくり腰は癖になってしまったようだ。体力不足。老化には勝てないのか?

 先週は、マレーシアの半導体メーカの副社長がやって来ていた。日本の自動車起業への売込みと、クレームに対する対策である。特に、クレーム対応に付いては、欧米の考え方と、日本の考え方に違いがある。過っての半導体や、パソコンなどの品質に関して、日本は必要に原因を追っかけ、改善をせまった。その結果、日本のこの業界は老化して、失速した。つまり、品質向上を追っかけ過ぎた。日本の自動車事業の改善(KAIZEN)のし過ぎで、欧米に後れを取らないように、考えを正す必要があると。自動車産業の老化現象は見たくない。

<読書>

「いつまでも若いと思うなよ」橋本治 新潮新書

老人は、老人の時の記憶力が衰えて、若い時の思い出だけが残っている、と言う。が本当か?と言うよりも、「若くて居たい」の願望が、老人である証拠。頭で考える事と手足が付いていかなくなると老人。貧乏で孤独を楽しもう。ストレスの無い生活が長生きをもたらす。病気を楽しむ老人になろう。闘病生活から得た実感だ、との事。

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2016年4月 3日 (日)

シャープの結末は?

 やっと、シャープと鴻海との調印がなされた。さて、これから、子会社シャープはどうなるのだろうか?

鴻海が66%の出資だから、7割の役員は鴻海から送り込まれるだろう。シャープと言う子会社が、うまく運営されなければ、契約に在るように、シャープの責任となり、鴻海としていかようにも、料理できることになっている。

良い様に展開するなら、シャープとして子会社の独自の運営は可能だ。アップルがシャープからLEDを、期待通り買うのだろうか?多分他に流れるだろう。又、シャープとして、弱いELディスプレイの開発は、予定通り進むのだろうか?鴻海は、シャープブランドの白物家電や、複写機事業は、欲しかったのだろうか?

先ずは、この1年(今年度)の業績結果で決まるだろう。短期決戦だ。シャープにとってはキツイ。だが、第三者としては面白い成り行きに興味津々だ。

<読書>

「魔女の封印」大沢在昌 文芸春秋

中国と日本を舞台にした、政治要員の暗殺が絡んだ交渉劇だ。何時もの調子の展開ではあるが、少々回りくどい展開で、途中で飽きてしまう。一気に読ませる気迫は感じなかった。それほど、中国との交渉は難しいのか?

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2016年3月30日 (水)

1万7千人のリストラの軽さ

 東芝の再生計画の概要が発表された。が、何故、それで復興できるかは、誰もが疑問になる、売るに売れない事業だけが残った感がする。

 東芝の不正会計は、役員、幹部のやった事。真面目な社員ではない、不景気の中、首を切られるのは何時も弱い社員。しかも高齢者から。東芝も、シャープと同様、理不尽な企業だ。

 東芝の場合、幹部26人の懲戒、役員3人の退任、元3社長30億円の罰金、自己資本金1/10以下にしてしまった。その責任がこんなに軽いのか?

もっと醜いことがある。相談役の職を、名誉顧問入して、西室氏も岡村氏も、温存する、と言う。他の顧問16人も温存。計18名もの顧問に、報酬を払いながら、社員のリストラで、人としての筋が通るのだろうか?社員は斯くも軽い存在か?

更に、未だに、18人の顧問は自ら、「リストラされる社員に悪い」、「不正会計の一端の責任を感じる」から、辞任する、と言い出す人は居ない、と言う。西室氏は長期入院で、会社にも出ていない。さすがに郵政の会長は、首になった。が、東芝は、未だに、入院の面倒を見ながら報酬も払っている。

更には、社友会なる訳の分からないOB会があり、何かに口出ししているらしい。こんな会社から再生、復活が出来るのだろうか?疑問が残る。人間味のある会社に生き返って欲しい。

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2016年2月19日 (金)

マックの不況と日本企業不況

 マクドナルドは、2015年通期での赤字額は、347億円と、過去最高額である。日本マクドナルドは売りに出されるとか?

 1月の業績は回復に向かっているとの発表だが、高く売る為の数字合わせであろう。客数は、14%の削減、客単価も17%減。昔の勢いはない。責任はソニーと同じように、アメリカ人経営者に変わったからではない。カサノバさんが悪い訳でもない。元原田社長が、「米式短期決戦型の経営」へ舵を切ったからだ。ソニーも以前のCEOが悪い訳ではない。出井社長時代に各事業部責任体制を敷いたからだ。

 日本企業の衰退は、基本的には、アメリカ型決算方式の導入で、四半期ごとの決算内容での評価に慣れていないからだ。3か月ごとに決算発表。業績悪化を攻められる「短期決戦会計制度」に翻弄されている。東芝は、不正会計でしのごうとした。西室社長時代に作った同様の「短期決戦体型組織」から膿が出ている。西室社長が最大の癌で、責任を取るべきだ。

 シャープも然り。過剰設備投資と、短期決戦型の組織運営が招いたタイミングの見誤りである。町田社長時代の漬けである。社員にとっては災難である。孫子が言う、「将の自尊心の強さ」の驕り、と、「水の如し」の柔軟性の欠如である。

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2015年12月20日 (日)

5000億円の赤字

 東芝は、不正会計時の黒字から、一転して、5000億円の赤字になるようだ。上期で、約900億円の営業赤字であったが。2015年度(20163月期)で、白物家電、パソコン、等のリストラ費用の積み上げ計上が、理由とする。

 一方、半導体の売上も、低価格競争に巻き込まれ、2000億円以上の赤字にもなる、と言う。円安傾向にありながら。シャープと同様に、今日、明日の商品の整理が、10年以上前に、技術競争力と、新規事業の発掘などを洞察して、整理を始めて居なければならなかったのだ。

 クリステンセンの言う「イノベーションのジレンマ」の「ジレンマのツボ」に落ちてしまったのだ。その悪の根源は、東芝もシャープも同じだが、「トップ人事の権利へのしがみ付き」が、最大の悪である。

東芝では、三代前までは、排他出来たが、この体質の基本を作った「西室正志相談役」の未だに、東芝本社タワーに、個室があり、闊歩している事から始まり、その後の社長を務めた「岡村正」氏も相談役で、未だに闊歩。他に、顧問(2人の特別顧問、2人の常任顧問、に14名の顧問)だけで、年寄り18人を囲っている、と言う。相談役や、顧問たちは、自ら責任を感じて辞める人は居ない。誰が鈴をつけるのか?これでは、膿で、まだまだ疼く。

西室氏に至っては、杖を突きながら「日本郵政社長」にも、しがみ付き、明日の日本のあるべき姿に精力を費やせるのだろうか?これでは日本は世界で存在感のある国になれるわけがない。産業界は衰退のプロセスに。

<読書>

「市場は物理法則で動く」マーク・ブキャナン 白揚社

科学の法則と同じように、科学の問題解決手法を使って、経済も規則性の法則を見つける努力をすべきである、と。但し、複雑性には、注意が必要で、条件(前提)、パラメーターなど注意が必要だ。ボケ爺にとっては、面白い。

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2015年9月25日 (金)

AI(人工知能)現状

 「人工知能は企業の味方なのか?」のフォーラムを聞きに行った。日経BPの「小さな組織の未来学」の主催であった。講演者は、企業出身者で、アメリカで、開発研究の経験者。

 第一講演は、「人口知能の歴史(知能についての物語)」(中島英之)で、人工知能の開発の歴史が語られた。これからの研究開発は、状況対応型である、と言う。トップダウンの「自動機械」から、「自律制御のドローン」の力仕事から、「画像認識」、「構造(プロセス型)」、「パラレル型」など。

 第二講演は、「経営と人工知能 (ビジネスへの転用)」(清水亮)は、市販のAIキットに、ビッグデータを読み込ませれば、かなりのビジネスシーンで活用できる、と豪語している。AIの活用サービスのベンチャーとして、成長を遂げているようだ。AIの活用は、米国はトップが理解できる。が、日本は経営トップが理解できない。さて、日本はどうなるか?ホワイト族の生産性が、世界一低い日本。このままで生き延びられるのか?

 第三講演は、「第三者人工知能は私たちに使えるか? (オープン化、サービス化のもたらすインパクト)」(藤井彰人)は、「雇用の未来(マイケル・オズボーン)」の衝撃を説明。それは「現在の仕事量は47%が削減できる」。「AIに変わる職種は多岐にわたる」。の実現が近づいている。「オープンなAI-SWの活用」が運命を決める、との講演だ。

 予想していたが、予想以上に、AIのキットが売り出され活用が始まっている。さて20年後は、どんな社会になっているのだろうか?

 また、ITIOTの世界は、「3年ごと」に、新しい仕事を見つけないと生き残れない。携帯電話、から、ケータイに、スマホに、今は、アプリの仕掛け作り、さてその次はAIキット、その次の次は、AIアプリ、か?

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2015年7月25日 (土)

再び、東芝の不適切会計に付いて

 本件、門外漢のボケ爺が、コメントする事でもないのだけれど、ボケ爺も、2回ほどの経営者時代があった。その経験を踏まえての苦言である。

 不適切会計を起こしてしまったことは、経営者、幹部ともに大いなる責任や、課題はある。しかしながら、「本質はそこではない」。

 第三者委員会の報告に物申す。本当に、外部の第三者がメンバーであるのか?政府が作る委員会と同じように、東芝派、又は証券取引所のメンバーでは?何故か?根本の問題は、大手企業のほとんどは、会計監査業務を、「外部会計事務所に委託」している。

その会計事務所の監査機能で、「何故」不正を見抜けなかったのか?或は、「経営者(経理部)とグル」になって不正監査をしたのか?などの理由が、報告されていない。つまり、会計事務所の責任が全てであり、その責任の追及をしなければ、第三者委員会の「報告は片手落ち」である。

なぜ、第三者委員会はこの点の指摘をしないのか?ボケ爺の予想では、そこを公にすれば、証券取引機構にも責任が及び、日本の証券取引そのものが崩れて、全世界からの総スカンに及ぶからだ。東芝の経営者は、日本式の武士道に従って、一社の責任として、納めたのだ。闇の世界を誤魔化す日本体質、本質が言えない人々を抱えている日本こそ、大問題だ。

取締役会の、監査委員会が機能していなかったと言うけれど、取締役会の監査委員会は膨大な会計資料を、監査する所ではない。手続きが、正しく行われているか?責任者が明確であるか、の審査、監督が役割である。多くのジャーナリストの指摘は間違っている。

東芝、上司のいうことには逆らえない風土だった、と言う。サラリーマンは、何時もその様な状況にある。しかし、それに耐えられない人々が居るから、今回も、東芝の「内部告発」で、明るみになった。つまり、「常識人は居る」のだ。だから東芝全体は、世の中から見て、健全な企業である。模範的な企業である。これ以上の不適切な会計をしている企業、何も言えないブラック企業は、山ほど在る。

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2015年7月15日 (水)

東芝の不適切会計

 東芝と言う大会社が、社長の一声で、会計の不正を行うとはと、だれもが疑問に思うだろう。東芝と言えども、凡人の集まりだ。ボケ爺の長い企業人(サラリーマン)経験からは、良い事ではないが、理解は出来る。利益共同体はどこでも似たり寄ったりな行為をしている。東芝程の強いトップダウンは無かったが。

 東芝で言えば、一点気になるのが、委託した会計事務所で、本件の不正が見つからなかったか?ということだ、以前にもあったが、大手会計事務所も、堂々と不正を手助けしている。今回も、グルだったのか?

 大会社の不正は、生産子会社との取引関係で、簡単に作る事が出来る。大企業は曲者の沢山の子会社を抱えている。ボケ爺も経験者である。

 役員になると、必ず派閥を作り、派閥争いをする。派閥の亀裂が大きいか、小さいかの違い、表に出るか、出ないかの違い、はある。ボケ爺も巻き込まれた。理不尽なエネルギーを使っている。議員、政府、官庁でも然りだ。「俗な人間の持つ性」なのだろう。

 東芝は、歴代の社長の派閥争いが続いていたことになり、多分、今は、歴代の社長の責任擦り付け、と、引責で退任しる役員の新たな派閥が争っている事だろう。この歴史は長く尾を引くだろう。

<読書>

「光圀」佐伯泰英 新潮文庫

副題は、古着屋総兵衛 初傳、となる書下ろしだ。組織には必ず現れる派閥、それも、世代交代によって、必ず、勢力分布が変わる。江戸時代も、現在も変わりない。まるで東芝物語と、同じ様だ。

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2015年6月27日 (土)

CEOの資質は「創造力」?

 日本では、株主総会が今週に集中した。昨年よりも揉めた企業が多かったようである。いずれも、株主の意見は退けられたであろう。日本は企業本意だからだ。

シリコンバレーは、今も、ベンチャーの起業拠点として元気である。とりわけ、ソフトウエアを活用した起業家には、面白い所らしい。何故か。アマゾン・ドットコムのクラウドサーヴィス「AWS」が在れば簡単に会社が起こせるからだ。

 だが課題は、起業する時のCEOは、経営力よりも、「創造性豊かなヒト」でなければならない、が必須事項だ。旋風を巻き起こしているa16zを率いるベンチャーキャピタルのCEO、ホロヴィッツ氏曰く、CEOにはそれぞれの局面で、必要な資質が違う、と。

 起業時のCEOの資質、難局時のCEO資質や、安定性を求められる時のCEO資質、など。その中でも、大物は、自分の資質を知って、「弱い所は任せる」と言う手腕を持つっている人だ、と。現実に存在すると言う。さて、日本のCEOは適切か?

 シリコンバレーは、今後も有望な起業家発祥の地であろう。ITバブルには、ほど遠い。今後は「イスラエル」、「中国」となろう。いずれも投資意欲が強いからだ、と言う。

<読書>

「夜は終わらない」星野智幸 講談社

漱石の夢十夜を思い出す。或は、千夜一夜なのかもしれない。複雑、且、単純?ボケ爺は、この作を理解するには、年をとりすぎた。発想を盗んで、「技術の創発夢十夜」を綴ってみたくなった。

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2015年5月24日 (日)

トヨタとマツダの業務契約

 トヨタとマツダが包括の業務提携を行う、と言う。ボケ爺は、マツダ車が好きで、それは、初期のロータリーエンジン車のコスモから、代々マツダであった。エンジン、ステアリング、構造などの技術に、他と違う優れた力を見つけたからだ。

 マツダにとって、欧米の株主からの脅威がなくなる。トヨタは、ハイブリッド車の普及が、海外では進まない。全方位戦略は、成り立たなくなってきたからだ。トヨタと富士重工の提携とは全く違う次元だろう。トヨタは、マツダのエンジン技術が欲しいのだ。

 体操の「内村は全方位の勇者」「白井は床の先駆者」と比較をすれば、良く解るだろう。GE社のウェルチ会長の「選択と集中」には、トヨタはほど遠い。このままだと5年後には、生き残れるか。一方、マツダは生き残っているだろう。これらが、業務提携するのだから、喧嘩(乗っ取り合戦)する事なく、5年後でも共に生き残る戦略を崩さないでほしい。

 つまり、複雑系の生物多様体の世界を、両者とも忘れないでほしい。

<読書>

「理不尽な進化」吉川浩満 朝日出版社

進化とは自然淘汰であり、ダーウィンイムズそのものである。絶滅率は99.9%である。生きのこっているのは、偶然で、運が良かったのだ、と言う。優勝劣敗説は進化論ではない。偶然に生きのこったことが進化である、と。環境の変化、事故、事件に適応できたものが、生き残っている。決して、強者、優者が生き残るのではない。進化論の、徹底した思想に、目から鱗である。

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