2018年11月25日 (日)

日産は負の遺産に

 ゴーンの日産の不正問題に再び言及したい。日本企業によるクーデターだとも言われている。フランスの政府も絡んで、日産をルノーに合併、乗っ取りを図っていた、とのまことしやかな話もある。

 日本の多くの報道は、ゴーンの強欲の負の面を強調している。なるほど日本では情緒に訴えると、ニュースが盛り上がる。だが、昨日も記したが、企業として、ガバナンスが機能していたのかの面が抜け落ちている。それに、司法交渉が成立していた、と言うが、これは世界で通用する事か?

 有価証券法違反と言うことは、企業ぐるみの、経営層、企業内監査役、それに、監査法人の機能(ガバナンス)が無いことになる。日本はこれで良いのか?今後も、大手企業で不正は行われる可能性は多い。なぜか、長期政権による権力の集中が起きていて、危ない大手企業はまだまだ転がっている。

 それはさて置き、日産はこの複雑な不正と関係に、大きな負の遺産を抱える。日産は今までも、イノベーション、先行技術には、一歩出遅れている感がする。今回の負の遺産で、益々、人財育成、技術イノベーションで、低迷するのではないだろうか?今後の日産がますます気になってしまうのは、ボケ家爺だけだろうか?

<読書>

「ある日失わずにすむもの」乙川優三郎 徳間書店

美しい文章で有名な作家である。長文の文節の中にいろいろな修飾と、動きが包含している。それでいて読みやすい。ボケ爺とは対照的な書き方であり、ボケ爺にはまねは全く出来ない、それだけに憧れる。淡々と描き進む中に、心の機微で訴える。

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2018年11月24日 (土)

やっちゃえ日産

 「やっちゃえ日産」でネットに書き込んだ人は消されてしまったようですが、このブログも消されないことを祈る。今日のゴーン氏の不正事件は「やっちゃえ日産」となる。

「事実は小説よりも奇なり」とよく言われる。まさに、とんでもない事件が起きてしまった。日産自動車と言う大企業から、カルロス・ゴーン会長が金を私的に使ったことが判明し、逮捕されたのである。だが一人ではできない、協力者はどこまで浸透していたのか、その組織構造に興味が湧く。それに、フランスから遠い日本を食い物にしている。さらに、支社、子会社から、叩けばもっと、山と出てくるだろう。

日産自動車の会長として、19年と言う長きにわたって権力の座に就いていた。基本的には権力の集中と言う過去の繰り返しの定石の事件となる。何事も権力の集中は「悪の巣」 となる。過去の日本の企業の不正はここから起きている。例えば最近では、東芝の不正も同じことだ。ボケ爺もサラリーマンだったから、ある意味でよく理解できる。平成最後の大事件だ。

今年は戌年の「戌」という漢字は作物を刃物で刈り取り、ひとまとめに締めくくることを表しているらしい。つまり終わりを意味している。

さて、事件の内容は、ボケ爺のような外部者からは、批評はできない。まだ中身がはっきりと公表されていないからだ。もし、ゴーンが報道の様な、私的な金の流用が事実ならば、これを許した、企業自身も責任だ。西川社長もその責任の一端を担うことになる。経営者に「バツ」を張り付けることである。

 しかし、この不正を暴いた内部告発者に軍配がある。司法取引が功を奏したと言われている。我慢できなかった内部告発者に「あっぱれ」となるが、ここまでの不正を見抜けなかった日本の監査法人に、不正が起きるたびに感じるのは、日本の監査法人もやはり不正に手を染めているとしか言い逃れはできない、と言われても仕方がないのでは?その前に企業の監査人も同じことだが。

 ゴーンはもう死んだ人だ。今後の注目事項は、ルノーと日産の関係をどう仕切れるのか?そして、どちらが指導権を握るのか?ここに、両政府も絡んでくるようだ。安倍首相が日本を売ることがあるのか、と言う疑問がボケ爺の頭をよぎる。

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2018年5月19日 (土)

危機管理とスポーツマンシップ

 日大と関学のトップクラスのアメリカンフットボールの試合で起きた。ボケ爺は、このアメリカンフットボール観戦が大好きだ。アメリカでのTV観戦で、眠らない夜を過ごす。バトルと知的戦略がアメリカらしい。

事件は、関学の攻撃で、クオーターバック(QB)の選手がパスを投げたが、失敗。選手は、天を見上げた瞬間、日大のディフェンス(DF)の選手が関学のQBの選手の背後から、強烈なタックルした。 QBの選手は、もんどりうって倒れ、全治3週間のケガを負った。その後も、日大のDFのその選手はラフプレーを連発。最後は、関学の選手に殴りかかり、退場処分となった。

危機管理から言えば、①審判員の権威意識が薄い。TV画像からすれば、第一回目の危険な違反で即刻退場だったはず。②この問題が発生した段階で、アメフト協会は、即刻、日大(日大アメフト部ではなく)に警告すべきだった。②審判団が、審判結果に反省の表明をすべきだった。④日大の内田監督は、すぐにケガをした選手に、関学アメフト部に、謝罪をすべきだった。(だが、容認するようなコメントをしている)。

スポーツマンシップからは、今回の違反行為は、明らかに日大アメフト部の蛮行であり、言い訳の余地は無い。スポーツへの背信行為だ。さらに、対戦相手にリスペクトがなく、悲しすぎる。

アメリカでも、10年ほど前に悪質な違反行為で議論を醸し出した。違反行為は巧妙だったが。協会、審判団、各部が集まり大掛かりな改善策を施し、今では健全なスポーツと生まれ変わった。アメフトは、「力」だけのスポーツではない。組織的であり、戦略と言うか作戦が重要で功を奏する。

だが、日大のアメフトは、「厳格」つまり、「力」だけを鼓舞する監督の指導は間違えている。「知的な戦略面が全く欠けてる」。日大は、優秀な相手チームの選手にケガをさせ、戦力ダウンを狙い、相対的に「勝ち」を誇ろうとの蛮行である。

日大のアメフト部は、自ら1年間の出場停止を申し入れ、場合には解散しても良い。日大の総長は何を考えているのだろうか?内田監督は理事で人事担当だと言うが。

この日大の危機管理は、権力の持つ組織の腐敗で、今日の長期政権の腐敗、企業の改ざん、不正問題と端は同じだ。残念な日本!

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2018年2月26日 (月)

今日は調子が悪い

 昨日は、ゆっくりとしたのだが、今日の目覚めが悪く、一日中、調子が悪い。目がショボショボ。声が出にくい、かすれる。頭が重い。最悪の一日だ。今日は花粉の量が多くなっているのではないだろうか?

 土曜の夜は、TVを見るに忙しかった。女子カーリング三位決定戦、マススピード戦、それに、7チャンネルで、ロンドンでの卓球の団体戦(男女)の準決勝戦の放映。それにしてもカーリングは、韓国戦と比べて、正確だった。イギリスを上回っていた。基本は氷の状態を読んでの正確なショットが勝敗を決める。当たり前のことだが。

 マススピードは、戦略がものをいう。オランダのトップを徹底的にマーク。高木は実に巧妙な戦略で金を勝ち取った。日本人の体格でも勝てる可能性が高い。佐藤の転倒は気の毒だ。救済法は適応できなかったのか?

 個人戦は運動神経の出来不出来が90%を占めるだろう、その後は、個人の頑張り、コーチの選択も個人の意思で決まる。ボケ爺は、運動能力のDNAは持ち合わせていない。だから、団体スポーツが好きだ。

 団体競技の強化は、共同体としても相互作用を活用できる。良いリーダーが必要だ。それに良いコーチも。価値観が違うコーチが良い。そのコーチが、科学的に考えられる人がいい。何故か、説得力があるからだ。さらに、思い込みを、根本からける必要があるが、根本に変えるには、科学的説得力が必要だ。

 これらは、今回の団体競技の成果に繋がっている、と思う。ビジネスの共同体においても、共通することだ。ボケ爺のコンサルティングも、そうありたい。さらに、勉強して、研究しなければならない。さて、どこまでガンバれるだろうか?成果を出したい。

 調子の悪い、頭が悪い中、一生懸命考えた。

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2017年12月 5日 (火)

大企業病から忖度経営?

 大企業病との言葉は死語に思えたが、今も日本の産業界に面々と続く。不思議な病だ。特に、今後の成長産業の中心であるはずの自動車産業において目立つようになってきている、と感じる。

 電機産業から始まった大企業病は、見事に、死に至ってしまった。その挙句、会計不正迄起こしてしまった。大企業病の加担を担いだのが、官庁であり、経産省である。官庁指導とか言って、自分たちのエゴを通す。経営まで立ち入り口出しをする。

中国のEVに賭ける自動車産業の指導権の制覇戦略に、日本はついていけていない。EV車の取り組みに一番消極的なのが日本である。自動車展示会でも、寂しいブースは日本のブース。これにも研究補助金の配布で官庁が絡んでいるとか?世界標準の指導権にも日本はお呼びではない。

 日本のトップメーカーT社の人事が発表され、前倒しで、副社長6人制にして、危機を乗り切る、と社長は激を飛ばすが、社員や、経済界から覚めた目で見られている。忖度が行き届くYes Manを集めたからだ。現今の安倍内閣と同じだ。これで良いのかニッポン!

<読書>

「病巣」江上剛 朝日新聞社

巨大電機産業が消滅する日との副題が付いている。つまり東芝の不正会計が起きた病巣にメスを入れた、労作である。ノンフィクションに近いフィクションと言うことか?実に工夫された物語になっている。真犯人を言い当てたのは、東芝不正関連の本は多いが、この小説だけだ。新聞や、雑誌を読むよりも、ズーと実態が良く分かる。ぜひ読んでみてほしい。東芝だけではなく、今日の日本の大企業の不正が起きる実態が良く理解できると思います。

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2017年10月19日 (木)

東芝のドンの死亡

 東芝のドン、イヤ、日本経済のドンと言っても良いかもしれない。全ては、このドンが電機業界を滅茶苦茶にしてしまった。東芝の経営が崩壊してしまった。このドンのやったことは、高度成長の夢を、もう一度、と高度成長戦略から抜け出せなかった、悪しき経営者、経済に、社会に変化を読めない、洞察力に欠如した、人まね(GE)経営の天才だった。PCの原価をゴマ化して、不正会計を始めていた。

 東芝の不正会計の先導者であった。社長を退任してからも会長、相談役で、社内に院政を引いて、トップ人事に、口うるさく関与していた。病人に入院していても辞任しない、東芝の崩壊の総責任者でもあり続けて、責任も取らない。傲慢な人物だった。

 その間、日本郵政の会長もしていたが、成長路線の戦略とか言いながら、巨大な投資を続け、大きな損失(6000億円下らないだろう)を与えている。国民の税金の損失を、どう補填してくれるのか?病院から指示していたのだ。杖をつきながらも、職位にしがみ付いていた。

 その名が、「西室泰三」である。81歳であった。これで、少しは風通しが良くなるだろう。関係者、ほっとしていることだろう。

 それに近い人、職位と金に縛りついている人、が至る所に存在する日本社会、企業は、これから、一社ずつ、不正が暴露していくであろう。不正天国の日本はどうなるのだろうか?

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2016年7月 3日 (日)

改善の深追いは、老化する?

 午後から曇る、と天気予想だった。むしろ午前中が曇り、午後からが晴れてきた。予想に添って、午前の行動(剪定)を控えて、午後に備えたが、益々、気温上昇だ。二階にあるリビングは38℃を超えた。堪らず図書館に逃避するも、図書館も一杯で、学習机の空は無い。

 いったいこの暑さは何処からくるのか?前線が幾分上昇していて、そこへ暖気が流れ込んでいるのだろうが。夕立は望めない。

 昨日の寝返りで、また、ぎっくり腰を患った。少し疲れると、良く寝返りをするようだが、ぎっくり腰は癖になってしまったようだ。体力不足。老化には勝てないのか?

 先週は、マレーシアの半導体メーカの副社長がやって来ていた。日本の自動車起業への売込みと、クレームに対する対策である。特に、クレーム対応に付いては、欧米の考え方と、日本の考え方に違いがある。過っての半導体や、パソコンなどの品質に関して、日本は必要に原因を追っかけ、改善をせまった。その結果、日本のこの業界は老化して、失速した。つまり、品質向上を追っかけ過ぎた。日本の自動車事業の改善(KAIZEN)のし過ぎで、欧米に後れを取らないように、考えを正す必要があると。自動車産業の老化現象は見たくない。

<読書>

「いつまでも若いと思うなよ」橋本治 新潮新書

老人は、老人の時の記憶力が衰えて、若い時の思い出だけが残っている、と言う。が本当か?と言うよりも、「若くて居たい」の願望が、老人である証拠。頭で考える事と手足が付いていかなくなると老人。貧乏で孤独を楽しもう。ストレスの無い生活が長生きをもたらす。病気を楽しむ老人になろう。闘病生活から得た実感だ、との事。

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2016年4月 3日 (日)

シャープの結末は?

 やっと、シャープと鴻海との調印がなされた。さて、これから、子会社シャープはどうなるのだろうか?

鴻海が66%の出資だから、7割の役員は鴻海から送り込まれるだろう。シャープと言う子会社が、うまく運営されなければ、契約に在るように、シャープの責任となり、鴻海としていかようにも、料理できることになっている。

良い様に展開するなら、シャープとして子会社の独自の運営は可能だ。アップルがシャープからLEDを、期待通り買うのだろうか?多分他に流れるだろう。又、シャープとして、弱いELディスプレイの開発は、予定通り進むのだろうか?鴻海は、シャープブランドの白物家電や、複写機事業は、欲しかったのだろうか?

先ずは、この1年(今年度)の業績結果で決まるだろう。短期決戦だ。シャープにとってはキツイ。だが、第三者としては面白い成り行きに興味津々だ。

<読書>

「魔女の封印」大沢在昌 文芸春秋

中国と日本を舞台にした、政治要員の暗殺が絡んだ交渉劇だ。何時もの調子の展開ではあるが、少々回りくどい展開で、途中で飽きてしまう。一気に読ませる気迫は感じなかった。それほど、中国との交渉は難しいのか?

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2016年3月30日 (水)

1万7千人のリストラの軽さ

 東芝の再生計画の概要が発表された。が、何故、それで復興できるかは、誰もが疑問になる、売るに売れない事業だけが残った感がする。

 東芝の不正会計は、役員、幹部のやった事。真面目な社員ではない、不景気の中、首を切られるのは何時も弱い社員。しかも高齢者から。東芝も、シャープと同様、理不尽な企業だ。

 東芝の場合、幹部26人の懲戒、役員3人の退任、元3社長30億円の罰金、自己資本金1/10以下にしてしまった。その責任がこんなに軽いのか?

もっと醜いことがある。相談役の職を、名誉顧問入して、西室氏も岡村氏も、温存する、と言う。他の顧問16人も温存。計18名もの顧問に、報酬を払いながら、社員のリストラで、人としての筋が通るのだろうか?社員は斯くも軽い存在か?

更に、未だに、18人の顧問は自ら、「リストラされる社員に悪い」、「不正会計の一端の責任を感じる」から、辞任する、と言い出す人は居ない、と言う。西室氏は長期入院で、会社にも出ていない。さすがに郵政の会長は、首になった。が、東芝は、未だに、入院の面倒を見ながら報酬も払っている。

更には、社友会なる訳の分からないOB会があり、何かに口出ししているらしい。こんな会社から再生、復活が出来るのだろうか?疑問が残る。人間味のある会社に生き返って欲しい。

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2016年2月19日 (金)

マックの不況と日本企業不況

 マクドナルドは、2015年通期での赤字額は、347億円と、過去最高額である。日本マクドナルドは売りに出されるとか?

 1月の業績は回復に向かっているとの発表だが、高く売る為の数字合わせであろう。客数は、14%の削減、客単価も17%減。昔の勢いはない。責任はソニーと同じように、アメリカ人経営者に変わったからではない。カサノバさんが悪い訳でもない。元原田社長が、「米式短期決戦型の経営」へ舵を切ったからだ。ソニーも以前のCEOが悪い訳ではない。出井社長時代に各事業部責任体制を敷いたからだ。

 日本企業の衰退は、基本的には、アメリカ型決算方式の導入で、四半期ごとの決算内容での評価に慣れていないからだ。3か月ごとに決算発表。業績悪化を攻められる「短期決戦会計制度」に翻弄されている。東芝は、不正会計でしのごうとした。西室社長時代に作った同様の「短期決戦体型組織」から膿が出ている。西室社長が最大の癌で、責任を取るべきだ。

 シャープも然り。過剰設備投資と、短期決戦型の組織運営が招いたタイミングの見誤りである。町田社長時代の漬けである。社員にとっては災難である。孫子が言う、「将の自尊心の強さ」の驕り、と、「水の如し」の柔軟性の欠如である。

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