2017年4月 9日 (日)

AIがノーベル賞を?

AIの進化の可能性などについて、議論で白熱した。その機会は、「スウェーデンのノーベル財団」と「日本学術振興会」は、ノーベル賞受賞者らと一般市民が対話する「ノーベル・プライズ・ダイアログ・東京2017」を226日に開催した。

理化学研究所脳科学総合研究センターの利根川進センター長は「人工知能を搭載したロボットがノーベル賞を勝ち取りたいと好奇心を持つことを祈りたい」と発言し、会場を沸かせた。

分科会では、ソニーコンピュータサイエンス研究所の北野宏明社長が「2050年にはAIが大きな発見をしてノーベル賞を受賞するのではないか」と示唆していた。

将棋では、AIが、俄然強い。残るは囲碁であるが、後1年で人間を凌駕するだろう。ボケ爺は、AIを活用して、調理器を考案したいのだが。先ずはコーヒーセットから始めたいとひそかに考案している。ミルは如何するか、ドリップが良いか、サイホンが良いのか?など等。さて完成、成功するかな? 

<読書>

「炎の経営者」高杉良 文春文庫

高杉の描く経済小説、経営者像は、いつも情熱家である。情熱をむき出しにする人を描く。それが何とも上手い。それにサラリーマンは泣かされるのだが。今までと違って、組織のルールをも教育する日本触媒の社長像であった。この時代の化学工業の社長は、20~30年を務めあげている。この点の問題の指摘は無かった。

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2017年1月10日 (火)

複雑系社会

 複雑系の社会は、「日本のモノつくり」に追っかけられたアメリカが、それに苦しみ、悩みに悩み、新たな社会対応の仕方考えてきた。先ずは複雑系経済から、芽が出てきた。それがアリゾナにあるサンタフェ研究所の設立に繋がったのである。

 複雑系社会では、思考方法のパラダイムを返還しなければならない。つまり、デカルトの「要素還元主義」の機械論がモノつくりの産業革命に有効に働いたことは間違えない。ボケ爺も、その頃の研究者、技術者は、大いに活用して来た。しかし、今は、その要素還元主義が、システムが複雑になり、限界に達している。

 生物論を基調とする、全体からの問題解析、分析でアプローチしなければ、研究開発が出来なくなってきている。「全体論主義の思考法」である。

 科学技術だけではなく、経済面では、「収穫逓減のモノつくり」から、今日アメリカで生まれ、強くなっている「収穫逓増の考え方」が、経済の成長を促している。

 今日、科学技術振興機構(JST)のCREST/さきがけ開発費支援の一期生の「次世代ナノ・エレクトロニクスのイノベーション・シーズ」の発表会に出席した。驚いたことに、それぞれの発表の素材の開発や、シミュレーション開発、回路の設計にも、全体からのアプローチになっている。つまり、上位概念(全体仕様)から、下位に降りてゆく手法だ。昔なら下位から上位へと、順序良く展開されていったものだ。ボケ爺の時代ではない、と、落ち込んだ。

 シーズの現場(大学の基礎研究)では、思考パラダイムは転換されている。頼もしい。

 複雑系の社会では、未来は予測できない。ビッグデータを解析しても、やはり過去の挙動だけの結果であり、そこから未来は、無限であり、予測できない。過去の問題点を直せば、未来は良くなるだろう、考えるが、そうなるかは保証できない。

<読書>

「これからの日本の論点」日本経済新聞社編 日本経済新聞社

=日経大予測2017= 

「日本の論点」大前研一 ダイヤモンド社

=大前の2017~18=

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2016年11月19日 (土)

東ロボ君、東大入試を諦める

 東大入試を頑張って来た東ロボ君(東大入試ロボット)は、遂に、東大入試を諦めた。先日受けた模擬テストで、偏差値57点であった。その進歩はわずかであって、後一浪しても、60点を超えることは出来ないということらしい。長文解釈、や、応用問題に弱いと言う。

 そのそも、基本アーキテクチャに何を使っての人工知能(AI)の開発であったのだろうか?そこの内容が知りたいが、そこは非公開である。囲碁勝負で、世界王者に勝ったOSはディープラーニングの最近はやりの基本ソフトであった。

 東ロボ君の頭脳はディープラーニングであったのだろうか?ディープラーニングはパターン認識の学習能力はずば抜けているが、さて、言葉だけの世界の長文解釈や、文章による応用問題は、やはり苦手なのかもしれない。

 確実に言えるのは、人工頭脳は進化し続ける、ことは間違いない。その時代に生きていないボケ爺は幸せだ。

<読書>

「学びとは何か」今井むつみ 岩波新書

単語単体だけでは、知識にならない。スキーマが必要だという。それに、1万時間の訓練が必要だ。つまり、一日3時間、10年、その道で頑張ってこそ、知識の基礎が出来る。その探求に臨んでこそ知の探求人になれる、と。クワバラ、クワバラ!

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2016年10月21日 (金)

コグニティブ・コンピューティング

イーコマース(EC)の世界では、「トラッキング」をベースに、顧客の購買動向を読み取り、新商品を提案する、ことが常識化している。その次に重要な人工知能(AI)のテクノロジーがコグニティブ・コンピューティングである。

それは、理解・推論・学習するシステムであり、コグニティブとは、「認知化する」、と声、表情、はたまた空気感などもコンピューターが理解することが可能となります。

つい最近、東京大学医科学研究所による驚くべき「成果」が発表された。膨大な医学論文を学習した人工知能(AI)が、白血病患者を「診断」し、医師に適切な治療法を助言して回復に貢献したという成果だ。AIは、通常の治療法では回復できなかった白血病患者が実は特殊なタイプの白血病であることを、わずか10分で見破ったのだが。

さて、ディープラーニング手法に次の進化はあるのだろうか?多分、ニューロコンピューティングとの戦いになるのだろう。

多くの研究者は、AIで、知的業務の70%が失うだろうと言われている。が、AIの更に上を行く仕事が現れるだろう、と楽観的だ。

<読書>

「インターネットの次に来るもの」ケヴィン・ケリー NHK出版「未来を決める12の法則」との副題が添えてある。科学の進歩は不可避である、と定義している。それを活用した世界は可否可能な世界である。人間の常識にゆだねるしかない、と。

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2016年10月17日 (月)

東大とNECが「夢の半導体」

 NECが東京大学の最先端AI(人工知能)研究でがっぷり組んだ。両者から「戦略的パートナーシップに基づく総合的な産学協創」であると、発表があった。NECは共同開発の金額を数億円に引き上げる、と言う。

そのポイントは、「ブレインモルフィックAI(ブレモル)」の早期実現を目指す。ブレモルは人間の脳神経にあるニューロンとシナプスのような構造を持った半導体で、電流の流れが物理的に変わることで人間のような思考を実現できると、その一人者の合原一幸・東大生産技術研究所教授が研究を進めているものである。

3年程度で、目途を立てたいと言う。AIは如何に小電力、小型に出来るかが、鍵である。従来のCPUを使って、水冷ので、大幅に小型に出来たスーパーコンピュータは、日本のベンチャから世界一の物がある。が、ノイマン型の従来回路である。

 IOT時代は、ARMCPUが、有望だとされていて、つい先日ソフトバンクが買収した。他にも、DSP, GCPの従来型のCPUが競争している。しかし、NEC-東大のニューロ型CPUが成功すれば、ARMは陳腐化する。変化の変化が早く、激しい競争力の産業分野に変わりは無い。さて、ニューロコンピュターの実用は何時になるのだろうか?

 完成すれば、AIコンピューターは大幅に進化するだろう。HWだけではなく、OSも忘れず確立してほしい。日本から。

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2016年10月 8日 (土)

生物は生き抜くために進化

 朝から冷たい秋雨に見舞われている。シトシトと降る雨は、風情がある。ボケ爺は大好きだ。特に秋雨は。枯れ行く生物を憐れむような、非人情なような。生物が生き抜くための宿命を背負っている。

 8月の末に、我が家の八重桜の葉っぱに毛虫が発生、あっという間に葉っぱは全て喰われてしまった。今年は残暑が厳しかったから、少し、新芽が出て来たが。なんと一輪だけ八重桜が咲いている。春と比べ、ほんのりと、優しいピンクである。

 桜は生き抜くために花を付け、種を設け子孫を残そうとする。桜はその機能は退化しているが、本能は残っている。

 面白い研究がある。しかし、最終的には恐ろしい結果が待っているだろう。それは、芽が出たところ頃に、電磁波を当てると、葉の生育に異常をきたすことなく、花が早く咲き、その分実がなり、その周期も、増えるという現象がある、という。夏野菜など、二回も取れるそうだ。その理由は解っていないが、生物の生き延びようとする因子の何かが、電磁波で異常を感じるのだろう、と推論している。

 電磁波は生物にとってどんな影響があるか十分には解っていないが、生物の生育に、機能に何らかの影響はあると言われて久しい。近年電磁波は、異常なほど増えている。自動車が自動運転になろうものなら、都心は電磁波で覆われる。恐ろしいことになる。

 温暖化も、意外と電磁波の影響かもしれない。人間の挙動も、電磁波の影響で、精神的な異常な行動を引き起こされているのかもしれない、と騒がれた時があったが。

 大隅教授のノーベル賞のオートファジーも、生物が生き延びるがための生物のメカニズムである。生物の機能は恐ろしい。

<読書>

「もっと知りたいマティス」天野知香 東京美術

マティスは、近代絵画の先駆者だという。セザンヌからピカソへとつないでいった立役者的存在だ、とも。モダニズムから、フォーブへと導き、プリミティブへ関心を示し、ピカソの超モダン。伝統を壊し、再構築をしながら、新しい発想を提案して来た画家だ。

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2016年10月 4日 (火)

オートファジー?

  スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル生理学・医学賞を、植物や動物など生物が細胞内で不要なたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明した東京工業大学の大隅良典栄誉教授(71)に贈ると発表した。

 今年も日本人がノーベル賞を受賞できる。改めて、日本の基礎科学の底力を感じる。今日の大学改革が、「基礎科学を大切にする」、ことを誤らないようにしてほしいものだ。いささか心配である。

 今年のノーベル生理学・医学賞の予想では、日本の得意とする免疫学系から選ばれるのでは、との噂であった。この分野の受賞が来年も期待をする。

 遺伝子分野では、今日、日本は目覚ましい研究成果を出している。それがDNAの分解と、その後の合成である。RNAは早くから分解できることは、アメリカから伝って来ていた。いろんなアミノ酸を作って、いろんなたんぱく質を作ることが出来る。その生物化学から、病原菌の仕組み、続いて、新薬の開発に活用できる。

 今回のオートファジー現象の、さらなる追求には、案外、このDNA分解技術が、補助線を引くことになるのではないだろうか。楽しみだ。

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2016年9月 3日 (土)

紙のはなし

 いつの間にか、9月に入っている。時は巡る。図書館の裏山の林のセミの声は、去りゆく夏を惜しむ、むせび泣きか?7年も暗い土の中で、我慢して生活をして、やっと下界に飛び立ったら、子孫を残す期間は一週間しかない。無我夢中でメスを呼ぶオスは哀れなり。

 紙の話をしたい。先日、工芸展の漆コーナーで、漆の中の異物を取り除くには、和紙をフィルターに使うと最高に良いらしい。ボケ爺の興味は、残された和紙と漆のコラボが面白い。その和紙は捨てられるらしい。それを使って、壁掛けオブジェを作ろうと、その収集を願い出た。

 紙は面白い。セルロースである。セルロースは、一本一本は強い。カーボンファイバー以上だ。又、自在に化けてくれる。これからの応用開発が面白い。紙の欠点は、親水性であり、水を吸い込むと、メチャ弱くなる。燃える事も欠点だが、これは防炎処理がホウ酸で出来る。撥水性を求めて奔放した。珪素のナノ物質をセルロースに絡ませることに成功。少々の水ははじく。面白い。

琵琶湖人力飛行機大会では、紙を使っている人は居ない。トンボの骨格を真似ている人も居ない。残念だ是非、和紙でトンボの骨格を作り、貢献したいのだが。

 紙の筒を、建設する柱、壁にして、簡単の内が建てられる、と言う人がいる。坂茂氏だ。阪神淡路大震災時に、教会を立てから、積極的に、紙の利用を建築に活かしている。ボケ爺は、珪素のナノ撥水剤で、貢献をしたいと思っている。

<読書>

「紙の建築 行動する」坂 茂 岩波書店

紙で建てる建築物は、将来面白い、とボケ爺は期待している。自分で作ってみようかな?

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2016年8月28日 (日)

U-ターンMRJ

 昨日のニュースに、MRJがアメリカに向かって、飛び立ったにもかかわらず、引き返してきた。何故か?空調システムの不調が理由だったようだ。

 実は、その前日にも、引き返していたようだ。理由は、同じ、と言うことだが?報道が無いので不明である。

 国産初の小型(90人クラス)ジェット旅客機、と日本の航空機産業界は期待をしている。国民も、期待していただろう。

 たかが、空調システムだ、根本的な飛行システムではない、と言って慰めるのだが、運航認定は、そんなに甘いものではない。

 もし、更に1年遅れると、MRJは飛翔しないだろう。残すところ、1年の命である。小児がんに掛かっているような状態だ。がん治療には、キツイ決断が要る。辛い時期を我慢しなければならない。ガンバレMRJ。皆寄って、たかって手術を施せ。

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2016年8月11日 (木)

金メダルに湧く、リオ

 今日は朝から、リオ・オリンピックでの、金メダルラッシュに沸いている。実に、素晴らしいことだ。日本人も捨てたものではない。精神的にも強くなったようだ。世界での試合経験が多くなったからだろうか?

しかし、NHKのはしゃぎようは異常であることには変わりない。特に、インタビューはいけない。品格が無い。2020年のオリンピックは?と、問う。無理に言わせている。

 よくよく考えると、金・銀・銅メダルの貴金属を用意する事は、大変だ。ある人は、スマホ、PCの基盤に使われている、金、銀、銅を使ってメダルにしようと、リサイクルを提唱している人々がいる、その主幹から賛同の合意を求められた。当然賛同したが。

 一方、 「熱水」と呼ばれる海底の火山活動を利用して金や銅などの金属を「養殖」しよう、という研究が進んでいる。採掘の歴史を変える。採掘の鉱物から、金属を抽出するには、多量の有害物質の処理が大変だ。海底では、その処理が火山熱で、事前に処理されている可能性があるようだ。貴重な「海底の湯の花」である。

 今まで、海底からは、希少金属(レアメタル)の含有量も多いと、騒がれている。日本の海底の時代がやって来る。

<読書>

「防諜捜査」今野敏 文芸春秋

公安の作業の内容がよく理解できる。「倉島警部補シリーズ」の一作である。ロシア人の殺害と、ロシアマフィアとの関係を追っかける。嘘を見極められなく、横道にそれるが、すぐに正し、真の犯人に迫る。警察人の機微を知るに、豊かな作品だ。

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