2019年1月13日 (日)

技術動向はCESから

 ラスベガスで行われていたCES。家電・技術見本市は、毎年、年初めに行われる。今年以降に起こるであろう技術の動向の洞察に役に立つ見本市として、この筋(IT関連企業)には有名だ。ボケ爺も、IT関連の仕事をしていたので、此のラスベガスは、毎年訪れていた。未来技術の動向は、すべてはラスベガスから始まる、と言っても過言ではない。

だが、近年は自動車関連の技術見本市の様になり、従来のIT関連の話題は隅に追いやられている。今年も自動車関連の話題に不自由はしない。

 その中心は、自動運転であり、その基礎技術がAI技術である。それに、コミュニケーション(ネットワーク)通信技術が、さらに重要であることには変わりない。その中心が5Gである。米中貿易摩擦も、ここの技術領域が中心となろう。

 ベライゾン・コミュニケーションズのハンス・ベストバーグCEOの基調講演でもアメリカの一部のサービスを2018年から始めたが、さらに地域を広げる、と。5Gの活用に、ドローン飛行、医療、外科手術、などのサービスを開始できるという。

 クァンタム社はデータ処理方法が変わり、ロボットなどとの通信が劇的に変化するとか。ロボットの世界も激変するだろう。

 AIでは、5Gと結びついて、特に音声技術では、あらゆるIOTとの通信が4倍となり、家庭、家電が激変するだろうともいう。この中心がアマゾンだ。さて日本は付いていけるだろうか?

 P&G社は化粧販売、あるいは化粧技術にAIを活用するようだ。その他、第一次産業への応用も話題であるようだ。スタートアップ企業もたくさん参加しているらしい。

 この世界では、技術者の獲得合戦にいとまがない。スタートアップ企業の奪い合いが日常茶飯事である。日本では、大人しいのは良いが、これで良いのか?日本は絶対的に、この分野の研究員や技術家が不足している。

基本技術の中心はAI技術と5G技術であるが、商品化となれば、その活用の創造性がカギだ。日本のこれらの基礎技術においても遅れが目立つが、その組み合わせの商品の創造性にどこまで付いていけるか?日本の「こと」の創造性に期待したい。

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2019年1月 7日 (月)

音で操作の電子レンジ

 電子レンジに、音声でレシピを入力して、AIでクッキングする家電が評判になっているとかのニュースを聞く。開発者はアメリカ(Amazon)だという。決して日本ではない。

 ダイソンに扇風機を、エヤークリーナー、掃除機迄、イノベーションで制覇されてしまった。家電で、さらに、海外からは色んな創造がなされているらしい。日本にはない。日本は高機能だけを追っかけている。だが、海外では、便利さや、好感度を追及されている。

 日本のものつくりは、技術の延長線上の高機能だけしか発想できない。完成に訴える製品開発はできない。日本のものづくりはHWだけだ。海外では、SWに価値を見出している。日本流で言うなら、「もの」と「こと」と言うことで「こと」と言う「ワビ」「サビ」の様なことを「こと」と古代では表現していた。

 昨夜も、大河ドラマを観ることなく、N協の交響楽を聞いていた。ラフマニノフのピアノ協奏曲だった。クラッシックで、ピアノの音色で、何故、心が洗われるのか?これが「こと」なのだろうか?

 平成が4月いっぱいで、「終わる」。それまでに平成30年で、「何故日本だけが成長できないのか?」「何故、日本だけ一人負けたのか」の現象を解明しなければ平成を終えるわけにはいかないのでは、と思っている。

<読書>

「願わくは、鳩のごとくに」杉田成道 扶桑社

夫が57歳、妻が27歳で、30歳の夫婦の子育て奮闘記、と言えるのか?なんとも不思議で、ほのぼのとしたノンフィクション(?)である。妻の父親は夫より6歳ほど年下だ。妻は24歳ごろに、この夫に惚れてしまった(恋をした)。数学を専攻していた。恋をしたあとでは、医者になると言う。何故か、年寄りの夫を長生きさせるためだそうだ。医学生になって二子を授かり、学生のまま子育て。不思議な結婚もある。

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2018年12月30日 (日)

平成の終わりの心配事

 少子高齢化の先端を走る日本で、あれこれ言われている。100年寿命時代に突入だとか?本当にそうなるのであろうか?健康年齢が伸びなくては、意味を持たない。

 今日、世界は一部の場所を除いて、戦争で亡くなる人が少なくなっている。一方、政治不安で貧困が止まない国もある。このまま、世界の人口は増え続けるのであろうか?日本は長寿命で健康だからと、定年を延長する。これは政治的な策略ではなかろうか?保険金が賄えない、賃金を抑えて、労働力の減少と言いながら、老人を働かせる、目的だろう。隠居の活用は何処へ行ったのか?

 ボケ爺の心配は、戦争や貧困も心配だが、その前に、天災の被害による経済の停滞が、先ず、第一の心配事である。昨年も年々、世界的に増えてきている印象がある。これは、自然現象だから仕方がない。地球の何かが変わってきている。太陽の活動に関係している、とボケ爺は思うのだが、専門外だ。温度上昇はCO2が悪者だが、海中火山の活動が活発になっていないか?

 それ以上に心配は、病原菌の変化、即ち、「感染症」である。日本では、風疹がジワリと増えてきている。エイズも日本は最先端を走はじめている。

 平成は、世界的に見れば、感染症の浮き沈みが激しかった30年となるのではないだろうか?

 新興感染症(新たに見つかる病原菌)には、エボラ出血熱、エイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)、鳥インフルエンザ(H5N1)、 サーズ(SARS、重症急性呼吸器症候群)、マーズ(MERS、中東呼吸器症候群)、 O157(腸管出血性大腸菌感染症)などがある。人口増加にはこの感染症が阻む歴史がある。

 再興感染症(再び猛威を振るう)には、マラリア、ペスト、ジフテリア、結核、狂犬病、デング熱、黄熱病、コレラ、風疹などがある。

 さて、これらに、いかに立ち向かえるのか?平成後の課題であり日本の出番である。

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2018年12月16日 (日)

最終コンサルティング報告書

 ある企業への最終のコンサルティング報告書を作成し終えた。ホッとするが、さて受け入れられるのか?コンサルティングとはつまらない仕事である。相手企業が理解して、実行してくれるか、無視されるのか、は報告者の意思とは関りがない。

 ボケ爺は、技術者であるから、技術力について聞かれることが多い。「尖った技術」は、大企業からは生まれることは稀である。多くは、小規模である。

その前に、技術力の定義が必要だ。「構成(Concept)とか、Architecture(全体Design)」の技術力は、むしろ、大企業から生まれることも多い、その中の部品とかサブユニット、例えば、車で言うなら、エンジンとか、ミッションとか、ショックアブソーバーとかの「尖った技術力」は、中小企業から生まれることが多い。

車で言うなら、エンジン開発であれば、マツダでは、先端を走っている。ジーゼルエンジンでは、ヨーロッパの企業を超えている。さらに、昔はロータリエンジン、最近の最高の燃費のガソリンエンジン、EV車の電源に、小型ロータリエンジンで発電、など。スバルは、常時4WD、対向エンジン、だが、トヨタと一緒になってから、次の尖った技術が無くなった。

Concept車(セグメントを塗り替える)はホンダから、生まれてくる。トヨタは、それを待ってすぐ追従。つまり二番手戦略だ。

又、技術力は、「継続性」が必要だ。マツダは下手であったから企業としては伸びなかった。何故か、継続車の出来が悪かったからだ。その点、トヨタはこの技術がすごい。後継車は必ず、進歩しており顧客は安心して継続する。80点主義だからだ。マツダの様に、満点の車を出した後の後継車は満点でなければならなく、必ず失敗する。

このように、技術力の評価とその育成には難しく、経営者の経営指針による。さて、弱電事業、半導体事業など、ICT事業は、そこまでの議論に至らないほど弱体化してしまっている。HUAWEIの5Gも、日本は周回遅れだ。残念な生き物(弱電(ICT)企業)となってしまった。

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2018年12月11日 (火)

日本のイノベーション力は?

 毎年、暮れに、文科省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)主催の「政策研究レヴューセミナー」が開かれる。今年も、今日に開かれたので聞きに行った。

 毎年データーは詳しくなるし、見えるか(可視化)される。しかし、客観化しようとするために、前提が増えて、逆に分からなくなってくる。推測で言えなくなったからだ。

 全体的に言えば、「新しい分野への挑戦は、日本は、最低だ」。従来からの基盤には、根強い研究が行われている、らしい。

 大学の財務指標からは、必ずしも研究費は減ってはいない。委託研究費が増えているかららしいが。大学間で大きな差が出てきている。

 大学発のベンチャーは、一時期増えていたが、2008年のリーマンショックで、激減してから、少しは増えているが、基本には少ない。

 博士のキャリアーを追跡しているらしいが、博士は増えていない。企業が求める博士は、ほんの少し増えているが、世界比較では愕然と少ない。日本では、博士の研究開発力に期待してないようだ。修士卒が中心だ。

 民間企業の研究開発力の結論は、研究開発費は増えていない。大学に委託するケースが多い。海外とのつながりは、伸びていない。国内で済ましている。

 オープンサイエンスの時代、どうするか?これからの課題である。

 要は、日本の研究技術力は世界比べて、先行国の中では最低水準。中国が急伸している。日本は「寂しい限り」と言うことか? これで良いのか残念な日本!

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チャイノベーション(海亀族)

 HUAWEI(ウァーウェイ)の副会長兼CFOの孟氏がカナダで、アメリカの要請を受けて捕まったとのニュースは、ボケ爺には衝撃的だった。イランに違反輸出していた、とのことらしい。

 コンピュータの技術について、日本イズナンバーワンと言われ、いい気になっていた時代の日本も、昔の話だが、技術の盗みで捕まった企業が居た。技術移転問題は厳しく管理されていた。今はどうか?ザルであろう。なぜなら日本にはそんな力が無いことでアメリアは安心している。

 表題のチャイノベーション、と新しい用語が見つかった。これはアメリカが中国を恐れているからだ。中国では「海亀族」と言うらしい。300万人はくだらない。優秀な若者が、アメリに住んでいる。アメリカの警戒は一口では言い表せない。

 中国内部では、教育に「競争原理を取り入れて」、20歳前に修士課程を終えることもできる、と言う。教育は、共産主義ではない。それに比べて、日本の教育方針は共産主義である。これでは、これから先、ノーベル賞はおぼつかない。日本の文科省は大いに反省すべき。

 HUAWEIの5G技術開発には、日本の開発費の50倍もの費用が投入されている。アメリカは日本を相手にしていない。ビジネスの場としては利用するだろう。技術力ではない。日本の技術には全く眼中にない。残念な日本である。

 シリコンバレーではHUAWEIの技術を当てにして、システム開発をしていた起業家には大打撃だ。

 自動運転についても、認証技術、検索エンジン、AI、ロボット、次世代半導体など、最先端の技術の基礎を、アメリカから持ち帰っていて、進化させている。アメリカの焦りはかなりのものだ。

 イスラエルの科学技術力はユダヤ資金。チャイナの資金は華僑資金。さてこの争いの決着はあるのだろうか?米中貿易戦争(経済戦争)は? いずれにしても日本は蚊帳の外。

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2018年12月10日 (月)

下町ロケット

 日曜の9時からのTVで、「下町ロケット、ヤタガラス」が放映されている。中小の企業(起業家からの成長した、佃製作所)になった活動と大企業(帝国重工)との戦いの「池井戸潤」作品です。

 ヤタガラスとは、人工衛星から発せられるGPSの電波を活用して、日本の農作業の小型トラックターを無人操縦して、人口減少に対処しよう。そのためには、その自動運転の制御が、単に、位置情報だけで、済む話ではない。ぬかるみでハンドルを取られるし、車輪が泥沼にと取られ、車輪の回転ムラが起きるし、エンジンやトラックミッションでその制御も連動しなければならない、難しい技術と想定されている。

 ボケ爺は、技術者だから、この技術を中心とした競争の仕方、あり方、など大いに参考になる。大企業の組織の硬直化、管理職の派閥争い。小企業のフラットな組織、フレキシブルな考え。さらに第三者(競業)の邪魔が入り込む。これは、まさしく「MOT」の見本のような教材である。

 池井戸潤の作品には、ビジネスマンや、技術者は、目を離せない。

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2018年12月 9日 (日)

寒波の夕に三日月

 仙川の丘から夕陽を眺めていたが、北の方から黒い雲が流れてきて、夕陽を邪魔して、富士山は見えなくなった。その黒い雲の帯の上に三日月が、寒々を感じる薄青い空に。東京は最低な気温だ。寒波の襲来だ、と言う。

 実篤公園は今日も子供づれが池の鯉とじゃれている。山茶花の塀は、いろんな色の山茶花の花で賑わっている。枯れ枝にミノムシの蓑傘(田舎ではミノムシの繭を、多分、蓑傘、と言っていた、と記憶しているが?)がポツンとぶら下がっていた。冬ごもりなのだろう。

 そういえば、ミノムシの糸は、蜘蛛の糸の2~3倍は強いということが分かったらしい。農研機構と興和株式会社とが、技術開発に成功した、とのニュースがあった。蜘蛛を育てるのは難しいだろうが、ミノムシなら何とかなるのではないか?蚕の様な買い方も考えられる。楽しみな技術になりそうだ。

 絹糸では、蚕の糸の遺伝子操作で、強度改善、それには、蜘蛛の遺伝子を付加するとか?ナノカーボンチューブを食べさせるとか?強度だけではなく、色を発する絹糸に変身させるとか。

 スバイダーシルクの事業化は、慶應義塾大の鶴岡にある生物研究所発、ベンチャーが起業している。大学では、農工大。信州大と京丹後市が。アメリカではKBL社が。その他、山形、他、技術開発と事業化が、かなり進んでいる。要はタンパク質だが、楽しみな科学である。

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2018年10月 3日 (水)

ノーベル医学生理学賞2018

 

 

 

 今年のノーベル医学生理学賞に本庶佑・京都大特別教授、とニュースで知る。名誉ある功績である。日本の基礎学力にうれしく思う。

 

 がん治療には、手術、投薬、放射線、と進んできているが、第四の道に、今回の受賞内容の免疫学を活用する方法が実現の方向で、賛美されたのだろう。

 

 免疫的手法は、基礎学を免疫学であることは言うまでもない。ボケ爺は、「多田富雄」の「免疫の意味論」を、独学で勉強して、免疫学は奥が深いと、思っていた。また、日本は多田教授をはじめとして、日本は先端を走っていたことも興味を持っていた。

 

 「オプジーボ」と言う言葉もどこかで耳にしていた。なじみの単語だった。この製薬で、免疫をコントロールしてがん細胞を撃退できるなら、素晴らしいことだ。誰かが言っていたように、「ペニシリン」の大発見に相当するのではないでしょうか?

 

 さらに、がん治療には、第五、第六の道が開けつつあるという。遺伝子による方法(免疫法にいているが)とか、遠赤外によるがん細胞破壊法なども、聞こえてくる。

 

 科学は、「基礎が大切だ」、ということではないだろうか?さて今の大学改革で、本当に基礎学力が大切にされるのだろうか?ボケ爺は心配している。

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2018年7月15日 (日)

AI時代の翻訳

 ボケ爺は、英作文に悩まされるコンサルティングをしている。パワーポイントを英文で作る、Excelを英文で作る、提案書をWordに英文で作成する。

 英語学習をサボってきたボケ爺にとっては、全くの異世界。今までの英語力では、全く通じない。悩んでいる。AI時代になって、通訳が出来るようになる時代を早く来ないかを待っているいるのだが。

 その前に、Googleの通訳アプリをよく利用する。なるほど良くできている。なんとなくは通じる(英文にはなっている)が、現地人にとっては理解し難いらしい。首を傾げながら分かったふりはしてくれる。だが、理解できていないのだ。

 そこで、気が付いたのだが、日本語入力の方を変える必要があることに。つまり、AI時代の通訳には、日本語の方を、英文変換に合わせるような教育が必要になるのではないだろうか?

 例えば、主語を明確にする。「私は」「私が」、「貴女は」「貴女が」などを入れた翻訳と、入れなかった翻訳では、Google翻訳はかなり違って翻訳される。第一人称、二人称、三人称を、明確にするだけでも英訳は違うのである。

 AIの時代、日本語教育を変えなければならない。ならば、日本語もAIによって正確な翻訳になるようだ。

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