2017年8月 6日 (日)

黒船襲来で薩長同盟?

 トヨタとマツダがEVで協調、と新聞を賑わせている。今更、という思いだ。我が家のブドウの木にニイニイゼミが賑やかに泣き叫んでいる。悲しい7年の我慢と7日間の哀れなセミの世界だ。ガラパゴス日本のハイブリッド自動車の運命に似ている。

最初の仕掛けは、 76日、フランスのマクロン政権が2040年までにガソリン車・ディーゼル車の販売を禁止すると発表した。政府の仕掛けである。英政府は26日、2040年までにガソリン車やディーゼル車の販売を全面的に禁止すると発表した。

このEUの動きが日本政府ではなく、企業の危機感で同盟の発表である。江戸幕府の動きと全く同じである。日本は後追いの決断のしかできない癖が抜けない。後追い規制は喜んで作るが。経済の変革を成すような規制、又は、成長戦略は作れない。

何度も嘆くが、残念な日本気質だ。いま、EV車で、最も先頭を走っているのが中国である。「珠海にて」の中国の変化をエッセイしているが、そこでも繰り返し忠告しているのだが。

日本に上陸しているテスラ自動車のショールームでの作品を見ると、単なるエンジンに代わって、モータに代わっただけではないEVのコンセプトとして、いろんなイノベーションが組み込まれている。

ボケ爺の言いたいのは、完成品のEV車は、今と同じように、後追いで十分に勝負は出来る力はある。ただし、自動車メーカがEV車で、リードできる時は、の条件である。

もしも、今の自動車メーカでない別の産業からの参入がリードする場合、例えばテスラのように、日本でいえばパチンコ業とか、玩具屋(任天堂のが変身)などが参入してくると、厄介だ。基本的に日本は部品やである。オープンアーキテクチャの世界に乗り込んで、モータ+ドライバー、とか、ドライバー+制御装置、などを標準化で先行することだ。ドローンのモータ制御装置のように。

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2017年4月30日 (日)

ラムサムウェアとは?

    ラムサムウェアを知っていますか?ランサムウェア被害が急増していると言う。トレンドマイクロが、昨年実施した調査では、およそ4社に1社が、ランサムウェアの被害を受け、そのうち約半数が300万円以上の修理代を払わされるらしい。
感染して、スキミングされて重要なデータが盗まれる(情報漏えい)感染ウイルスとは有名だが、それとは異なり、感染するとコンピュータへのアクセスを制限し、重要なファイルを暗号化されて、開けられなくなってしまうタチの悪い犯罪だ。
 感染した個人のPCが使えなくなるだけではなく、社内のネットワーク経由でファイルサーバにも影響を与えて、社内ファイルが開けなくなる恐れもある。情報漏えいウィリスと同じだ。そうなるとバックアップをしていなければ、どうにも手立てがなくなってしまう。またバックアップを取っていても、元の状態に復旧させるのには手間も時間も費用も膨大なものになってしまう。
<読書> 「世界を変える100の技術2017」日経BP 2017年の世界情勢は予断を許さない変化の時代に入った。保護主義国家が増えるだろう。日本はそれに引きずられるだろうか?否、差に非ず、技術立国の日本は底力を発揮するだろう、と明るい宣言がなされている。残念ながら、日本の技術の紹介は、驚くような技術は何一つない。世界を見ての比較でなければならない、と思うのだが。全くのガラパゴスになっている。日経にして、科学、技術の洞察力の無さは、これで良いのか?

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2017年4月 9日 (日)

AIがノーベル賞を?

AIの進化の可能性などについて、議論で白熱した。その機会は、「スウェーデンのノーベル財団」と「日本学術振興会」は、ノーベル賞受賞者らと一般市民が対話する「ノーベル・プライズ・ダイアログ・東京2017」を226日に開催した。

理化学研究所脳科学総合研究センターの利根川進センター長は「人工知能を搭載したロボットがノーベル賞を勝ち取りたいと好奇心を持つことを祈りたい」と発言し、会場を沸かせた。

分科会では、ソニーコンピュータサイエンス研究所の北野宏明社長が「2050年にはAIが大きな発見をしてノーベル賞を受賞するのではないか」と示唆していた。

将棋では、AIが、俄然強い。残るは囲碁であるが、後1年で人間を凌駕するだろう。ボケ爺は、AIを活用して、調理器を考案したいのだが。先ずはコーヒーセットから始めたいとひそかに考案している。ミルは如何するか、ドリップが良いか、サイホンが良いのか?など等。さて完成、成功するかな? 

<読書>

「炎の経営者」高杉良 文春文庫

高杉の描く経済小説、経営者像は、いつも情熱家である。情熱をむき出しにする人を描く。それが何とも上手い。それにサラリーマンは泣かされるのだが。今までと違って、組織のルールをも教育する日本触媒の社長像であった。この時代の化学工業の社長は、20~30年を務めあげている。この点の問題の指摘は無かった。

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2017年1月10日 (火)

複雑系社会

 複雑系の社会は、「日本のモノつくり」に追っかけられたアメリカが、それに苦しみ、悩みに悩み、新たな社会対応の仕方考えてきた。先ずは複雑系経済から、芽が出てきた。それがアリゾナにあるサンタフェ研究所の設立に繋がったのである。

 複雑系社会では、思考方法のパラダイムを返還しなければならない。つまり、デカルトの「要素還元主義」の機械論がモノつくりの産業革命に有効に働いたことは間違えない。ボケ爺も、その頃の研究者、技術者は、大いに活用して来た。しかし、今は、その要素還元主義が、システムが複雑になり、限界に達している。

 生物論を基調とする、全体からの問題解析、分析でアプローチしなければ、研究開発が出来なくなってきている。「全体論主義の思考法」である。

 科学技術だけではなく、経済面では、「収穫逓減のモノつくり」から、今日アメリカで生まれ、強くなっている「収穫逓増の考え方」が、経済の成長を促している。

 今日、科学技術振興機構(JST)のCREST/さきがけ開発費支援の一期生の「次世代ナノ・エレクトロニクスのイノベーション・シーズ」の発表会に出席した。驚いたことに、それぞれの発表の素材の開発や、シミュレーション開発、回路の設計にも、全体からのアプローチになっている。つまり、上位概念(全体仕様)から、下位に降りてゆく手法だ。昔なら下位から上位へと、順序良く展開されていったものだ。ボケ爺の時代ではない、と、落ち込んだ。

 シーズの現場(大学の基礎研究)では、思考パラダイムは転換されている。頼もしい。

 複雑系の社会では、未来は予測できない。ビッグデータを解析しても、やはり過去の挙動だけの結果であり、そこから未来は、無限であり、予測できない。過去の問題点を直せば、未来は良くなるだろう、考えるが、そうなるかは保証できない。

<読書>

「これからの日本の論点」日本経済新聞社編 日本経済新聞社

=日経大予測2017= 

「日本の論点」大前研一 ダイヤモンド社

=大前の2017~18=

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2016年11月19日 (土)

東ロボ君、東大入試を諦める

 東大入試を頑張って来た東ロボ君(東大入試ロボット)は、遂に、東大入試を諦めた。先日受けた模擬テストで、偏差値57点であった。その進歩はわずかであって、後一浪しても、60点を超えることは出来ないということらしい。長文解釈、や、応用問題に弱いと言う。

 そのそも、基本アーキテクチャに何を使っての人工知能(AI)の開発であったのだろうか?そこの内容が知りたいが、そこは非公開である。囲碁勝負で、世界王者に勝ったOSはディープラーニングの最近はやりの基本ソフトであった。

 東ロボ君の頭脳はディープラーニングであったのだろうか?ディープラーニングはパターン認識の学習能力はずば抜けているが、さて、言葉だけの世界の長文解釈や、文章による応用問題は、やはり苦手なのかもしれない。

 確実に言えるのは、人工頭脳は進化し続ける、ことは間違いない。その時代に生きていないボケ爺は幸せだ。

<読書>

「学びとは何か」今井むつみ 岩波新書

単語単体だけでは、知識にならない。スキーマが必要だという。それに、1万時間の訓練が必要だ。つまり、一日3時間、10年、その道で頑張ってこそ、知識の基礎が出来る。その探求に臨んでこそ知の探求人になれる、と。クワバラ、クワバラ!

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2016年10月21日 (金)

コグニティブ・コンピューティング

イーコマース(EC)の世界では、「トラッキング」をベースに、顧客の購買動向を読み取り、新商品を提案する、ことが常識化している。その次に重要な人工知能(AI)のテクノロジーがコグニティブ・コンピューティングである。

それは、理解・推論・学習するシステムであり、コグニティブとは、「認知化する」、と声、表情、はたまた空気感などもコンピューターが理解することが可能となります。

つい最近、東京大学医科学研究所による驚くべき「成果」が発表された。膨大な医学論文を学習した人工知能(AI)が、白血病患者を「診断」し、医師に適切な治療法を助言して回復に貢献したという成果だ。AIは、通常の治療法では回復できなかった白血病患者が実は特殊なタイプの白血病であることを、わずか10分で見破ったのだが。

さて、ディープラーニング手法に次の進化はあるのだろうか?多分、ニューロコンピューティングとの戦いになるのだろう。

多くの研究者は、AIで、知的業務の70%が失うだろうと言われている。が、AIの更に上を行く仕事が現れるだろう、と楽観的だ。

<読書>

「インターネットの次に来るもの」ケヴィン・ケリー NHK出版「未来を決める12の法則」との副題が添えてある。科学の進歩は不可避である、と定義している。それを活用した世界は可否可能な世界である。人間の常識にゆだねるしかない、と。

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2016年10月17日 (月)

東大とNECが「夢の半導体」

 NECが東京大学の最先端AI(人工知能)研究でがっぷり組んだ。両者から「戦略的パートナーシップに基づく総合的な産学協創」であると、発表があった。NECは共同開発の金額を数億円に引き上げる、と言う。

そのポイントは、「ブレインモルフィックAI(ブレモル)」の早期実現を目指す。ブレモルは人間の脳神経にあるニューロンとシナプスのような構造を持った半導体で、電流の流れが物理的に変わることで人間のような思考を実現できると、その一人者の合原一幸・東大生産技術研究所教授が研究を進めているものである。

3年程度で、目途を立てたいと言う。AIは如何に小電力、小型に出来るかが、鍵である。従来のCPUを使って、水冷ので、大幅に小型に出来たスーパーコンピュータは、日本のベンチャから世界一の物がある。が、ノイマン型の従来回路である。

 IOT時代は、ARMCPUが、有望だとされていて、つい先日ソフトバンクが買収した。他にも、DSP, GCPの従来型のCPUが競争している。しかし、NEC-東大のニューロ型CPUが成功すれば、ARMは陳腐化する。変化の変化が早く、激しい競争力の産業分野に変わりは無い。さて、ニューロコンピュターの実用は何時になるのだろうか?

 完成すれば、AIコンピューターは大幅に進化するだろう。HWだけではなく、OSも忘れず確立してほしい。日本から。

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2016年10月 8日 (土)

生物は生き抜くために進化

 朝から冷たい秋雨に見舞われている。シトシトと降る雨は、風情がある。ボケ爺は大好きだ。特に秋雨は。枯れ行く生物を憐れむような、非人情なような。生物が生き抜くための宿命を背負っている。

 8月の末に、我が家の八重桜の葉っぱに毛虫が発生、あっという間に葉っぱは全て喰われてしまった。今年は残暑が厳しかったから、少し、新芽が出て来たが。なんと一輪だけ八重桜が咲いている。春と比べ、ほんのりと、優しいピンクである。

 桜は生き抜くために花を付け、種を設け子孫を残そうとする。桜はその機能は退化しているが、本能は残っている。

 面白い研究がある。しかし、最終的には恐ろしい結果が待っているだろう。それは、芽が出たところ頃に、電磁波を当てると、葉の生育に異常をきたすことなく、花が早く咲き、その分実がなり、その周期も、増えるという現象がある、という。夏野菜など、二回も取れるそうだ。その理由は解っていないが、生物の生き延びようとする因子の何かが、電磁波で異常を感じるのだろう、と推論している。

 電磁波は生物にとってどんな影響があるか十分には解っていないが、生物の生育に、機能に何らかの影響はあると言われて久しい。近年電磁波は、異常なほど増えている。自動車が自動運転になろうものなら、都心は電磁波で覆われる。恐ろしいことになる。

 温暖化も、意外と電磁波の影響かもしれない。人間の挙動も、電磁波の影響で、精神的な異常な行動を引き起こされているのかもしれない、と騒がれた時があったが。

 大隅教授のノーベル賞のオートファジーも、生物が生き延びるがための生物のメカニズムである。生物の機能は恐ろしい。

<読書>

「もっと知りたいマティス」天野知香 東京美術

マティスは、近代絵画の先駆者だという。セザンヌからピカソへとつないでいった立役者的存在だ、とも。モダニズムから、フォーブへと導き、プリミティブへ関心を示し、ピカソの超モダン。伝統を壊し、再構築をしながら、新しい発想を提案して来た画家だ。

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2016年10月 4日 (火)

オートファジー?

  スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル生理学・医学賞を、植物や動物など生物が細胞内で不要なたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明した東京工業大学の大隅良典栄誉教授(71)に贈ると発表した。

 今年も日本人がノーベル賞を受賞できる。改めて、日本の基礎科学の底力を感じる。今日の大学改革が、「基礎科学を大切にする」、ことを誤らないようにしてほしいものだ。いささか心配である。

 今年のノーベル生理学・医学賞の予想では、日本の得意とする免疫学系から選ばれるのでは、との噂であった。この分野の受賞が来年も期待をする。

 遺伝子分野では、今日、日本は目覚ましい研究成果を出している。それがDNAの分解と、その後の合成である。RNAは早くから分解できることは、アメリカから伝って来ていた。いろんなアミノ酸を作って、いろんなたんぱく質を作ることが出来る。その生物化学から、病原菌の仕組み、続いて、新薬の開発に活用できる。

 今回のオートファジー現象の、さらなる追求には、案外、このDNA分解技術が、補助線を引くことになるのではないだろうか。楽しみだ。

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2016年9月 3日 (土)

紙のはなし

 いつの間にか、9月に入っている。時は巡る。図書館の裏山の林のセミの声は、去りゆく夏を惜しむ、むせび泣きか?7年も暗い土の中で、我慢して生活をして、やっと下界に飛び立ったら、子孫を残す期間は一週間しかない。無我夢中でメスを呼ぶオスは哀れなり。

 紙の話をしたい。先日、工芸展の漆コーナーで、漆の中の異物を取り除くには、和紙をフィルターに使うと最高に良いらしい。ボケ爺の興味は、残された和紙と漆のコラボが面白い。その和紙は捨てられるらしい。それを使って、壁掛けオブジェを作ろうと、その収集を願い出た。

 紙は面白い。セルロースである。セルロースは、一本一本は強い。カーボンファイバー以上だ。又、自在に化けてくれる。これからの応用開発が面白い。紙の欠点は、親水性であり、水を吸い込むと、メチャ弱くなる。燃える事も欠点だが、これは防炎処理がホウ酸で出来る。撥水性を求めて奔放した。珪素のナノ物質をセルロースに絡ませることに成功。少々の水ははじく。面白い。

琵琶湖人力飛行機大会では、紙を使っている人は居ない。トンボの骨格を真似ている人も居ない。残念だ是非、和紙でトンボの骨格を作り、貢献したいのだが。

 紙の筒を、建設する柱、壁にして、簡単の内が建てられる、と言う人がいる。坂茂氏だ。阪神淡路大震災時に、教会を立てから、積極的に、紙の利用を建築に活かしている。ボケ爺は、珪素のナノ撥水剤で、貢献をしたいと思っている。

<読書>

「紙の建築 行動する」坂 茂 岩波書店

紙で建てる建築物は、将来面白い、とボケ爺は期待している。自分で作ってみようかな?

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