2017年12月14日 (木)

量子コンピューター

 ムーアの法則のシリコン半導体を中心とした半導体の深化は着実に進んでいる。回路は3D化するし、その電源の配線は、冷却も考えて、解液になるだろう。

 それでも、ムーアの法則には限界はあろう。そこに朗報が飛び込んだ。東大を中心とした光量子コンピューターの実現が見えてきた、と、IBMがさらに進んだ量子コンピューターの開発に成功した、と言うニュースである。量子回路が胡散臭いと言われていた量子ゲートでの成功だ。IBM50量子ビット」の成功で、今後ますます研究に投資が行われるであろう。Apple, Googleも投資している。

 これで、やっとムーアの法則を気にしなくていいのかもしれない。量子コンピューターは,むやみやたらと計算が早い。計算を使う金融は当然ながら、化学(創薬、たんぱく質創造、その他)の世界には数々の革命が起きるだろう。

 1985年、ドイッチュは、「量子計算模型」と言える量子チューリングマシンから始まり、2011年に突如として、カナダの企業D-Wave Systemsが量子コンピューター「D-Wave」の建造に成功した、と。2012年、セルジュ・アロシュデービッド・ワインランドノーベル物理学賞を受賞した。

 ものつくりでは、核磁気共鳴・電子スピン共鳴、窒素空孔欠陥スピン・シリコン核スピン、量子ドット、量子光学、超伝導素子、イオントラップ、方式が考えられている。日本はこの辺りは、結構強いのかもしれないが?

 IBMの量子ゲートとは、「ブール論理にもとづいた論理ゲートによる論理演算をベースとして行われる。

 自動車企業のVWは、この分野に投資している。その利用が、なんと電池の開発だろうだ。なんと遠大な!さらに交通網制御だそうだ。さて、日本は?

 これが普及すれば、金融街での革命が起きる、それは、仮装通貨が失墜すると言うが?ボケ爺には、この分野はよく理解できない。

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2017年12月13日 (水)

折り紙とカブトムシ

 折り紙は日本の昔からの芸術だ。文化だ。今では、大学で、折り紙数学の発想から多くの学術的な論文が出てきている。明治大学をはじめ、東大に至るまで。

  カブトムシの幼虫の頭には、角に成長する前の「角原基」(縦横、厚さ各約1センチ)という、袋状のしわの多い組織が畳まれていることが分かっていた。 その後は解っていなかった。

「さなぎになる時」に膨らんでできることが分かったと、名古屋大などの研究グループが英科学誌に発表した。クワガタムシやセミなど多くの昆虫の外骨格も、同じパターンで作られる可能性があるらしい。

 後藤寛貴・名古屋大特任助教(進化発生学)らは、幼虫の体液を角原基に注入してみると、簡単に角の形に膨らんだ。実際の変態でも、同様の現象が起こっているとみられ、角の形成は細胞の増殖によるものではないことが分かった。

 その角のしわを広げたところ、角の形に展開した。つまりは今の最先端の折り紙数学であったと言う訳だ。羽をもつものなどすべてが、幼虫時代の基が、さなぎになると時に、折り紙のように折りたたまれて、それが、孵化する時にある液体の注入で広がる、と言う原理だった、らしい。

 日本の折り紙は、この原理をしていた天才の編み出した文化だったのだろう。夢のある話だった。

 さて、この先は、イノベーションで、ロボットのアームとか?変身ロボットとか?自在な冶具、とか?宇宙飛行の可能性まで、考えなければならない。

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2017年11月29日 (水)

東レ、貴方もか?

 東レ迄、規格(仕様)偽装とは、日本を代表する化学の名門までも、偽装問題を起こす。実に日本は腐敗してきている。材料、部品でしか生きていけなくなった日本の現状だっただけに、材料までも、品質隠ぺいでは、日本の物つくりの信用は地に落ちた。

 単に一部が腐敗しているでは済まされない。会計の不正から始まって、品質の不正、材料規格の不正、とどんどん奥(根本)へ、奥へ。物づくりの根本問題まで入り込んでしまった。しかも、これら不正の構造的問題も浮かび上がる。

 つまり、「子会社で起きた事」、とシラーと言う本社側の責任者が言う体質である。責任逃れの自己保全体質がますます強くなってきている。あるいは、神様仏様の本社のトップを擁護する体質も目立つ。これで良いのかニッポン!総無責任体質。

 また、事前に知っていたが、告発されるまで黙っていようと、申し合わせまでしている。

 これらの体質は、小・中学校の教育現場から、すでに始まり、はびこっている。教育の腐敗、つまり無責任教育から始まってしまっているのだ。根は深い。

 それに、政府も責任を取らねばならない。日本の総賃金を抑えるために、間接社員(契約社員、アルバイト、など)を増やし、賃金を抑える政策を推進してきた。

 いま、マレーシアの企業の顧問をしているが、材料は日本が一番と、言ってくれていたのに。マレーシアの企業の製品を購入している日本の企業から、立て続けに、日本企業の今回の不祥事件の企業の材料は使っていませんか?と問い合わせが入る。

 そのたびごとに、調査報告を出さなければならない。マレーシアの企業はうんざりしている。このままでは、「日本は信用できない。ヨーロッパ品に変えよう」、との動きがみられる。これは事実である。

 東レはボケ爺のあこがれの企業であったのに。

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2017年11月 5日 (日)

大丈夫か技術力?

 ダイジョブか日本の技術力!日本経済の成長は、第一次産業革命から模倣の連続で、それをいち早く、速い速度で開花させることで世界2位のGNPにのぼり詰めた。それを日本技術立国が開化した勘違いして、進化を勧めた。その進化とは改善作業であった。それを、技術力と勘違いし、革命力と勘違いしてしまった。

モノつくりは成熟サイクルに入り、イノベーターが欲しいのだが、失敗を強度に恐れている。成果主義の人事査定は、チャレンジャーの無鉄砲な人材を嫌う。ビルゲイツだって、100回失敗して、1回の成功の確率だった。

あの東芝の中に、EV車時代のモーターに、ユニークな技術を持っている。それは洗濯機に使われていた。その技術を育成して、EV車に適用していけたら、世界で最高のモーターとなっていたであろう。誰もがそのチャンスを潰してしまう。あまりにも画期的だから、誰もが躊躇する。日本電産は、モーターに集中して、M&Aの経営力ですばらしい経営をしているが、普通の技術のモーターの深化しかない。革新力は?

コラムを頼まれて、今は、夏目漱石の研究をしている。その思想の行きついた結果は、個人主義である。その本質は「自己本位」と言うところに至りついた。漱石の目指した「100年の計」は、自己本位にあった。

漱石曰く、西洋の開化は内発的であるが、日本の開化は外発的、物まねの虚為であり、軽薄」「日本は自力で近代化したと慢心するな!」「模倣は個性を無くす。自分の意思を通す孤独に耐えることだ」即ち、自己本位とは「自分の意思を通す孤独に耐えることだ」と言う。死後100年たっても新鮮であり、生きた言葉である。

今になっても、日本の技術は模倣から脱することは出来てない。品質基準もISO9001の物まね、経営論もしかり、会計法も。

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2017年11月 4日 (土)

日立フォーラム、その2

 日立フォーラムの特別講演の外国からの招待講演は、内容が良かった。日本でも翻訳本が発行されている。何故こんなに淀みのない、無駄口の無い、聴衆者を引き付ける講演が出来るのだろうか?羨ましい。訓練をするのだろうか?それとも自分の考えで書き下ろした論理が、そうさせるのだろうか?

 1)ジャレド・ダイヤモンド教授(「銃・病原菌・鉄」の著者)「伝統と未来をつなぐ。~現在社会への提言~」であった。便利になった今日の社会では、人間性が失われてきている。このまま進めば、テロや、戦争で人類は破滅する。ここで、もう一度「フェース・フェースのコミュニケーション」を復活させよう、と呼び掛けていた。

 2)シアン・バイロック教授(「「首から下で」考えなさい」の著者)「アイデア創出のための認知科学入門~イノベーションとストレスの関係論~」での講演であった。ストレスは前頭葉の働きを阻害する。集中力を無くする。との2点の問題を抱えている。別の観点から、悲観的な考えが、意欲を無くする。「前向き思想が、アイデアを生む」。一人ではなく仲間を作り、会話を進めよ、と。1)に通じる話でもあった。

 東芝のようなチャレンジで、部下に恐怖を与えれば、違った考えは浮かばなくなり、前任者の真似でごまかすこととなる、と、なるほど良く分かる。

 3)入山章栄准教授「世界の経営学からみる日本企業のイノベーションの創出への視座」での講演だった。日本企業は、バブル、リーマンショック以降、失敗を極度に恐れている。「知の深化」は進んでいるが、「知の探索(考える種)」のような「見える金」にならないことは嫌う。これでは、イノベーションは生まれない。と断言する。消極的人間になるからだ。それを避ける唯一の方法は、「多様性のある人間」に代わることだ。マルチ経験者(異文化の学習)を処遇することだ、と。

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2017年11月 3日 (金)

日立フォーラム

 いつの間にか11月に突入。日立から招かれて、フォーラム(イノベーションの日立)に出席した。

この日の朝刊に、出鼻をくじく見出しで、日本経済新聞が、「瀬戸際の技術立国 新たな創造の循環を」との見出しで、「ニッポンの革新力、技術立国」に警告をしている。どう見ても、世界から見劣りがする。さて如何する。

このままだと、安倍首相の掲げる経済成長など、望みようがない。世界ビジネス環境の順位では、38位で、韓国の4位にはるかに及ばない。スタートアップ環境などは108位である。何おや言わんや!

 イノベーション力(革新力)は世界で最低順位、EV車は2周遅れ、AIは5周遅れ。物真似力すらも無くなってきている、と世界が日本を嘆いている。

 この前日に、イギリスで満を持して就航した日立製の一号電車が、故障した。「空調機から水が噴き出した」。考えられない故障である。日本の技術力を疑う記事で賑わった。電車の故障は、日本では日常茶飯事で、毎日どこかで、「車両点検で遅れ」が発生している。検査不良であり、メンテ不良であり、設計不良。これが延々と繰り返されている。電車もリコール制度が欲しい。

 自動車の検査不良、も近年、三菱、日産、スバル、その前からもリコールが日常的に来ている。また、基礎金属材料でも不良(神戸製鋼所)

 さて、日立の冒頭の社長の講演、「社会のイノベーションの日立」全く内容に新鮮さがない。昨年よりも見劣りがする。コンベンションでの展示物は昨年とほぼ一緒。少し改良しただけ。残る日本の大手電機企業の牽引力は?

 フォーラムに出席した経産省からの安倍政権下の産業革新として「Society5.0」なる紹介があったが、ドイツ、中国と比べて全く遅れている。見劣りがする。中身がない、言葉の遊びである。横文字で日本語にしないでゴマ化している。残念な日本。

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2017年10月21日 (土)

不正大国、日本

 大企業の不正は、後を絶たない。以前はアメリカから始まったように思うが、今日は、日本が独占している。残念な日本となってしまったのか?中国ですら驚いている。その原因に2点が浮かんでくる。

 一点は、日本は、明治維新以降、本当に「自立できている」のか?「西洋かぶれ」のままで、自立(自律)出来ていないまま、発達障害の認識がないままではないか?今日の教育現場の無責任性がその基本となり、日本人の無気力、無責任の体質を脈々と築き上げて来てしまったのではないだろうか?

 東芝不正も、土光社長が築いた自立精神を、西室社長のGEの物まね経営で、崩壊してしまったように、この様な状況は至る企業にも潜在しているように思える。

神戸製鋼所の規格不正問題は40年前から繰り返されていた、と言うから驚きだ。日産自動車にしても、品質本位の日本車だったはずが、見事に裏切られた。リコール申請してからも、不正は続けていたことも、驚きだ。しかもこれらの企業のトップはいまだに地位にシガミ続けている。日本の第三者委員会は機能しない、ご都合主義の無責任人が任命されるからだ。

 二点目は、日本の科学技術は本物か?いまだに模倣してきたままで、自立技術ではないかもしれない?品質課題は、戦後の「ゼロディフェクト」をアメリカから輸入して、安かろう、悪かろうの製品を良くしてきた。その後QC活動は、JASを真似して作り、品質管理は日本から、とも言われたが、TQCに至っての統計的手法、6σ(GE)は、また輸入品となった。さらにISO9001はアメリカかの品質管理基準である。これもアメリカの押し付けと、いやいや模倣した。それらの付けが回ってきた、と思える。いまだに、モノづくりは模倣で、自立できていないことが露呈してきている。多分このような不正は、まだまだ続く事だろう。

 夏目漱石が、100年来、訴え続けている。「日本よ、日本人よ、西洋開化を模倣することを止めて、自己本位(自律)になれ!」と。

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2017年8月 6日 (日)

黒船襲来で薩長同盟?

 トヨタとマツダがEVで協調、と新聞を賑わせている。今更、という思いだ。我が家のブドウの木にニイニイゼミが賑やかに泣き叫んでいる。悲しい7年の我慢と7日間の哀れなセミの世界だ。ガラパゴス日本のハイブリッド自動車の運命に似ている。

最初の仕掛けは、 76日、フランスのマクロン政権が2040年までにガソリン車・ディーゼル車の販売を禁止すると発表した。政府の仕掛けである。英政府は26日、2040年までにガソリン車やディーゼル車の販売を全面的に禁止すると発表した。

このEUの動きが日本政府ではなく、企業の危機感で同盟の発表である。江戸幕府の動きと全く同じである。日本は後追いの決断のしかできない癖が抜けない。後追い規制は喜んで作るが。経済の変革を成すような規制、又は、成長戦略は作れない。

何度も嘆くが、残念な日本気質だ。いま、EV車で、最も先頭を走っているのが中国である。「珠海にて」の中国の変化をエッセイしているが、そこでも繰り返し忠告しているのだが。

日本に上陸しているテスラ自動車のショールームでの作品を見ると、単なるエンジンに代わって、モータに代わっただけではないEVのコンセプトとして、いろんなイノベーションが組み込まれている。

ボケ爺の言いたいのは、完成品のEV車は、今と同じように、後追いで十分に勝負は出来る力はある。ただし、自動車メーカがEV車で、リードできる時は、の条件である。

もしも、今の自動車メーカでない別の産業からの参入がリードする場合、例えばテスラのように、日本でいえばパチンコ業とか、玩具屋(任天堂のが変身)などが参入してくると、厄介だ。基本的に日本は部品やである。オープンアーキテクチャの世界に乗り込んで、モータ+ドライバー、とか、ドライバー+制御装置、などを標準化で先行することだ。ドローンのモータ制御装置のように。

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2017年4月30日 (日)

ラムサムウェアとは?

    ラムサムウェアを知っていますか?ランサムウェア被害が急増していると言う。トレンドマイクロが、昨年実施した調査では、およそ4社に1社が、ランサムウェアの被害を受け、そのうち約半数が300万円以上の修理代を払わされるらしい。
感染して、スキミングされて重要なデータが盗まれる(情報漏えい)感染ウイルスとは有名だが、それとは異なり、感染するとコンピュータへのアクセスを制限し、重要なファイルを暗号化されて、開けられなくなってしまうタチの悪い犯罪だ。
 感染した個人のPCが使えなくなるだけではなく、社内のネットワーク経由でファイルサーバにも影響を与えて、社内ファイルが開けなくなる恐れもある。情報漏えいウィリスと同じだ。そうなるとバックアップをしていなければ、どうにも手立てがなくなってしまう。またバックアップを取っていても、元の状態に復旧させるのには手間も時間も費用も膨大なものになってしまう。
<読書> 「世界を変える100の技術2017」日経BP 2017年の世界情勢は予断を許さない変化の時代に入った。保護主義国家が増えるだろう。日本はそれに引きずられるだろうか?否、差に非ず、技術立国の日本は底力を発揮するだろう、と明るい宣言がなされている。残念ながら、日本の技術の紹介は、驚くような技術は何一つない。世界を見ての比較でなければならない、と思うのだが。全くのガラパゴスになっている。日経にして、科学、技術の洞察力の無さは、これで良いのか?

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2017年4月 9日 (日)

AIがノーベル賞を?

AIの進化の可能性などについて、議論で白熱した。その機会は、「スウェーデンのノーベル財団」と「日本学術振興会」は、ノーベル賞受賞者らと一般市民が対話する「ノーベル・プライズ・ダイアログ・東京2017」を226日に開催した。

理化学研究所脳科学総合研究センターの利根川進センター長は「人工知能を搭載したロボットがノーベル賞を勝ち取りたいと好奇心を持つことを祈りたい」と発言し、会場を沸かせた。

分科会では、ソニーコンピュータサイエンス研究所の北野宏明社長が「2050年にはAIが大きな発見をしてノーベル賞を受賞するのではないか」と示唆していた。

将棋では、AIが、俄然強い。残るは囲碁であるが、後1年で人間を凌駕するだろう。ボケ爺は、AIを活用して、調理器を考案したいのだが。先ずはコーヒーセットから始めたいとひそかに考案している。ミルは如何するか、ドリップが良いか、サイホンが良いのか?など等。さて完成、成功するかな? 

<読書>

「炎の経営者」高杉良 文春文庫

高杉の描く経済小説、経営者像は、いつも情熱家である。情熱をむき出しにする人を描く。それが何とも上手い。それにサラリーマンは泣かされるのだが。今までと違って、組織のルールをも教育する日本触媒の社長像であった。この時代の化学工業の社長は、20~30年を務めあげている。この点の問題の指摘は無かった。

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