方丈庵記(歴史は繰り返す)
快晴の連休の中日。ルチーンの散歩に出かける。途端に、救急車2台がやって来た。どうやら一台は無駄であった。一台に運ばれたのは、若いご婦人。多分、信号が青になって駅へと渡ろうとした時。お年寄りが乗った電動自転車がぶつかったのでは?救急車の職員は「頭を打っていないか見てもらおう」、と。お年寄りは、盛んに謝っている。
午後は、マクドナルドのドライブイン店の前で、お年寄りが電動自転車で転んだところに、出会った。それをご婦人2人が介護している。駐輪場から出て、自転車にまたいだところで転んだ、と言う。立ち上がっても足腰がふらついている。救急車を呼ぶことにした。
今日の本題は、NHKの朝の放映で「歴史学者・磯田道史」の「歴史は韻をふくむ」である。歴史学者の幼少時代、いかに歴史が好きになったかを語る番組だった。ある意味平凡であったが。「これからの日本は」の質問に、3つの重要な指摘があった。
- 歴史(事前災害も人的出来事も)は繰り返す(螺旋状のように)。その時必ず韻(止揚)を含む、と。ボケ爺の一生の研究課題の「弁証法的唯物論とは」、である。ボケ爺は、技術科学、製品開発、イノベーションでの研究だが、磯田氏は歴史そのものが弁証法的唯物史観だと言い切る。ヘーゲル万歳!
- 「カラダを使って体験して覚える」。そこには「一つの答えではない」「多数の答えがある」ことを知れ!
- 多様性の時代を求めるが、多様性とは、「1つの製品を作るにも、分業で特異な部分を一生作り続ける社会であろう」、と。江戸時代の、筆の筆記の世界、版画業、着物世界、等を言わんとしていた。
NHK渡邊アナの笑いが魅力的で、「磯田歴史学者の口が軽くなる」。名アナだ。
最近のコメント