船井電機の倒産に驚き
2024年10月24日、破産手続きの決定。資本金は313億1260万円。負債額は約461億5900万円にも上る可能性。昨年度の最終損益は131億円の赤字。民事再生法や会社更生法ではなく、「破産」である。
ボケ爺の思い出は、ある製品の受託生産の依頼を船井電機に依頼した。だが最終的に、自社に反対されて流れた。又、インクジェットプリンターでLexmarkと共同開発をしようとしたが、これも反対されて成立しなかったが、船井電機が変わりに買収した。思い出深い船井電機である。経営の失敗は次のように思える。
1)TVで北米市場への過度な依存(ある時期には売上トップになったことがあった)
2)EMSモデルの脆弱性(TVが成功したかに見えたから、EMSを半分放棄した)
3)次期主力製品の育成遅れ(時代の変化をつかみきれなかったのだ)
倒産してからは、なんとでも言えるのだが。ワンマン経営者の交代で、次の目標を失った。リーダーの素質は重要な課題だ。残念。
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