2021年2月13日 (土)

辞任のドタバタ劇

 オリパラ組織委員会の森会長の女性蔑視発言で、ドタバタ劇が面白おかしく報じられている。政界は、オリンピック憲章は政治とは無関係を貫かなければならので、手が出せない。そんな中、辞任する森会長が勝手に後任(川渕氏)を決めると言う、日本的権威主義で、院政を引こうとした。政界はその方法に安堵していた節があった。だが、後任が「森会長を相談役」にと、まだ決まっていない人事の裏幕を暴露してしまった。政界は慌てたであろう。

 さらに、組織委員会の密室性と、透明性のガバナンスの欠如を見せつけた。これが世界中に発信されて、日本文化の大批判になっている。後進国日本と!

 さらに、森会長は辞任の挨拶で、あたかも、ジャーナリストに、「してやられた」、と恨みつらみの弁解で長~い挨拶となり、1時間も会議が延びている。「女性は配慮が足りない」の裏返し、を自ら露呈させている。

東京オリパラは呪われているのか。7年も間に、招致推進者は、いろんな不祥事で、4人も辞任に追いやられていた。これらは、日本的政治の末路と言うより他にない。無理やり開催する多額の費用の浸けは、コロナ対策と合わせて、全て国民の税金で。これで経済不調の回復は望めない。ここまで犠牲を払って無理に開く必要は?(ほくそ笑むのは小池都知事だけか)

<読書>

「考え過ぎた人」清水義範 新潮文庫

=お笑い哲学者列伝、との副題がある。なるほど、哲学伝記を疑いの目で評論をして、その逆の発想で「歴代に有名な哲学者」に、いたずらな質問をぶつけている。何が正解かを疑問視して、愉快で、笑える哲学の解説書である。論理学の「逆説の逆説は、必ずしも真ならず」の、摩訶不思議は読者の理解力しだい。今回の森会長もこの論法を学べばよかったのに。

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2021年1月25日 (月)

外郭環状線の掘削で3カ所目

 外郭環状線の掘削作業中に陥没が起きた。さらに、その近くで、2カ所もの空洞が見つかった。陥没、空洞の起きた原因が何か?で、掘削作業中断して、いろんな調査が行われている。(40m地下は、土地の保有者は及ばない、自由に使用していい地下、となっている。)

 中間報告が12月の上旬に行われた。「陥没も空洞も掘削作業に関係無いと、言う理由が見つからなかった。だから、建屋の被害に補償を行う」との結論である。説明会では、「陥没や、空洞の原因についての調査内容」の説明は無かった。「掘削作業には事前調査もされ、十分に注意していた」。との前提を崩さない。専門家委員会では、原因は、①暴れ入間川の埋め立て時に、特殊な地層となっていた。②掘削土壌の取りすぎがあったのかもしれないが、作業マニュアルには則っていた。であった。

 説明会での質問に、「今後問題が起こらないと言う保証はあるのか?」の回答では「仮定の話にはお答えでません」と、菅首相の答弁を同じ論法。「調査内容の公開は、と、もっと丁寧な説明を」に対し、「各部署が責任を持って、適切な調査、対処をしているものと思っております」。とこれも菅首相の答弁論法である。

 つまり、「NEXCO」という準官庁までも安倍政権から培われた、「説明しない」、「証拠は出さない」、「困れば改ざん」の体質が骨の髄まで染みついている。哀れな、未来が見えない日本。民衆が追求しても消化不良の虚しさが残るだけで、すっきりしない。

 その後に、今年に入って、3カ所目の空洞が見つかった。今、4カ所目の調査が行われている。さてどうなるか?

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2021年1月19日 (火)

研ぎ澄まされた三日月

 昨夜の三日月は乾燥していたせいもあるが、澄み切った暗い空で、鋭く輝いていた。あたかも、コロナ感染対策の無策を切りつけるようだ。

 先日の日曜日、吉祥寺駅近辺で、急用があり昼頃に出かけた。有名なラーメン屋の店先には長蛇の列。ここもあそこも。北口のプロムナード通りは、片がぶつかる程の混みよう。駅ビルのアトレは、ぶつからないと歩けない。南口も同様に、通りは混んでいる。みんなどこに行くのだろう。3時ごろ用事を終えて、帰る通りの、特別(豆を売る店で、店内は6~8人しか座れない)のカフェ2軒も満員、外に列。3~4軒の居酒屋は、ほぼ満員。すでに酔っぱらっている。アクリルカーテンもない。

 国会が召集されて、菅首相の所信演説は、期待はしていなかったが、それ以上の出来の悪さに、日本はどうなるのか?最も基本の読み違いは在ってはいけないだろう。「福岡県が静岡県」、「徹底的に、が、限定的」に。「小学校が小中学校」。原稿は側近の官僚に書かせるのだろうが。自分の言葉を知らない菅首相。

 コロナ感染対策は「国民の自粛頼り」のみ。「国民の安全安心の策」は、何も示されない。ただ、ワクチンの接種を強調。どう見ても日本人の6割7割に行き届くには年内は掛かる。それまで、如何するのだろうか?

 これらは、側近に優秀な人がいないからだ。今の官僚もサラリーマンで、首にならない様に、否、むしろ出世したいから忖度のしっぱなし、智謀の欠如。

 研ぎ澄まされた三日月に、そんな無能事態を切り裂いてもらえないか。日本の未来のために。

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2021年1月17日 (日)

1月は平成からの無策の始まり

 1月17日は、26年前の阪神淡路大震災から始まった、とボケ家爺は思っている。不幸計画も民間頼りであったからだ。確かに平成時代は、日本にとって大きな災害が続いた不幸な時代だった。だが、事の始まりはこの大震災から。経済成長が旗印に、産業界の科学技術の発展ではなく、消費者の浪費を促す、消費優先の政策しかやれなかった日本の貧弱な政治力にあると残念に思っている。未来への洞察力を欠く。

 1月15日は、学生のスキーバスの軽井沢での転落事故が、不幸にも起きた日でもある。人の安全を無視した経済優先の結果である。それは、今回のコロナ感染対策にも通じるところがある。コロナ感染者が見つかったのは、1月15日であった。

 感染先からの日本入国を禁止したのは、約2週間後の1月末。それから、緊急事態宣言がさらに遅れてしまったが、日本国民は気真面目頼りの宣言に、それでも従った。

 その後は、ご存知のように、「GoToで、消費者に金を使え」、と煽り立てた「煽り政策」のみに膨大な費用を使ってしまった。その間、PCR検査も増やさなかったし、保健所職員への補充の補助金も出さない(航空会社のCAなどは最適だろうが)。医療についても、「ガンバレ!」と言うだけ。「消費が増えれば、経済が立て直せる」と。世界のどこにそんな経済回復があっただろうか?

 専門委員会も、分科会も、官僚関係者(専門家ではなく専門的な方)である。政府に忖度ばかりで、真の科学的な判断がなされない。専門家で真面目に意見を言った人は、分科会の一員にはなれなかった。科学技術の大切にしない政治、経済は、哀れな末路を日本にもたらすだろう。

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2021年1月 5日 (火)

1200人感染の小寒

 現実が過ぎたかと思いきや「小寒」、早いものだ。裏の庭園には、いつの間にか、立派な大木の蝋梅が7分咲きである。小鳥が騒いでいると気にはなっていた。その2軒先の真紅の花のボケも5分咲きだ。さらには、我が家の早咲きの紅梅は1輪の開花が見られた。

 日本海側の大雪で騒いでおり、ここ東京も、何度かの寒波が押し寄せている。昨年の事は忘れたが、多分、今年の方が寒いことは確かだ。

 東京は、今日のコロナ陽性者が1200人を超した、暮れの1300人に続くと、ニュースは騒ぐだろう。と言う事は、昨年暮れのクリスマスからの感染だろう。

 関東の知事たちは、菅首相に圧力を掛けて「非常事態宣言」の発令をせまって、今週中に発令すると、菅首相に宣言させた。だが、その中身がはっきりしない。どうすれば感染が抑えられるのか?専門家議長の尾身氏(真の感染の科学者か、官僚か)も、政府と一緒になって、外食自粛がカギだと言う。「本当か」? 専門家も、GoToトラベル、GoToイートの外食が諸悪の根源との「科学的エビデンス」が示せない。残念な日本の専門家と、政治家の論理。

 未だにPCR検査を躊躇する。何故だろうか?PCR検査体制を増やし、無症状感染者をハベらせず、拘束して、菌をまき散らせないことが、基本ではないだろうか?それが、台湾や、ニュージーランドの方策だ。そこに先生が居るではないか?

 僅かな補償、善人は自粛の神頼みの「非常事態宣言」では、「オオカミ少年」状態で、効果は薄かろう。それを読めない政治の衰退、専門家の科学の崩壊に、日本の将来が思いやられる。

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2020年12月 5日 (土)

あおり政策の師走―その2

 菅首相は、「GoTo施策」で、消費者に消費を煽っている。これを「あおり政策」とボケ爺は命名しているのだが。政府は、消費者にトラベル(旅)、イート(食事)をして、経済(観光業、交通機関、飲食業)を回復することに積極的に参加せよ、煽っている。

 日本の政治は、この消費者に「あおり政策」で、企業に支援(エコ政策)を、と、家電業、自動車産業などへ支援を呼びかけた。その結果、家電は敗退して中国へ、自動車はイノベーションを失って、EVも、AI(自動運転)も後塵を拝し、世界から異臭遅れとなっている。

 B2Bの半導体産業は税金を支援につぎ込み既に死んでしまった。や、ICTはデジタル化の遅れで、その基幹技術は海外からの輸入であり、DXは遅々と進まない。AI(人工知能)、5G、ビッグデータのクラウド、も。世界から5週は遅れてしまった。

 日本の政策は「消費者あおりのカンフル剤」だけで満足。科学技術の軽視も甚だしい。回復する力を身に付ける為には、「真の、正当な競争力」に頼るしかない。日本政府は、その気概がそぎ落とすような政策しか実行できない。

  • 消費者に企業回復のカンフル剤を押し付ける。企業はそれに甘えている。
  • 政府の科学技術支援は、大企業に偏る。起業家には回らない。今回の脱炭素政策も、きっと、大企業支援になってしまうだろう。
  • 政府は、カネを出したら、口も出す。どうでもいい報告書の山積みになるだろう。
  • 政府は、短期支援しか判断しない(予算決算上の理由から、と洞察力無さから)、長期の計画は無視をする。
  • 有識者は、都合のいい人に担当させる。「権威主義者」「日和見主義者」を選ぶ。しかも政府の要人よりも劣る人材を選ぶ。真の目利きは疎外される。

これでは、日本のGDP目標の600兆円は到達しない、500兆円のキープすらも難しいだろう。世界で、一人当たりGDPでは、現状の16位から、さらに取り残されて、2025年では25位に落ち込むだろう。

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2020年12月 2日 (水)

あおり政策の師走

 今年の師走は、新型コロナの第3波の勢いで、何かが違う回顧の師走となろう。

 政府は経済優先、有識者(感染専門家、現場の医師会)は感染は、危機的状況と言う。だが、その解を政府は示さない。昨日の菅首相と、小池都知事のGoToトラベルの東京都の扱いで、どちらにも効果の無い曖昧な結論。過去の拘りの醜い政権闘争だ。

 そもそも、GoToトラベル、GoToイートは「政府の経済回復政策」。地方自治の判断ではない、は明らかだ。菅首相はその自覚はあるはずだが、責任逃れにしたい?

 日本の経済再生、とか復活とかの政策は、過去から消費者の「購買意欲をあおる政策」のみ。家電の購買意欲をあおる政策も、自動車購買も(エコ支援である)。「GoTo政策」も、消費者への「あおり」政策であり、あおり運転には罰則が設けられた。「政府の消費者あおり」にも罰が必要だ。

 日本の経済の衰退は、この「消費者あおり」のために全ての産業に衰退が起きてしまった。科学技術の後退も起きている。「消費者あおり」は大麻と同じであり、一時的なカンフル剤である。危険な「消費者あおり」麻酔を、即中止して、地道な、王道の経済回復の政策に挑戦して欲しい。でなければ、G7は当然として、G20からも相手にされなくなるだろう。

<読書>

「次のテクノロジーで世界はどう変わるだろうか」山本康正 講談社現代新書

ズバリ、言い切る。「リベラル・アーツ」だけでは、日本は、世界で生き残れない、と。今日変化している科学技術の洞察力(目利き)からの挑戦が生き残り策だ、と。今日の、取り分け技術は、経済(金融)、生活の仕方、医療、食糧へと幅が広い。日本の衰退に警報を訴えている。

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2020年11月30日 (月)

アグロ・イノベーションは?

 コロナ対策の騒動の中、アグロ・イノベーション2020の見学に出かけた。イノベーションと言うが、門外漢には、その変化は良く解らなかった。日本の食料の国内調達率は、かなり低く37%程度だ。新コロナ時代、グローバルに頼ることは難しい。しかも、労働力は海外の人材に依存している。

 なんと、「野菜類のタネ」は、中国に依存して、その輸入が途絶え、苦慮している。食糧依存度に、この値は入っていない。このコロナ以降での政策を日本はどうする。

 一方、フードテックは、特にタンパク質に絞れば、魚の養殖(プラス遺伝子操作も含む)の進歩、だが、日本は遅れている、と言う。中国ノールウェーも含め全世界で取り組まれている。

動物タンパク質の植物での代替品について、かなり進み話題が絶えない。さらに、昆虫(優秀なたんぱく源)の活用が進んでいる。スイーツまでに及んでいる、とか。

 動物性たんぱく質は、餌に穀物が使われ、動物のフンやオナラ、ゲップのCO2の排出はかなりの量で、環境の最重要問題だそうだ。

 今日、 「アグロテック」、「フォードテック」の起業は、アメリカでは、650社ほどが競っているようだ。が、日本ではまだ二けた程度の起業家しか現れていない。ここでも、世界から大きく後退している。

 これから有望な事業分野(AI、電池(二次電池、蓄電池)、自動運転、次世代通信、医療(薬剤、機器)、次世代半導体、など等)では、日本は全て、後塵を拝している。どうする日本の未来。

<読書>

「検事の使命」柚木裕子 宝島社

「検事の本懐」で示した、検察官の佐方貞人の刑事事件の正義、と言うか使命感の展開である。事件は正しくさばかれなければならない、の信念に基づく。それを「青臭ささの正義」と兪やする憐憫に苦笑する弁護士。権力に折れそうな検察、警察の組織にも批判をも呈する作品群(作家)である。恐るべき人間味のある筋書きだ。

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2020年11月20日 (金)

感染者数は「神のみぞ知る」

 感染者は東京都で500人を超えた。全国でも2200人を超えて、新記録を更新している。第3波は間違えないであろう。先日の吉祥寺の人混みは完全に民衆は緩みが出ている。

 西村経済再生相がいみじくも言った「感染者数の増加は、神のみぞ知る」つまり手の打ちようがない、経済を優先する、との発言だ。御用的分科会の尾身委員長の無責任な発言と一緒である。菅総理も「経済優先で、乗り切ろう」が見え見えだ。

 東京都の小池知事も、昨日の説明会では「5S」と市民への努力を促すだけで、その日からのクーポン発売も中止もしない、営業時間短縮も、経済優先の施策は、そのまま続ける。後は「国民が努力しだい」、です、とノウノウと述べる面の厚かましさ。

 対策指針の数値も、第3波では曖昧にされて、数値目標が無くなってしまった。医療体制への不安について、対策の支援など、詳しくは説明されない。PCR検査支援も示されない。

 「無い、無い」の記者会見は、「国民の行動に掛かっている、努力せよ」だけが虚しい叫びが続ける無能で、独裁的政治家の、残念な日本の将来。

<読書>

「日没」桐野夏生 岩波書店

小説家達の作品の内容への介入が行われる「文芸倫理(ブンリン)」(映倫に似た政府の機関を想定)が摘発して反省、矯正、転向を押し付けるため、摘発して隔離の収容所での生活。矯正、転向への心の変化の機微を描く。ポリコレ、ネット中傷、ヘイト、人種差別など、だが、最も言いたかったことは、独裁化政治の傾向を先取りしたファッシズムへの警報か?文章はボクトツで、決して美文ではないが、その分、迫力がある。これも著者の戦術か?読むべし。

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2020年11月 9日 (月)

民主主義への情熱

 アメリカ大統領の選挙結果は、バイデン氏が過半数を確保でき、勝利宣言をした。だが、トランプ氏が、負けを見飲めなければ、決着はしない、そうだ。このルールも、民主主義を守る一つのルールである。

 民主主義の根本は選挙からである、とボケ爺は思っている。アメリカ国民がここまで選挙にのめり込むのは、民主主義が大切だと思っているからだろう。自分の主張を認めてくれる社会を望んでいるからだ。

 アメリカ大統領選挙、議会選挙のこの情熱は、日本人として羨ましい。この情熱が根底にあるから、国民一人一人の生き方を見つけ、それの情熱がすすがれるのだろう。大金持ちを望んだり、職業での成果を望んだり、働くことに希望を抱いたり、その他、自分の幸福見つけ出そうと真剣な意思を持っているように思える。

 日本の報道は、NHKですら日本の選挙以上に、報道時間を使っているのではないだろうか?日本でも、興奮しているのだ。この選挙に憧れているのかもしれない。

 一方、日本はどうだろう、日本の代表者の選挙は間接的であり、他人ごとになってします。そこには自己主張の情熱が生かされない虚しさが残る。だから日本は冷めた国民の集合となる。その悪さが、無責任、と言う事に繋がっている。残念だ。

<読書>

「言ってはけない」橘玲 新潮社

=残酷する真実=の副題。興味のある本で、やっと借りられた。「ダーウィンの進化論」ドーキンスの「利己的遺伝子」論では説明が付かないことが多い。学者がその矛盾点の研究を付加。すると益々、人の行動学は、残酷な結果が表れる、と。基本は人間の行動は遺伝子と家庭や、社会環境で決まるのだが。それには男、女のホルモンも大きな要素でもある。そこにも遺伝子や環境で決まってしまう。さて、生後の教育では大きく変わらない、となるのか?結果は良く解らない?

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