2019年11月18日 (月)

日本は資源国?

 日本は、意外に資源国だ、と思う。多量の資源があり、それを長く使える訳ではないが、要所要所で時代に必要な資源に在り付ける。もっとも古い時代では、「銅」「鉄」「金」と、日本の社会変革には、輸入しないでも賄うことが出来た。「金」に至っては原料ではないが、加工品にして輸出して、資金を稼いでいたとかの説がある。

 産業革命時代では、「石炭」がそうだし、それに、意外や「石油」も秋田で採掘されていた時代があったとか(ブラタモリ、秋田篇)。その内、世界の安い「資源」に負けてしまったが。日本は大陸から7000千年前ごろから分離されはじめ、今日の形になりながら、東からのプレートの圧力を受けて隆起してさらに火山活動が作用されて、資源が適当に賄えられた、のだろうか?

 日本は海洋国である。複雑な地形変化を受けたので、隆起しきれなかった海底にも多分、いろんな資源が埋もれている可能性は高い。その一つが、小笠原諸島、南鳥島の近くの海底である。不足を心配されているレアメタル(レアアース)の宝庫ではないか?と言われてきた。

 と言う事で、アメリカから10億円もの無人海底資源探索機(AUV)を購入して探索をするらしい。成功してほしい。埋蔵量が分かれば次世代の開発は明るい未来となる。過去を振り返り、きっと多量に見つかるだろう。楽しみだ。

<読書>

「夜の桃」石田衣良 新潮社

イササカ、がっかりした。谷崎潤一郎の審美化された神秘な男の性欲、でも無い。渡辺淳一の間接的なほとばしる男の性欲と女の機微、とも違う。この作品はかなり露骨な直接的な表現で満たされている。男女の性欲にのみ絡みを描いて人間性は無視、さらには、男の一方的で我儘な表現に過ぎない。岸恵子の「わりなき恋」とも違う。そこで、ミステリアスな結末で誤魔化そうと、が少々物足りない。

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2019年11月10日 (日)

中国製造2025は本当か?

 朝から晴れ渡り秋晴れになった。我が家の山茶花は蕾が膨らんできた。もう少し、と言うところか。散歩に出かけると実篤公園の早咲きの山茶花は既に咲き始めている。近くの四季咲き桜も、花を付けている。隣の家の庭にある萩の花も咲いている。

 散歩しながら、中国の2025年の製造業はどうなるのだろうかと考える。韓国は日本の輸出規制から製造に必要な基礎材料で困っている、と聞く。韓国の欠点は基礎技術の構築に遅れている、と韓国で働いている頃に思っていた。商品化を急ぐあまり、基礎材料、部品は日本からの調達で済ませていた。基礎技術は一日にしてならず、である。(日本はこの利点を今後も続けられるように基礎技術を行くすべきである。

 だが、中国はその韓国の問題点を十分に分析して警戒をしている。中国製造2025年は、そこ点を考慮して、国内調達ができる様に基礎研究技術開発に政府は資本援助している。人材の育成にも十分理解して援助(海亀の活用)している。ここが、韓国とは大いなる違いである。(日本も心して掛からなければならない)

 アメリカはその実態が良く分かるから、トランプは貿易摩擦を起こしても、その知財件の調達の仕方の解決なくして、妥協はしないだろう。基礎研究、基礎材料、基礎技術の育成に、日本も負けてはおれない。

 AI、5Gを含む次世代通信、自動車重点10品目、など、明らかにしている。具体的にはイノベーション指導型開発、デジタルハイテク製造装置、半導体とその基礎材料、その製造設備、エコ基礎技術とその基礎材料など、明確なターゲットを示している。

 中国のもう一つの特徴は、「やってみて駄目なら、やり直せばいい」と、先ず実行して見せるところだ。どこかの国の様に、効果や成果の議論ばかりして、一歩踏みだせないのとは大いなる違いがある。さて日本は?

 

 

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2019年11月 4日 (月)

「身の丈に合わせて」

 萩生田文科相の「身の丈に合わせて」の発言で疑問を醸し出した大学入試の英語検定で、遂に、現行の考案されていた英検テストは延期されてしまった。

 ボケ爺だから、子供たちは大学入試にはあまりにも歳を取りすぎているし、孫たちはまだ早い。だから、感心が無かったが、世間で言う「不平等」「不公平」の冴えたる案件だった、と知った。検定料が、5千円なにがしから25千円何の幅が在るらしい。明らかにこれは「不平等」だ。

 しかも、受験場所が地方ではかなり限定されて、交通費、場合によれば宿泊も必要とか?さらに、何社かの選択制があって、検定基準も各社まちまちで各社に任されている、とか。これは明らかに「不公平」だ。検定に採用してもらうために、検定の採点甘くなることも十分に考えられる。高等学校からは猛烈な反対だったが、文科省は強引に決定していた。これとて政府の傲慢だ。

 ましておや、萩生田文科相が「身の丈に合わせて」とは、人を見下した暴言としか言えない。明大の斎藤孝教授も国語の意味からして「身の丈」発言に、「上から目線である」の意味があると痛烈に批判している。

 萩生田文科相は、身の保全のために、中止を打ち出し、論点を変えた。この主犯は菅官房長官であり、安倍首相であることは明確だ。貧富の格差を助長する発言だ。

<読書>

「闇の歯車」 藤沢周平 講談社文庫

川端の赤ちょうちんで、黙々と盃を傾ける人の今置かれてる状況は様々だ。不公平、不平等の不条理。そんな人々に、「押し込み」の手伝いを誘う。人の弱みを狙って。650両の盗みは成功するが、分配される前に人の弱みから死んで、歯車が狂ってしまう。人生の因果とは不思議なものだ。人生の鬱屈、その表現は実に上手い。

 

 

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2019年10月 5日 (土)

気まぐれな天気が続く

 台風17号一過、各地に災害をもたらし、台風15号で気概のあった千葉にも容赦なく大雨が襲う。だが、今日は異状な真夏に戻る。前回のブログにも書き及んだのだが、この異常気候は異常だ。年寄りのボケ爺には特に堪える。

  国連の気候行動サミットに出席した小泉進次郎環境相から飛び出した「気象変動問題に取り組むことはセクシー」という発言。「世界で最も恥ずかしい」発言であったのではないだろうか。

 グレタ・エルンマン・トゥーンベリさん(スウェーデンの環境活動家、16歳)の呼びかけで、デモが全世界で展開されている中での、日本の環境大臣発言だ。京都議定書から始まる環境改善に同感を呼ぶ若者が広げる環境改善活動の目の前で。

 ゴア元副大統領の「不都合の真実」の環境破壊の現実に眼をそむけてはならない、の訴えは、現実味が益々増している。その真実の訴えは今も続いている。

 繰り返す、今年の天気は、いよいよ本格的な異常気象への始まりであろうか?

<読書>

「抽斗のなかの海」朝吹真理子 中央公論社

若い芥川賞作家のエッセイ集である。言葉の広がり、言葉への造詣、文章のながれ、など、何をとっても超一流で、ボケ爺には、全く就いていけない別世界の人。感受性が半端でない。文学少女と一言では語れない。繊細で、機微に溢れた心の持ち主。読書量も、幼少のころから半端ではない。作家との交流範囲も並みではない、そのほかの分野(例えば、将棋の世界)の交流。会合、飲み会、旅行など、時間を超越している。エッセイはそんな中から生まれている。語彙や展開についていけなく消化不良。世にこんなサラブレッドも居る。DNAの悪戯か?

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2019年9月12日 (木)

内閣改造に思う

 日本の未来は大丈夫なのか?内閣改造に思うことを書き連ねる。

安倍首相は「安定と挑戦の内閣」と宣うが、「安定」とは、何に対して、なぜ安定が、今必要か?など一向に伝わらない。ゲスな見方では、安倍首相の4選に向けての布石としての安定化であろうか?

  • 安定人事;まず無策(デガラシ人材)である。無策だった人たちを側近として残した。特に、次期首相挑戦者の岸田つぶしのため二階堂幹事長の留任。
  • 隠蔽人事:過去の不安定な隠ぺいを確実にするため、文部科学相の萩生田氏、地方創成相の北村氏、などが代表格。

「挑戦」とは、何に対して日本は挑戦して行くのか?経済成長?アベノミクスは失速したことは明白。それとも、アメリカの属国の強化?外交無策の証。

小泉新次郎を使った安倍内閣の人気取りが、それとも一種の挑戦なのだろうか?

7年目の安倍内閣に、良いか悪いかは別として、今までの「スローガン政治」も限界か?つまり、「スローガンに限界」で、カスも絞りでない。

1億総活躍相、女性活躍担当相、働き方改革担当相、人づくり革命担当相、全世代型社会保障改革担当相などなど、看板倒れとなってしまっていた。

今回、目立つのが入閣のフライング報告が相次ぐ。選対委員長の下村氏、防衛大臣なった河野太郎氏、経済産業相の菅原一秀氏、など、など。

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2019年9月 7日 (土)

モノづくり日本?

 日刊工業新聞のモノづくり日本会議の第一回モノづくり徹底強化検討会のフォーラムに出席した。

 基調講演の東大経済研究科の藤本隆宏教授が基調講演だった。藤本教授は、バブル崩壊後も、日本はモノづくりで、復活するべしの提唱者の先頭を走ってきた人である。「モノづくりの定義」が曖昧だ、と批判する人を煙に撒いてきたことでも有名な人である。

 藤本節は、この講演でも健在だった。平成時代、日本はモノづくりの製造業では経済的に維持できていた(日本のGNPの23~25%の100兆円から120兆円、これはドイツと日本だけだった、と)のだから、モノづくり節で正しかった、だが、半導体・弱電は失速してしてしまった、と、その理由の分析もなく、素材や、部品、すり合わせの自動車で頑張っている、と、それらは「改善」であり「TQC」であり、「トヨタ看板システム」だった、と相変わらずの藤本節のモノづくりは正論とよどみがない。本当か?

 「カイゼン」「TQC」「擦り合わせ」は既に破綻してる、と世界中で分析されている。日本はそこから脱出できなければ、新興国にモノづくりは移行してしまう危機感が蔓延しているのだが。今は、モノの見方の構造変革の方法論が求められている。

 だが、相変わらず、製造業の定義が曖昧だ。世界の定義とは会ってない。アメリカのGAFA、中国のBATも製造業で、上位に位置する、と言う。最下位に日本モノづくりがあり、これからは、ミドルの、GEや、IBM、シーメンスのような、上位と下位を結ぶインタプリタ―的製造業を日本は補強しなければならないと言う。

 世界では、この分野は専門知的「サービス業」と定義され、とGAFA/BATは市場開拓型「サービス業」と定義されているのだが? 藤本説が称賛されるなら平成時代の日本の構造改革は、やはり遅れている、と感じた。さて令和はどうする。

 

 

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2019年9月 1日 (日)

令和はどうなる

 気が早いのかもしれないが、令和時代の日本経済の予測はどうなるのだろうか?

 米中貿易摩擦、日韓の関係悪化に突入。円高が進んでいる。イラク問題核課題、イギリスのEU離脱は本当だろう。ロシアとアメリカは中距離弾道ミサイルで紛争。G7の共同声明は出せなく、異常なほどに混沌としている。特に経済の先行きの見通しは読めない、と多くの善人は開き直っている。

 日本の経済は、「平成の失敗であった」或いは「アベノミクスは失敗」とも、自由人の多くの人は認識できている、が反省は無い。老人の社会保障の年金は、2000万円の不足、と厚生省はいうが、安倍政権は隠す。誰もが、年金は破綻すると自覚してる。日本の将来のシナリオは誰もが描けない。政治は政権闘争に終始している。

 一方、企業はどうか?本当に投資に回せる資金は無いのだろうか?特に人と、商品へ。平成時代は経費節減に躍起になって実行してきた。ださらに、やや円安に助けられた製造業の利益はどこに隠したのだろうか。

 東京の街を眺めるに、ボケ爺は疑問に感じる。これだけの高層ビルラッシュはなぜできるのだろう。誰がこの投資の費用を負担しているのだろうか?渋谷も、丸の内、日本橋界隈、品川、港区、新宿、この高層ビルは未だに増え続けている。そんな高価なビルに入居できる企業は?なぜ入居できるのか?

 賃金経費を抑えた分、家賃経費に振り替えているからだろう。企業は人に投資することなく、物に投資してしまって浪費している。良いビルの入っていると、いい仕事が舞い込むとの錯覚だろうか?

 しかも、東京一極集中。家賃経費、と銀行からの借金の返済で火の車だ。特に、東京の都市デヴェロッパーの不動産屋は自転車操業でなければやっていけない。止まれば転ぶ。東京一極集中は「東京憧れバブル」なのだ

 繰り返すが、人への投資が無くして、日本の復興はあり得ない。

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2019年8月31日 (土)

トヨタとスズキの提携

 トヨタとスズキの提携は、来るAI(自動運転)、EV、などで共同開発の業務提携を図る、と言う名目だが、果たしてそうか?

トヨタは覇権を狙っている。スズキを系列会社に取り込む為であることは、疑いは無さそうだ。将来の都市型、近距離型乗り物は、小型車が主流となろう。すでに系列化したダイハツでは物足らないのか?(それとも、国内はダイハツ、海外はスズキと)

一方スズキは何を狙うのか?鈴木会長は、後継者に悩みを抱えてるように思える。スズキを将来とも安定化するためにトヨタの傘の下で、将来の車のコンセプト戦略を学ぼうと、或いはSCMの一翼を担う選択をしたのだろうか?

残念な日本の体質(DNA)が見え隠れしている。系列と言う垂直展開の時代遅れの戦略をまだ面々と続けるのだろうか?

製造業と言うモノづくりの産業構造から、技術ノウハウを売る高度サービス業に転換しない限り、平成時代の日本の失敗を、日本は何時迄も続けることになる。トヨタもスズキも提携先が、或いは提携の仕方が違うのではないだろうか?

<読書>

「女と男の絶妙な話」伊集院静 文芸春秋

主題に期待して読んでみた。ボケ爺の期待には残念ながら裏切られた。伊集院氏に人生相談して、回答された忘備録である。確かに、伊集院氏の人間臭い回答は愉快だし参考になる。特に、女性からの疑問に対する回答はなるほど微妙で、絶妙な答えは、大いに参考にさせてもらおう。

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2019年8月24日 (土)

GSOMIAの破棄

 窮鼠猫を噛む、とはよく言ったものだ。韓国の日本嫌いは徹底している。劣等感と嫉妬からくる感情には理窟は要らない。日本は昔から朝鮮人として、侮辱をし続けたことを知らない人は居ない。嫉妬ほど人間の感情をゆがめるものは無い。このボケ爺は次男坊として兄貴に何かと嫉妬して、未だにその感情を拭い去ることはできない。

 韓国の政権は日本嫌い、日本対抗を利用すれば国民の好感度は上る。弱者韓国を熟慮した文政権は、韓国の将来のために日本嫌いを徹底して利用するだろう。それが、切り札の一つ、GSOMIAの破棄である。

 その理由は、①嫌日(嫉妬)。②アメリカには劣等感。③北朝鮮との仲を良くしたい。④文政政権のスキャンダル隠し。⑤経済の頼りの中国からも馬鹿にされる。つまり、四面楚歌。八方ふさがり状態なのだ。

 読みが甘い日本政府は、韓国民の感情を読み違えている。韓国は上から目線の日本に、ホワイト国(友好国)からの削除で、いよいよ嫉妬が噴出した。韓国民は常に、日本はなぜドイツのような謝罪が出来ないのか?と。韓国民は一致団結するだろう。

太平洋戦争の敗戦に向き合わず、中途半端な条約で済ませた付けが回っている。(昭和天皇の謝罪の意向を、時の政府は無視。初代宮内庁長官 田島道治の昭和天皇の「拝謁記」から)

喧嘩の収め方を知らない日本は愚かな喧嘩を繰り返す。

<読書>

「居酒屋の加藤周一」白沙会編集 かもがわ出版

加藤周一氏の論文は大変に難しい。和漢洋の教養を基本とし、評論、文学、思想、美術史、など。とにかく難しい。易しく講義をしてもらおうと、居酒屋で朝日新聞のその日の記事を話題にして、質疑応答の評論談議が行われた。その議事録。なるほど、居酒屋談義は易しい会話になっている。元々医学博士、これも居酒屋の酒の効能であろうか。

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2019年8月18日 (日)

猛暑の木陰で考える

 バブル崩壊前の高度経済成長時代を、会社員としての7割を過ごし、経営者の一員になってから、平成時代を過ごしたボケ爺は、大いに反省する。何故か?日本の凋落に無気力に、無責任に過ごしたからだ。

 平成3大構図変化は、次の事象であろう。①平成が始まった1989年、東西冷戦構造が一気に終結に動きソ連までもが崩壊。まさに戦後レジームは、平成の始まりとともに崩れた。その結果、アメリカ一強状態が出現してしまった。

 ②中国の台頭。それが平成というわずかな期間に、目覚ましい発展を遂げていった。当時の予想は、「日米欧三極体制」の期待でした。欧州諸国が結束しEU創設を定めたのが平成4年。これによりEUという巨大な統一市場を形成しかに思えたが、結果的に登場したのは、アメリカと中国による二極化。

 ③日本の凋落。平成6年、世界のGDPに占める日本のGDPの割合は17.6%。アメリカは24.8%。つまり日米両国で世界のGDPの4割以上を占めていた。だが、平成29年では、日本の割合は6.1%に過ぎない。スイスのビジネススクール「国際経営開発研究所(IMD)」によれば、国際競争力ランキングで、日本は平成元年から4年まで1位だったが、2018年には25位。

 日本は世界の構造変化に追いつけなかった、というが、むしろ、その構造変化に気が付かなかった。その理由は多々あるだろうが、最大の問題は「教育」であろう。多様性のある教育を拒否して、エリート主義教育だったのではないだろうか?日本をこの事態に貶めたのは、そのエリートコースに乗っかった人々の集団である。明治維新の時の様に下士族のハチャメチャがなかった。

 大学体制にしても、未だにダッチロールしている。欧州型から中途半端な米国型へと。当然企業についても責任はある。極度の憶病経営が蔓延って、挑戦者を「出る杭」として叩き潰した。また、何時迄も系列化(垂直統合)に拘った。IT投資が大幅に遅れ、金融機構の改革も遅れてしまった。さて、残念な日本、誰が改革に乗り出せるのか?

 尖った若者の暴れに期待する。

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