2017年6月28日 (水)

珠海にて。

 今、仕事で珠海に居る。真夏だ。2週間前までは、良く雨が降っていたようだが、午後6時半になっても、32℃程ある。バナナの木や、パイナップルの木々が雨水を欲しがっている。どう見ても雨の様相は無い。中国は広いので、TVでは、大雨の洪水で、被害が出ている地域(広西)があるらしい。

 相変わらず、朝晩は車の渋滞である。年々、渋滞が激しくなるのは、いずこも同じである。先週の始めは、バス会社が、一斉にストライキに入って、一日続いたそうだ。中国では、大変に珍しいことの様である。勿論、待遇改善である。隣の町の中山、深圳と比べて安いらしい。今や、深圳は中国第3位の大都会である。

 珠海は今後に期待されている都市である。その為か、相も変わらずマンションの建設ラッシュである。今回も、何件かの高級マンションがオープンしている。「買い手があるのか?」の質問に、他の都市の金持ちが投資で買ってゆくから、一ヶ月もすれば完売になると言う。

 まだ中国は安泰だろう。但し、民族闘争が起きなければ、の話である。何故に、中国が安泰かと言えば、今の経済は、都市の拡大が起きていれば経済成長すると言う説がある。中国は30年後、全世界の都市の500都市の内350都市が中国であろう、と予測する人が居る。インドは80都市が入るだろう、と。と言うことは、経済の成長は、中国、インドが引っ張ることが当たり前、と言うことだろうか。

 その他の、今の大都市は、高齢者の徘徊で、悩み続けるだろう、と言う。東京が最も深刻だろう、とも言う。ロンドンやニューヨークは出生率が、若い移民族のお蔭で1.8~2.0人ほどあるらしい。東京は日本平均をはるかに下回っている。

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香港にて

 

 成田空港からキャセイパシフィック航空に乗る羽目になった(いつもならANA)。その理由は、ANAの半額であるからだ。それでも乗客は、中国人が7割で、しかも半分も埋まってない。このCX航空会社は、最近ますます経営が悪化しているとの噂がある。この状況から言って、なるほど、とうなずける。

 

 窓側も沢山空いていたので、そこに移り、夏の雲上を楽しんでいた。着陸態勢に入り、何時もの様に、海から大陸の方に入り、大陸側から香港空港に着陸するようだ。その大陸の方に、一段と高く立ち上がっている積乱雲が見える。その中に突っ込むようだ。クワバラ。

 

 想像したように、機体は揺れるは、激しく窓を雨が叩く。それは数分で、雲の下はすっきりと晴れており安定した着地となった。

 

 真夏の太陽の日射しの割には、空港内は冷えていて寒いぐらいである。香港空港の、面白さは、港湾航路が空港に直結していて、澳門、や、大陸へフェリーで、繋がっている。乗り継ぎのようなもので、香港のイミグレーションは必要なく大陸(中国の街で)で行う。

 

 その乗り場から西にはフェリーの航路を隔てて、大きな島が出来て、建物が出来てきている。その土地も、今の空港と同じように、海の土をかき集めて島にしている。けたたましい数の土木船が働いている。建物の構造からして、Cargo(航空荷物取り扱い所)となるのだろうか?6か月前はその形も解らなかったが、早い工事である。

 

 香港空港から、澳門、珠海への大大橋も一通りつながったようだ。遠くにかすんで見える。これから細かい仕上げに入ると言う。すると、澳門、珠海へのフェリーがバスの運行になり、35分程度で、つながるようだ。

 

 習大統領、やLee外相が初めて香港入りをしているらしい。珠海のTVでも、香港のここ20年の変化を特集していた。すっかり変わった、と。

 

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2017年6月26日 (月)

我が家に珍客

 

 我が家に珍客がやって来た。夜中、時差ボケで眠れない夜を過ごしていた。窓は開けっぱなしで、外気を取り入れる工夫をして、カーテン一枚で蒸し暑い夜を、ボーと過ごしていた。なんだか、バタバタ、とわずかな音がして、ゴキブリがやって来たか?と、ホウキを構えて探し回ったが、見つからない。

 

 勘違いかと、思い、台所で水を汲んで飲んでいると、台所の蛍光灯のスイッチの紐に、動く物体を発見。よく見ると、カミキリであった。カミキリならしばらくほっていても問題なかろう、と思いほっていたのだが、結構リビングの中を飛び回る。

 

 うるさいので、捕まえて、よく見ると、白い斑点がある小型のカミキリだった。田舎では、柳の木に陣取っている輩である。都会の田舎のこの辺りでは、柳の木は見当たらない。あの実篤公園ですら柳の木は無い。とすると、どんな木を好んで、間違えて我が家にやって来たのだろうか?不思議だが、調べようもない。この地に住んで50年以上経つが、クワガタやカブトムシ、コガネムシなどは、よく見かけたのだが。

 

 このままだと我が家で日干しになってしまう。死骸を見るのも嫌なので、外に放してやった。どこえ飛んで行ったやら?

 

 それより、ショックはウグイスの鳴き声が未だに聞こえない事だ。外郭環状腺が地下になったことから地上は住宅の開発ラッシュとなり緑がすっかり少なくなってしましまったことだが。残念な居住場所となってしまった。

 

<読書>

 

「アンカー」今野敏 集英社

 

アンカーとは、ニュース報道する日とのことらしい。TVでのニュース報道のアナウンサーの在り方を問う作品であった。刑事ものと違い人情、と、社会への影響と報道のありからについて問題提起している様に思える。今野氏の新たな側面である。

 

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2017年6月23日 (金)

時差ボケが取れない

 歳を取ると、時差ボケが治らない。体力の回復と同様に、ボケ爺の年代になると2~3日後でなければ治らない。幸いに、晴れているので、日光浴で腹時計を刺激して、早く回復できるように努める。

 坂本龍一の音の溢れる世界に、若者の音楽指導で、「自由な発想」が必要だ。その為には、「変わった人種との交流」が必要だ。ニューヨークに生活の拠点を置くのもそのためだ、と。トランプ時代に入って、異質を排他しようと言う動きが強くなっている様に思える、と語っていた。

 ボケ爺もイギリスで、同様の実感を味わった。ヒースロー空港で、ラウンジで、ボーと外を眺めていると、色んな色、尾翼のマークの飛行機が、忙しく行き来している。全世界の飛行機の飛来は、このヒースロー空港が最多ではないだろうか?

 ロンドンが最も異種人の集まりのるつぼだ。ユーニューク、サンフランシスコ、も多い、のだが、ロンドンには叶わない。街にも人々が溢れている。エントロピー増大の冴えたる街である。

 それから見ると、日本は均一人種の偏差値の少ない同質人種の代表的な国だ。外圧エネルギーが加わらなければ日本の活力が生まれない。今の日本は黒船に気が付かないシャッターを下ろしたままの、閉鎖な国になっている。政治は国内のみ。

 外交力はまるで無い。北方4島の開発は韓国が入り込んでいる。したたかなロシアは日本をまるで子ども扱いされている。中国も然り、韓国も日本に期待していない、アメリカ属国に、各国は興味がないのだ。

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2017年6月20日 (火)

ヒースロー空港

 ヒースローへの電車(ヒースローエクスプレス)の線路沿いに、日立の整備工場がある。イギリスから、教えてもらった電車が、今では、日本製になるとは感慨無量である。

 オリンピックでヒースロー空港はすっかり模様替えになっている。近代的な設備、使いやすいフロアーアレンジと、目を見張る。それだけオリンピック効果があったのだろうか?

イギリスは変わって来た。スコットランドの田舎でも、大きな変化は、食事の量である。日本の量と比べ1.5倍から2倍はあるだろう。まるでアメリカンである。今までは日本の量と比べ少なめのひもじい、美味しくない食事で有名だったが、美味しくなっている。

ルフトハンザで、フランクフルト乗り換えで日本への帰国の予定である。ヒースローからのルフトハンザキャビンアテンドの女性が、典型的なドイツ美人で、久しぶりに思わず心躍る、1時間半の楽しい旅となった。

フランクフルトの、小さな改造があり、イミグレーションの設備は大幅に新しくなっている。ヒースローほどではないが。

この変化を知るにつれて、日本の将来が不安になってしまう。さて、東京オリンピックで、国民の税金を何兆円も使ってどこまで変えて、何処まで失敗して苦しい生活に陥るのだろうか?日本の将来を洞察できない人の集まりで、心配になる。明治維新時の、活気と、気概と、情熱が欲しい、と漱石も心配しているだろう。

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ロンドンでテロ

 今朝、1時ごろか?ロンドンの北部の街のモスクの前で、イスラム人を狙って、車が突っ込んだテロが発生。48歳の男が逮捕された。一人死亡、8人が入院。兎に角、テロに狙われた危険な国である。

 17日(土曜日)、地下鉄が2系統運行停止であった。最も便利な地下鉄の駅に近いホテルを予約したのだけれど。次の日曜日も運行停止と張り紙がしてある。バッキンガム宮殿のエリザベス女王の誕生日の祝賀パレードの混雑時のテロを恐れで、運休したのだろうか?おかげで、タクシーを活用することになったが、タクシー代が高く、余計な出資となってしまった。

 今日も、朝から気温が高い。ポルトガルでは山火事で50人以上の死者が出ても、いまだ下火にならない。異常な高温だ、最高気温が32℃を予想。山火事の熱風がイギリスまで吹き込んでいるとの噂である。

 大英博物館(British Museum)へ、特にギリシャの古典が素晴らしい。古代の帝国文化は、絶対王者が支配して、有るだけの財産を民から摂取して文化(偉大な)遺産を遺す行為は、地球の至る所に点在する。人の考えることに大差はない、似ている。

北斎の特別展示が行われていたが、日本人としては、常識の範囲だろうから見る訳にはいかない。前回は、浮世絵「春画」特集であったが、満員であった、と記憶している。日本国の展示会場は、それ程たいしたことはない。まだ、オックスフォード博物館の方が、収集品が多かった気がする。

 ロンドンの目(London Eye)観覧車に乗る。お上りさん気分に浸かる。多量の人を乗せられる構造に驚く。オリンピック1年前にはできていた。その時は止めたのだが。

ロンドンの街が一望できる。奇抜な高層建築物が多くできている。更に、至る所にクレーンがタケノコのように建っている。と言うことはイギリスの経済は、そんなに悪くはないのだろうか?それとも日本と同じで、一極集中の被害が押し寄せているのだろうか?物価が高い、税金が高い、何か歪んでいる気がする。

これで今回の旅の締めくくり、となす。

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2017年6月19日 (月)

真夏日のロンドン市内を散歩

 先ずは王立芸術院(Royal Academy of Art)に入館。こぢんまりとしているが、このシーズンは芸術院で学ぶ人々のガローとして開放しており、色んな作品が1000点ほど展示されている。作品を購入することもできる。それにもかかわらず、入場料をとる。

 ボケ爺の今後の暇つぶしのための作品造りの参考、ヒントをくれたものが何件かあった。これには意義があったことになる。それにしても、立派な建物である。

 次に、ナショナル・ギャラリー(The National Gallery)へ。3度程訪問していて、新鮮味がない。特別展示もなかった。大きくて疲れるだけである。だが、1500年から1800年ごろまでの作品の数はけた違いに集めている。イギリスには有名な画家は排出されないが、作品を集める才能はあるようだ。

 バッキンガム宮殿の一部にクイーンズギャラリー(Queens Gallery)がある。ここでは、イタリアのベニスの風景を描き続けた有名な作家、名前は失念した。鉛筆とペン画での細密画は素晴らしい。無駄な線が無い、曲がった線(定規を当たてデッサンしたらしい)もない、人物画も素晴らしく忠実であり細密である。遠近法を駆使している。

 帰りにバッキンガム宮殿に回ったが、昨日(17日)エリザベス女王誕生日を祝う催しがあり、ロイヤルファミリーも一堂に集まったようだ。その催しの軍事パレードがあって、至る所に交通規制の残骸が残っていた。昨夜のTVで、簡単に報道していたので知っていたが。

 この程度の散歩だったが、顔は真っ赤に日に焼けてしまった。

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2017年6月18日 (日)

ロンドンは真夏

 無事ロンドンに到着。5時を過ぎても30℃近い。天気予想では、スペインの45℃の熱風が高気圧の影響で舞い上がってきていると言う。日から月耀までは続くらしい。夏服の用意が無い。

 ホテルの近くにシャーロックホームズの博物館があるとの情報で、出かけてみたが、アパートの一部を見せて、小物を売っているだけだった。残念な見世物だ。其れより漱石博物館を見たかったけれど、既に閉館してしまっている。日本人客の訪問がほとんどないことが理由らしい。

 その近くに、有名なリージェンツパーク(Regent’s Park)がるので、覗いてみる。余りにも広大で、ボケ爺の体力では回り切れない。明治神宮の倍以上はあるだろう。池ではボートがぶつかりあっている。芝生の上では、日光浴を楽しんでいる女性が甲羅干しをしている。ジョギングしている老若男女が多い。中心から少し北に位置しているがにぎやかだ。多くのレストランは解放されて、お酒を楽しむ人々で、歩道迄はみ出して、立ち飲みを楽しんでいる。

 イギリスのニュースは、もっぱらロンドンの西で発生した24階建ての高層住宅の全焼の事である。エリザベス女王は現場を訪れて慰めている。メイ首相も。いち早くボランティアが駆け付けるし、衣類などの物資が集まる。日本以上の敏速さに驚く。

 原因は、4階のある住人の台所からである。外装のプラスティック壁が火を立ち昇らせ、スプリンクラーが作動しなかったことによる、と言う。この住宅は、4~5年前にもボヤを出して、火の弱さが問題になっていたようだ。管理会社へのデモが、早々に行われている。

 土曜日現在、58人の死者が出ている。張り紙をしてその安否を傷かっている人が居る所から、死者は70名を超えるだろうと予想しているらしい。

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ロンドン往き車中にて

 1140分の定刻にGlasgowCentral Station出発。運航はVirgin Trains(英国Virgin Atlanticエアラインで有名)である。黄色の派手な顔をしている。駅構内にはファーストクラスの待合室も備えられている。

 さて、気になるのは漱石のスコットランドの旅である。帰国前に約2週間の旅をしている。ロンドンへの帰りが遅れたので、チッケトを買い替え帰国を1週間ほど遅らせている。

 エジンバラ(Edinburgh)は、イギリスでは有名な小説家のメッカである。グラスゴーは、漱石のロンドン留学時に、初めに同宿した池田菊苗(味の素(グルタミン酸)の発見者)が、帰国する前にグラスゴーを訪れている。何らかの感想は漱石に伝えていただろう。又、その後も日本からの科学者がグラスゴーの集まりに出かけている事も知っていたので、漱石は興味を抱きグラスゴーは訪問しているはず、と想像する。

 良く調べていないので分からないが、スコットランドの旅の日記はほとんど残っていないようだ。漱石はスコットランドにどんな感想を抱いたのだろうか?

 それにしても、当時は初期の蒸気機関車で、速度も遅い。石炭、水の補給も頻繁に必要である。今の10倍以上かかっているだろうから、40時間では行けなかったであろう。途中2泊ほどしたのではないだろうか?

 今、Carlisle駅を発車、スコットランドを離れ、イングランドに入った。羊、牛の放牧の田園はまだまだ続く。日本の面積より狭いし島国だが、高い山が無く、国土が有効に使える分、農業では有利である。スコットランドは放牧の土地に区切りが無く広い。風力発電も盛んである。イングランドは、放牧地は狭く区切られて境をはっきりとさせている。徐々に雲が取れて青空となる。

 しばらく高速道路と、運河が並行して走っている。運河には、ほぼ規格化されたボート(結構大きい)が、浮かんでいる。

 1613分の定刻に、ロンドン、ユーストン(Euston)駅に到着した。

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2017年6月17日 (土)

University of Glasgow

 イギリスの科学の発祥地の一つである。明治時代の日本の科学者も、多くの人が訪問している。兎に角、広い敷地に、古い建物と、新しい建物が所狭し、と建っている。エンジバラ大学より、はるかに伝統を感じさせる。

 校内には、美術館、博物館があり、誰でも、いつでも観覧できる。今日は、偶然にも、卒業式で、校内の講堂、や、中庭でパーティーが開かれていた。いずこも同じで、親の同伴が多かった。ここにも中国人の卒業生が目立つ。

 その前に立ち寄ったのは、現代芸術学校。校舎は自由に見て回れて、演習室も見学できる。芸術家が直接説明もしてくれる。残念なことに、本館のマッキントッシュの建築物は、修理中で、外からも、内部も閉鎖されていた。

 グラスゴー大学の近くに、Kelvingrove Art & Museumがある。聖堂の活用だろ思う。いずれも中途半端であるが、スコットランド地域の関係が多く展示されている。

 二階建てのバスで、グラスゴーセンターに戻る。二階建てバスに乗ったのは初めての経験であった。二階の前に座り、街を眺めたが高いと事からの見学は気分が良い。

 グラスゴーは、エジンバラと違って観光客は少ない。その分落ち着いた、面白い街である。残念にも雨が降って来て、サイエンスセンターが見学できなかったことだ。

 明日はLondonへ。電車で移動する。なんと、「ファーストクラス」を予約した。高い。飛行機の方が安いのかもしれないが、これはボケ爺最後の贅沢だ。

 グラスゴーから、足を延ばして、北の方の田舎が面白そうだ。絵描きが過ごしていたようだ。ボケ爺も、絵を描き続けられる環境が欲しい。

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