高校授業料無償化の愚策
日本維新が仕掛けた高校授業料の無償化。少数与党が予算を通すために仕組んだ思惑。これで、大阪府の高校授業料無償化の費用が浮くことになる日本維新と自民の政治思惑の愚策だった。
無償化で、日本の学力が向上するわけでない。教育貧困は続く。何故か、先行の大阪の実体は、公立離れで、府立高校145校のうち半数近い70校が定員割れ。すでに15校が廃校。さらに20校以上が検討対象。大阪府の公立高校は無残な状態だ。
全国で、公立離れが起きて、教育の基本が崩壊するだろう。無償化の議論と一緒に、学力向上の教育方策と併せて議論をしなかったのか?「文科省の無責任さ」が、この国を潰す。同時に中学受験の競争激化も必至。塾通いが激化。その結果、詰め込み教育の激化は本来の学力は伸びない。地方では少子高齢化現象に拍車。つまり、若者の多くは私立高の集中する都心に向かう。
先ずは、どうすれば公立高校の学力向上につなげるか?の議論を文科省は責任を以って検討して欲しい。「教育はコストではなく、日本の将来への投資」である。投資はカネが伴う。公立高校の教員の給与を上げる。教員の教育研修を増やす。教師と生徒間の信頼性の構築するため、教師一体で部活に取り組む。目標を明確にして、一丸となり取り組む。例えば、地方の公立高校で、海外大学進学を目指し、60%の学生が試みているところも現れている。
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