2025年3月13日 (木)

高校授業料無償化の愚策

 日本維新が仕掛けた高校授業料の無償化。少数与党が予算を通すために仕組んだ思惑。これで、大阪府の高校授業料無償化の費用が浮くことになる日本維新と自民の政治思惑の愚策だった。

 無償化で、日本の学力が向上するわけでない。教育貧困は続く。何故か、先行の大阪の実体は、公立離れで、府立高校145校のうち半数近い70校が定員割れ。すでに15校が廃校。さらに20校以上が検討対象。大阪府の公立高校は無残な状態だ。

 全国で、公立離れが起きて、教育の基本が崩壊するだろう。無償化の議論と一緒に、学力向上の教育方策と併せて議論をしなかったのか?「文科省の無責任さ」が、この国を潰す。同時に中学受験の競争激化も必至。塾通いが激化。その結果、詰め込み教育の激化は本来の学力は伸びない。地方では少子高齢化現象に拍車。つまり、若者の多くは私立高の集中する都心に向かう。

 先ずは、どうすれば公立高校の学力向上につなげるか?の議論を文科省は責任を以って検討して欲しい。「教育はコストではなく、日本の将来への投資」である。投資はカネが伴う。公立高校の教員の給与を上げる。教員の教育研修を増やす。教師と生徒間の信頼性の構築するため、教師一体で部活に取り組む。目標を明確にして、一丸となり取り組む。例えば、地方の公立高校で、海外大学進学を目指し、60%の学生が試みているところも現れている。

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2013年12月11日 (水)

大阪、頑張って

 東京はしたたかに、都市開拓を不動産業の競争を刺激して、一極集中を進めている。 次が豊洲を中心とした地域、お台場ベイエリアのオリンピック施設、など、都市人員を増やすに増やしている。

 一方、大阪は、大阪駅の北の車庫地の開発。南の近鉄、など、問題は、中心地の一等地の空き地の建設ラッシュは、マンションビルだけである。中心部に、マンションを作ってどうする?オフィスとしての収容面積が、益々少なくなってきている。

 こうなると大阪復興は、関西空港の活力しかない。東京の羽田空港のしたたかさに学んでほしい。羽田から、関空の便をもっと増やし、関空からの市内へのアクセスを良くすることだ。東京オリンピックがチャンスである。成田は限界である。関空へ呼び込むことだ。そして関空から羽田へ送り込む。

 その次には、キーは泉佐野市の再開発に掛かっている。京大、阪大、大阪市大、大阪府大、の学園都市の特区、研究機関の特区で、海外留学生、研究員を呼び込む。更に、お台場のような行楽地を作る。カジノを真っ先に解禁する。芸術村をも作る、など。大阪ガンバレ!

 このままだと、大阪は東京の衛星都市として、飲み込まれてしまう?

<読書>

「民王」池井戸 潤 ポプラ社

吉川栄治文学新人賞後の一作だ。奇想天外なストーリ性だ。部分的に、政治家の政策の皮肉が散らばっている。自分を客観化する手法も変わった手法だ。愉快!

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