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2025年9月29日 (月)

ムラサキシキブの花が満開

 ムラサキシキブは、今頃に花を付け、深き秋に実る紫の実が美しい。日本原産の落葉低木。どこにでも自生するらしい。葉の色は、秋が深まってくると徐々に黄色く色づき、紫色の実と葉の色合いが目を引く。その美しい実から英名ではJapanese beautyberryと。ムラサキシキブの花言葉は「上品」「知性」「愛され上手」らしい。ボケ爺には似合わない。

 『源氏物語』の作家が紫式部である。日本原産だから、命名されたのか?日本らしく、こぢんまりとしているがしっかり主張する、とか。

<読書>『十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞』内舘牧子 幻冬舎 2012

脚本家の大家が、源氏物語に独自の脚本を。人の生き様、人の心理に迫った「劇場的な異聞」を提案。東北大図書館に立てこもり、文献を読み漁った、と。異聞は、『源氏物語』の、初期の天皇の「桐壺亭の正妻の弘徽殿女御」を中心に据え。補佐役は、「源氏物語の疾患展」設営のアルバイト中の現世のフリータ青年で、「一夫一妻多妾」の時代の「陰陽師」として送り込む。この二人の駆け引きで、人の心情、感情の「怒り」「恨み」「ねたみ」「いやみ」「ひがみ」など練り込んだ好色好きの男女を赤裸々に描く。さらに「善と悪」「高貴と下賤)」「美と醜」の人間の深淵がちりばめられる。紫式部の「源氏物語」の光の君の行動や人心の悪魔を知る。

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