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2025年7月30日 (水)

人類は「暇と退屈」との戦い

 『暇と退屈の倫理学』國分巧一朗 新潮社文庫(2015)を、年寄りの暇つぶしのノーハウ書として読み始めた。だが、見事に裏切られ哲学書だった。人類が生まれた時から、「暇と退屈をどう処理するか?の戦いであったことが照査されている。

 「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのか。そして、それは何故。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。 著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びと発見が試みられる。(辱めながら本著は、東大・京大で毎年ベストセラー。だが、『思考の整理学』外山滋比古に次ぐ)

 問題提起は、「暇」を作るために人類は次々便利な道具を探し出す。すると「暇」に「退屈」しないように、又「暇」を求めて。これを繰り返している。今日の「沙帆ゲーム」「スキマバイトの「タイミー」」や「シェアフル」「メルカリ」「ハロワーク」といったサービスが知られている。「情報化社会の落とし子」だ。次の産業革命時の「暇と退屈の戦い」はどうなるのだろうか?

<読書>『生きるための読書』津野海太郎 新潮社 2024

80歳を過ぎると、「老人として生きることに飽きてくる」と公言する。「もうそろそろ死ぬ人ころ、いつ死ぬかは不明。死のお迎えが来るまで、「生きていなければならない」。気力・体力・記憶力は日々衰えるし「退屈」と嘆く。若ければ、過去と、現在もあった。だが老人には未来はない。「読書が暇つぶし」、だ。同感!

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2025年7月29日 (火)

4時間半の両院議員懇談会の結果は

 自民党は28日、参院選の惨敗を受け、自民党党員の声を聞く「両院議員懇談会」を開催。冒頭、石破首相(党総裁)は、参院選惨敗陳謝の後、「日米関税交渉に触れ」「合意の着実な実行に万全を期したい」を強調し。「政治空白を生むことがないよう責任を果たしていきたい」と。出席者(約280人その3割から意見(少ない?))から退陣要求が相次いだ。首相は閉会時に、責任の取り方について「議論を踏まえ適切に判断する」と語った。ついては「国民の意見に謙虚に真摯に耳を傾けたい」と述べた。さて、「・・を傾けたい」は「願望でであり、覚悟ではない」。責任を覚悟する言葉でない。石破首相は「この欺瞞で国民を誤魔化す」。

 論理は、「惨敗の分析を「・・・と考えた」」、よって、「そこを「…に修正して」、続けて任を果たしたい」。を一人称で語ることが、「リーダーの責任ある説明」のはず、だが。

 特に石破首相は、①自らからの意見は先に言わない。②謙虚に、真摯に賜り。だが何を聞いたかは言わない。③責任を以って、勤めます。だが、何に責任化は言わない。常に3人称になってしまう。リーダーが三人称で決断しては可笑しいよね。

 参院選の惨敗も、自ら(一人と称)の反省はせず、「遺憾に思う(三人称)で語る。惨敗の大きな理由は、首相になる前、と首相になった直後と、今日、「まるで正反対の行動」だ。①政治献金廃止―>議論を先延ばし。②旧統一教会問題は無視。③インフレ物価高に方針無し(賃金のベースアップ頼り)。今回の選挙でこれら3項目について何一つスローガンが作れなかった。国民が嫌う給付金を強調。「国民意見を謙虚に真摯に聴いた結果は何処吹く風」。 これが、「欺瞞論と詭弁法」。特に際立つ石破首相。多分、「性格的に深い劣等感が蔓延」しているのだろう。

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2025年7月28日 (月)

日本の官僚は大丈夫か?

 昨日のBlogに「日米関税について合意した」。だが、①「裏の約束がある」のでは?②「発表されていない「日米陰謀約束(特に安保保証)」が隠されている可能性は?と疑問を提示した。

 日米関税交渉は選挙結果後即合意された。交渉日程は決まっていない、と言いながら、これは魔訶不識。石破首相が負けることを見込んで「弱含み」つけこまれた?

日本は勝ち取った」と日本側アナウンス。だが、アメリカではトランプ大統領が、「アメリカの勝利の合意」とアナウンス。合意(同意)に付帯事項が続々出てきた。赤沢相は、「言い訳」をするがどちらが正しいか? 重要なことは8回の交渉の「議事録はあるのか?」「いつ開示されるのか?」である。赤沢相は、付帯事項を合意した張本人

 赤沢相は、「合意書など要求できない」「早く実施してもらうだけだ」。トランプは性格からして。と、合意書を交わすことを拒否する。石破首相は訪米の計画を立てない。何故か摩訶不思議。つまり、付帯内容は明記されており、さらなる交渉は必要ない。

 日本官僚は議事録なしでは仕事の実績は評価されない、だから議事録に時間を割く。結果、事前議論内容は不完全。これが日本官僚の課題だ。日本の官僚は「構想力」を放棄している。せめて、付帯内容の不明な点を公にして欲しい。

 トランプとの合意会議に、しっかりした議論内容のPaperが映された。赤沢相は、慌てて、あれは米国側の資料と言い訳。ベッセント財務相(米側)は「きちんと資料を作っている」。つまり、交渉には「交渉内容は提案し合っていなければ」「会議は成立しない、と言う事だ」。日本側は何故議事録を作らないのか?

 あくまで、合意文書をまとめることに意味はないと強調。「日本が縛られるだけになる」と官僚詭弁で「国民をゴマ化す官僚気質」。「食い違う日米の説明」「80兆円投資の行方」は、「米国内議事録に、しっかりと残されている」。

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2025年7月27日 (日)

自民大敗と日米関税交渉

 参院選で自民大敗、石破首相は、半数確保が最低目標と公言していたが、惨敗に終わったた。当然、責任論は渦巻く。一方、日米関税交渉は選挙結果後即合意された。交渉日程は決まっていない、と言いながら赤沢交渉担当相は渡米。この急転直下の合意に何か日米の間で裏工作があったのではないか?ベッセント財務長官が事前(万博訪問という名目)に日本を訪問している。

 その内容は、表向か、「日本は勝ち取った」と日本ではアナウンスされ、石破首相は、傲慢な反笑み顔で、「合意を勝ち取った」。だが、アメリカではトランプ大統領が、「アメリカの勝利の合意だ」とアナウンス。合意内容が、アメリカからアナウンスされると、付帯事項が続々。赤沢相は、「こう解釈して、言い訳」をする。数字だけは決まったが、それらの対応は細かく決まっていない。他に安保関連で大きな負担が隠れている可能性が高い。8回の交渉の「議事録はあるのか?」「いつ開示されるのか?

 このために石破首相は裏話がバレることを恐れ、辞任しない、何か持続しないとまずい項目があるのかも? だが、自民惨敗の責任はとる必要はある。何故なら、首相選挙の時、この国の改革に「私欲を捨て」「使命感を持ち実行」。蓋を開ければ、何一つ石破首相は「自論の改革論は包み隠し」、「従来の体制を維持しようと動いた」ことは、事実。旧体制を守る「政治とカネ」「保険制度見直し」「原低減税(ガソリン、等)全て先送り。「石破首相の欺瞞論と詭弁法 」が、辞任回避のためにさく裂し始めた。

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2025年7月22日 (火)

石破首相、敗戦の発言は3人称?

 「選挙結果への重大な責任を痛感しつつ、政治を停滞・漂流させてはいけない。比較第1党として国家、国民への責任を果たさないといけないと考えている」と述べ、続投する方針を正式に表明した。ここには主語が隠れている。多分、「自民党は」が主語との話。さて、「私は」を主語?この曖昧さが「石破流、居直り語法」である。

 「いばらの道」とも発言」。誰が作った「いばらの道」か、が全く見えない。「石破流、言葉の遊戯」。例えば、いばらの道を作ってしまった最大の責任は私にあり、・・・」と、同情を乞う態度だろうか。常に石破首相が言う「国民の「ご意見に耳を傾け」「真摯に検討」し、実行していきたい、と「意見を承り」「真摯に対処」は何百回効かされたか?だが、全く効かない。「石破流、だまし説法」である。

 石破首相が継続すれば、政治の停滞・漂流は起きないのか?選挙前の通常国会では、何軒もの重要案件を先延ばしにしている。継続することが責任を取ることだ、と言いたいのだろう。「原因・結果」をボヤカス「石破流、詭弁法」である。

 いずれにしろ自民党の政府執行部の責任は取るべきだ。だが、もし、責任を取らないなら、日本の政治は辛くへの道を歩むだろう。他党野党では日本を担えるほどの未来を考えている人はいない。責任は与野党の一蓮托生だ。

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2025年7月12日 (土)

「なめられてたまるか」と石破

 アメリカに対して「なめるな」と、石破首相は啖呵を切った。日米外交史上に残る「最大級の失言」だ。これでは、関税交渉はぶち壊しになるだろう。ボケ爺は、心の底から驚愕しました。「敵対的」外交展開を決定的としてしまった。日本の国益には反する発言で、「まさに万死に値する大失言」。

 結論から言って、日本の「国益を守る」、と言うなら、石破茂は「即刻総理を辞任」すべきだ。日本に大きな災いをもたらす最大の元凶にしてしまった。石破首相は「米国に関税自主権」があるそして、あくまでも「戦いではなく交渉」である、ことを自覚すべきだ。石破首相、赤沢担当相、交渉サポータを含め「交渉できる素養」があるのか、疑わしい。特に石破首相は、「本音と表層発言が真逆」が見え見えの人物はいない。何故か、逆転を言われると、理由を言わず「私はそうは思わない」とにらみつける。

 日本のジャーナリストにも日本国民に真の情報を伝えなく、トランプ発言を批判的な発言と非難する。例えば、「脅しに拍車」と国民をはやし立てるが、本当か?むしろ,ベッセント国務長官は親日的な交渉をしている。トランプはそれを十分に認識している。その発言が、「私たちはある意味で素晴らしいパートナーシップを築いてきた」が、「貿易に関しては非常に不公平」だった」、と。

 貿易赤字をどう解消するのかを日本から提案せずに、とにかく、「関税を下げよ」「その分、日本は米国に投資をしている、と関税の意味を勘違いして提案する。米国は、日本企業に雇用ではなく米国企業の雇用を増やしたい、とイラつく。さらには、日本側の農産品の関税を下げずに米国だけ下げろ、というのか理解できない、という。

 この交渉中、日本車の米国での「販売価格を5月の統計では2割も下げている」。日本はまだまだ余裕があると見せつける理由がわからない。交渉する時の内容を日本国内で「筋道が作られていない」、ボケ人材(交渉に無能)しかいない。残念な日本。

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2025年7月10日 (木)

トカラ列島の地震は収まる?

 トカラ列島(悪石島、小宝島)の地震はもう少しで、収まるだろう、とのボケ爺の説。原因は「マグマ活動の活性化説を唱えた」。何故かは、以前のBlogを読んでください。今のトカラ列島の地震が収まるには、「桜島、新燃岳の水蒸気マグマ噴火による」との説。ただ、予測できていなかったのは、前日のインドシナの火山大爆発だった。地下マグマは、インドネシアまでつながっている。

 その爆発の3日後(昨日)に桜島が噴火した。そして7日から休んでいた新燃岳が大爆発だ。トカラ列島地震の頻度は、インドネシナ噴火から少し減り、桜島でも減り、多分、今日の新燃岳の爆発で、さらに減るだろうし、震度も下がるであろう。桜島、新燃岳の噴火はしばらく続くであろうが

 この「現象、原因を良く分析」をしたい。「マグマの活性化が、地球温暖化・異常気象の大元」になっているはずだ、とボケ爺は信じる。黒潮の蛇行、海水温の上昇、等。急いで、調査資材開発し、基礎科学を積み上げて欲しい。漁業対策に寄与するだろう。日本では、プレート型地震が心配だろうが。次は富士山の大噴火だろう。

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2025年7月 7日 (月)

トカラ列島の地震の原因は?

 トカラ列島の地震は異常だ。2週間ほどで、震度1以上が1500回を上回る。トカラ列島の地震が始まったころ、ボケ爺のBlogで原因は「火山性地震」だ、と断定したが。

 気象庁でもはっきりとしたことは分からないらしい、だが「科学的根拠の流言はしないように」、と。気象庁は「1週間ほど地震は」続く、と、1週間を過ぎると、「当面は」に変更。。その理由が、経験のない事象だ、という。 しかも、各大学の地震研究の専門家の意見もまちまちで定まっていまい。ある教授は「プレートのスリップだ」と、ある教授は、火山性マグマの活性だ」と。ある人は「マグマの活性化が断層(2本、という人も3本と言う人いるが)を刺激している、と。

 はて、「科学的根拠のない流言は止めよ」、と言えるのだろうか?この地震の原因追及に新たに測定機器を取りそろえ、「観察を始めた」、という話はない。なぜだ? もし断層が原因なら、「能登半島大地震の二の舞になる」。ボケ爺は「マグマの活性化地震」で、桜島から始まった「新燃岳の今日の連日の水蒸気爆発」につながっている。(インドネシナでは、又もや、今日、正午ごろに大爆発が起きている)

 ユーラシアプレートの奄美台地の上に乗っかっている島々の地震は浅くホボ20km程度に集中、フィリッピンプレートとのスリップであれば、もっと深いはずだ。さらに、地震範囲は狭く集中している。よって「プレートのスリップ」ではない。断層もしかりだ。

 今回の地震対象の島々に噴火の可能性、海水温の異常な上昇、急いで断層の近辺の地殻変動を調べて欲しい。これこそが政府の防災対処のはずだ。起きてしまってからでは遅い。「予知に力を入れる」べきだ。政府は研究費を出し渋っている。今こそ「基礎科学に力を入れる」べきだ。「異常気象の基の海水温の変化データ」も得られる。「漁業の水揚げ予測」にもつながるはずだ。

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2025年7月 6日 (日)

我がボケ爺は発達障害児だった?

 昨夜のNHKの「新プロジェクトX 挑戦者たち」の放映で、「「無罪へ 声なき声を聞け」滋賀・看護助手 知られざる15年」。病院で働く看護助手が殺人容疑で逮捕。否認するも、懲役12年の判決が確定。獄中から「私はやっていない」との手紙を両親に送り続けた。その声に立ち上がった新米弁護士と地元の新聞記者。新たな調査で驚きの事実を発見、7度も繰り返された有罪判決の誤りを明らかにし、冤罪だったことを証明した。

 その発見のポイントとは、被告が発達障害児であった、と心理病医師が加わり、「事を争う時に嘘をつく性格があった=発達障害」。それをベースに、手紙の解読と、検事の判決内容を照らし合わせると、心理誘導が明確となり、結果、冤罪であった、と判断され、無罪を勝ち取った、とのストーリ。

 ちょっと待てよ、このボケ爺は幼少のころから「事なかれ主義「嘘も方便」で抗わないことに勤めてきた。今もそれは変わらない。さて、この「ボケ爺は発達障碍児だたのか?」と、寝つきが悪く、今日一日、考え込んでしまった。今の学校教育では、少々変わった性格を持っていると、発達障害、と医師に照会する。結果「それが良いのか、悪いのか?」 これから「ボケ爺は悩み続ける」ことになるだろう。

<読書>『もの想う時、ものを書く』山田詠美 中央公論新社 2025

主題が気に入った。内容は多岐にわたっている。ある意味まとまりがない。生い立ち。2度の結婚、それらが「美しい無駄」と自画自賛。ボケ爺も我が人生は「大いなる無駄」と思う。だが、「無駄が文化」を作る。「文学をやる」ために「無駄に敬意」、と説く。

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2025年7月 5日 (土)

米財務長官「関税交渉は参院選後?」

 ベッセント米財務長官は3日、日本との関税交渉について「日本は7月20日に参院選を控え、合意するためには多くの国内的な制約があるのだと想像。日本との交渉は当面様子を見る」、と話す。

 米CNBCのインタビューで、財務長官は「日本は偉大な同盟国だが、現在は厳しい状況にある」との認識を示した。当然だが、日本の内情をよく観察・調査している。一方、中国からは、参院選での石破政権の存続が望ましい、敗北なら米交渉は仕切り直しとなるだろう、と。

 その理由は、米ハドソン研究所ジャパンチェアー ウィリアム・チョウ副部長曰く、日本の政策において重要なのは「経済」と「安全保障」だ、と2つの異なるテーマに対処しなければならない、と。

 日本の言う「パッケージにして交渉」.を押し勧める、と言うが。ボケ爺には、「パッケージにして交渉」が、最も日本式の「ごまかし・まやかしの交渉術」で、日本人のボケ爺でも意味不明だ。アメリカでは全く理解できない。各品目の数値を明らかにしていくなら、パッケージには出来ないからだ。自動車は、投資額ではなく、数量制限が必要だろう(半導体交渉の時と同じように)

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2025年7月 2日 (水)

今年の梅雨異常気象、ボケ爺流

 今年の梅雨時の異常気象は、このボケ爺流に言えば、フィリピン海溝の太平洋の西に位置するトカラ列島沿いの地震による。地震の原因は、火山性マグマの上昇によるのだろう。大地震には繋がらない。以前に、東側の伊豆諸島、小笠原諸島の地震や、新島の出現は、火山性マグマの上昇だった、と思っている。

 一般論的には、異常気象の温暖化は、「CO2排出による」、とのことだがボケ爺流浅知恵では、「海底でのマグマの活発な活動」から、海水温が上昇。「温暖化の半分」を占めていると思う。「黒潮の蛇行」、「偏西風の蛇行」、「北極海の氷の溶解」、も「海底火山の活性化」によるものと思う。「アイスランドの連続火山爆発」が証明している。

 日本海を北上するイカの収穫は、今日、鳥取沖で豊漁。函館の沖までたどり着かない異常に見舞われている。太平洋側のサンマも同様である。さて、今年の水害は、いつ起きるであろうか、トカラ列島自身が沈静化する7月終わりになりそうか? こんな自説は如何か?

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2025年7月 1日 (火)

日本経済の活路はどこに

 今日は、2025年の折り返しに入った。後半はさらに「日本の混迷」は深まりそうな予感。米中貿易摩擦から始まったトランプ2.0が戦後80年で築いた世界の自由貿易を突然に壊し、自国の製造業の立て直し、と貿易赤字を解消させる。それに、自国保護のために関税で操っている。

 コロナパンデミックから始まった世界の混迷。ヨーロッパを中心に、主に各種格差の拡大により、フランス、ドイツ、イギリスの「新興政党の躍進」。「ポプリズムの崩壊」だろうロシアのウクライナ侵略、イスラエルのハマス侵略、とイランへの戦争布告。

 日本では「失われた30年」から脱出できない。日本GDPも30年間伸びない。豊かさの指標の「一人当たりGDP」は韓国にも抜かれ台湾に来年は追い越されるだろう。賃金が増えないからだ。日本経済の脱出策で「日本政治の機能不全」は鮮明だ。

 日本の金融施策は「世界に逆走」して、「アベノミクスの3本の矢」は折れてしまった。が未だに対策が打たれないまま漂流。日本の企業は「資本の内部留保」、「自社株買い」、「系列会社の統一」、に勢力を、「イノベーションに消極的」が未だ続いている。その結果、「会計の不正」、「製品不良」「社員の不正」など、ロス費用の拡大。

 今のように「未来が描けない政府、企業」では、アメリカ関税は乗り切れない。アメリカに言われっぱなしになるであろう。これも「失われた30年」を「アメリカに甘えてきた」からだ。日本は甘えの構造でしか生きていけない残念な国なのだ。

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