ビジネスマンなら失格の関税交渉
自由貿易の慣例を破ったトランプ2.0の関税交渉。日本の対応は「常識内」なのか?交渉が終了後の報道で、ほとんど、どんな交渉であったかが伝わってこない。残念な結果であったことだけは伝わってくるが。そう、数時間(2時間程度)の「にわか会議」だった。細かい内容は秘密だが、「大枠の決め事」は報道すべき。だが「決まらなかった」?
日本での交渉報告は、出発前と全く違ている。又、アメリカの交渉内容とも違いが大きい。何でこんな違いが起きてしまうのか?元々、第2回目の交渉は日程すら決められなかったのだから、日本側の交渉内容もアメリカに明確に伝わっていたとは思えない。すなわち、ビジネスの交渉の場での「準備力」が全くできていなかった、としか思えない。
今回は「枠組みを決めたい」、の「枠組み」とは、内容が曖昧だ。日本政府特有の曖昧言語だ。「安全保障の米軍駐在費、軍事費は別だ」と憤慨していたが、それは別枠になったのか?も分からない。多少、伝わってくるのは、「鉄鋼品」「自動車」関連関税は別だと言う事ぐらい。だが、「その別」、の意味が分からない。政府の枠組み、と言う意味か?
又、次回は5月中頃と、どの「枠組み」をどのような日程(数回の)で進める「枠組み」すらも分からない。一度に、食料など、自動車、鉄鋼関連以外の関税の「枠組み」はどうなったのか?その交渉時期(日程)も分からない。
中国との交渉が動き始めたので、日本は無視されていたのだろうか?
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