NHK朝ドラ「おむすび」の悪評は?
もう、終わってしまったが、NHKの朝ドラの「おむすび」がさんざん悪態をつかれていた。今頃「ギャル」は無いだろう、とか、「主人公の女優のハラスメントが」まで。物語の筋が分からない、だから視聴率も低迷した、とか。
だが、ボケ爺はそうは思わない。よく考えられた物語だったと、感心している。バブルが弾け「平成の失われた30年」を駆け巡り現れた社会の課題の解決の一策を提案している、と思うのだが。
阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けた阪神から、糸島へ疎開したところから始まる地方の少子化と高齢化問題を通奏低音で最後まで貫いていた。落ち込む社会で気を吐いていたのが「ギャル」であり、「ギャルマインド」の元気力、明るい未来に向かう気力の「起業家力」は社会を盛り上げる活力の必要性を最後まで一貫していた。
そして、復興したかに見える都市(神戸)「表層だけの張りぼて」を問題提示して、それに取り組む社会は、その後の東日本雄大震災への提案でもあった、と思う。阪神・淡路震災の復興を良く考察してよ、との提示である。つまり、「地方の過疎化、都市集中化」の問題との二重苦悩が押し寄せて緊急性がある。そこに、コロナパンデミックスと、これから始まる「医療体制・構造の課題」も提案した。
これらは、全く解決されていない。これからさらに深刻に進行する日本の未来の課題提案だったと思います。朝ドラでの提案に感謝する。
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