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2025年3月 3日 (月)

虚しい口論で交渉決裂

 交渉決裂の口論の始まりは、ぎくしゃくしながらも和平議論が40分ほど過ぎた頃、バンス副大統領が割り込む。ぜレンスキーは「2014年以降のオバマ元大統領以後の努力でも変わらなかったと、プーチン氏は停戦合意を過去も破ってきた」。そして「バンス氏の言う外交とは?」 バンス氏は「あなたは失礼だ」と。さらに追い打ち、ゼレンスキーは「あなたは(ロシアとの間を隔てる)素晴らしい海がある」、とトランプの言葉を皮肉った。これに、トランプ激怒。

 問題点は、1)事前に交渉内容の確認不足①鉱物資源のDeal交渉内容 ②安全保障の在り方。2)通訳を介した交渉ではなかった。ニュアンスが伝わらない。3)記者団が最初から居座った異例な交渉の場。

 ぜレンスキーからすれば、鉱物資源の内臓量は未知で、アメリカがどこまで真剣に欲しがっているのか?世界中で、産出されているからだ。これでは、ロシアの防衛抑止につながらない、と思っている。又、トランプはプーチンと、どんな和平内容を話し合っているのか?蚊帳の外の不信もある。例えば、侵略された土地はどこまで譲歩しなければならないか?ロシアの恐怖に耐えるヨーロッパ(ウクライナ)を理解してくれ、言いたかっただけだろう。

 日本は、さてどうするのか?過去の戦争の失敗が臆病にさせているのか?だが、日本は「地政学」「知経学」に無知に近い。専門の調査・情報収集部門も乏しい。政治家に理解でき気概を持つ人もいない。トランプほどの情報収集家はいない。私腹(企業献金、裏金のごまかし)を増やすだけの政治家に日本の未来は?

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