2025年、円安リスク
今日の円安は157円を超えて推移している。2025年はこの円安は続くのではないか、と予測される。その理由は;
- 今春の賃上げに積極的な企業の動きが多い
- アメリカ経済が堅調で、金利に上昇圧力起きる。
- 消費者物価の目標値2%を超えてきた。
日本の長期金利高水準へ。でも円安を止められない日銀に課題。1月の金融政策決定会合で、日銀が0.25%幅の利上げを見送れば事態は最悪に。
過去にも数回の円安はあった。その時は、運よく輸入の原材料が大幅に値下がりをし、日本の電子機器産業への需要が強かったから乗り越えてきた。だが今回は、原材料は高いまま。半導体・電子基材を日本に供給を期待しない。海外生産に移行た結果や、円建て契約も進んで円安を容認。だが、円安は消費者物価を賃上げ幅以上に引き上げる。つまり日本の実力は下降を続ける。今年の円安の脅威だ。
<読書>『円の実力』佐藤清隆 慶応大学出版社
今日の円安で、「日本の実力は落ちた」を研究した内容で。結果は、円安事態だけで、「円の実力は測れない」が結論。だが、自由為替制度では、円高、円安を繰り返す。貿易収支は赤字、黒字のバランスを取り、国力を保ってきた。産業輸出入の需要供給、には「偶然の出来事」で救われることも多い。今日の円安は、日本の需要供給の産業の衰退。輸入の原材料の高止まり、で課題が多い。
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