満月・水仙・サギ・カモ
昨夜の満月は大きく白く美しく、東の空から登り始めたのは太陽が西に沈んで、すぐ。寒く冷え切ったビルディングの一角から覗く姿は神秘的。荒れた心に響く。
日本水仙(寒中花)は凍るような土から顔を出し、真っ白い花びらに黄色の芯が、これも又、神秘的。草花の色彩は何故多様なのか?多様性でなければ生き残れないからだ、と説だが。人の心に寄り添えるから可愛がられる。
野川の川面には、渡り鳥のカモがやってくる。冷たい水の中で、小魚を追い回している。否、じゃれ合って楽しんでいるのだ。今しばらくすると子ガモを抱えて、悠然と泳ぐ姿が待ち遠しい。
カモの小魚取りを見守りながら、シラサギや、鼠色のサギが、単独で、水中を睨んでいる。不思議にもカモたちの近くで立ち澄ましている。何を想っているのだろうか。
<読書>『無明』今野敏 幻冬舎 副題;警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ= 単純な事件解明、複雑な縦組織、人間関係の中で、信念を通すリーダー。そのリーダーの矜持の必要性を強く際立たせた仕立て。リーダに必要な倫理感に参考になる。
<読書>『海風』今野敏 集英社 歴史小説に挑戦。現在のビジネス組織政策、人事政策、特に組織内の人間関係の妙味で未来を、さらにリーダー論までに及ぶ。著者の得意の警察小説に仕立て生き生き描き出される。歴史と言うノンフィクションに現在ビジネスへのフィクション化。ビジネスマン必読。(黒船来航時代の筋立てだが)
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