失われた30年の脱出を願う
失われた30年から、早く脱出出来る政策転換を早く議論し実行を行って欲しい。最も悪い政策は、
- 「企業の自社株買い」(昨日の新聞では2024年は過去最高額)で、資本の内部留保で、投資や、賃金をケチる。一方株主には配当金では、30年前と比べ6倍にも釣り上げている。(ケインズ系主流経済理論の修正の株式優先主義)
- 「政府への企業献金に歯止めがかからない」。例えば、脱化石エネルギー政策案で原発が20%へ増やしている。これは、原子炉発電協会から、多額の政府献金を行っているからだ。他にも、沢山の例があり、政府のバラマキ資金支援に繋がっている。
橋本元首相から始まり、小泉元首相へと、アメリカの主流派の市場均衡理「市場の自由競争に任せれば経済成長」するとの間違えた理論を導入した「アメリカかぶれの竹中平蔵」を信じた。安倍元首相はデフレ脱却に経済成長に、市場原理政策の「規制緩和、自由化、民営化、クローバル化」を助長した。これは経済成長は起こらないことはアメリカ経済で実証されいる。さらに「株式資本主義の理論」をも導入し「株主価値最大化」経営が台頭させた。
アメリカは日本の経済成長を恐れ、いろいろ追加政策(新しい自由主義)を考案し立ち向かい経済成長に成功している。日本はそれに気が付かず、悪しきモノマネを続けている。残念な日本の浅知恵。
<読書>『入門シュンペーター』中野剛志 PHP新書
=資本主義の未来を予見した天才=となっている。日本の30年の経済成長の停滞(失われた30年)、日本だけの現象はどうして起きたのかを、シュンペーターの『経済発展の理論』を中心に論じられている。結論は「シュンペーター理論に従って経済は発展し、シュンペーター理論に背いて衰退した唯一の国が日本」であった。よって、シュンペーターの勉強を再考すべきとなる。読むべし。
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