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2024年11月 3日 (日)

雲一つない秋晴れ?

 丹沢稜線付近は雲に覆われている。見渡す限り雲一つない秋晴れだ。だが、自民党惨敗の日本の政策の先行きは暗雲が漂っている。何故か?根本に「カネのバラマキ政策」の「ご機嫌取り政策」しかないからだ。今日はその一つ、半導体産業復興政策を考察してみよう。

 官僚は半導体音痴の集まりだ。それに乗った政府はさらに追加支援を決めた。その方法が、国が持つ(国民の税金)NTT株を資産に新しい国債として調達し、得たお金を「ラピダスを中心」に、熊本に進出してきた台湾のTSMCにも「追加投入」すると言う。

 なぜこれが問題か。ラピダスは国家鳴り物入りで設立した最先端最先端半導体製造会社、であり、IBM技術の導入だ、と明言している。IBM技術が本当に「量産に向いている最先端技術」か、「技術の継続性」あるとの判断を誰がした?今のラピダスのトップは、半導体技術の素人集団だ。IBMから導入する技術習得者(日本人)は集まらない現状に直面している。

 熊本のTSMCは、先ず、日本にどのような恩恵を与えてくれるのか?確かに多少の作業員の雇用は生まれるであろうが。肝心の半導体技術者は台湾から送り込まれる。工場周辺の「汚水処理、水資源」の環境アセスメントは行われたいない。水俣行の再現となるであろう。確かに、周辺材料企業が集まる恩恵はある。だが、本体が崩れれば、水の泡、となる。

 これらの負の資産について、この大々的な支援を計画した「ど素人の官僚」は荒れ地になった半導体工場の時代は勇退して優雅な生活をしていることだろうが。

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