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2024年10月13日 (日)

被団協のノーベル平和賞

 先日のノーベル平和賞受賞が決まった日本被団協。その原動力は、苦しみの体験と、核兵器への怒りでした。「もうだまっておれない」。そう手を取り合い、貫いてきた歩みの70年であった。

 驚くことに、ノーベル英和賞選考委員会の会長は39歳の若さ。しかも、その選考理由を聞いて、このボケ爺、年甲斐もなくウルウルしてきた。実に適格で真実味ある言葉で語られた。思わず長崎での被爆者の「「何もない」と感じるほど、一面焼け野原となっていた。炭のように真っ黒の遺体、風船のように膨らんだ遺体……。数え切れないほどの人たちが息絶えている。伯母の遺体を焼き、骨を拾った光景が頭に残った」。を思い出す。

 草の根運動で、よくもここまで長くつけられたものだと思う。今日の世界情勢は、核をちらつかせながら戦闘を優位に。さらには、核爆発開発に熱を挙げる国もある。

 当事者の日本では、米国の核の抑止力にかまけて、日本に核爆発を持ち込もう、と躍起になっている。もし、今のまま、核が日本に持ち込まれ、自衛隊が使おうとすれば、自国を守るためで使われることになる。つまり再び日本国が核を日本領地内に落とすこととなる。こんな矛盾のある平和賞受賞に政府はどう思っているのだろうか?

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