秋の長雨の日々
今週は雨の日の時が多かったが、昨日から今朝までは特に長時間降り続いている。2~3週間は遅れたかヒガンバナが咲き終わりそうな時だ。こんな東京でも、好き好んで、ルーティンの散歩に出かけた。しばらく歩いたが、雨粒が大きくなり、激しくなったので引き返した。自宅近くのカフェに落ち着いたが、落ち着かなくて、ボケ爺の肉体に罪悪感を覚える。
今朝の夢は、田舎で過ごした頃の風景と自分の受験勉強の不甲斐なさであった。我が家には「本」と言う類のモノは無かった。だから読書は大学生になるまで知らなかった。宿題の課題も、教科書内で済ましていた。兄は、「わが家に本がない」「知識人とは縁遠い人種だ」、と嘆いていた。その兄が大学入学祝いに、と本を贈呈してくれた。志賀直哉『城崎にて』であった。城崎温泉の情景を詩的に描かれたいた、ような記憶しかない。何故、兄がこれを選んだかは、まだ、兄に聞いていない。兄が生きている間に聞いてみたい、だが忘れているだろう。で目が覚めた。ボケ爺の遅咲きの読書好きになった理由はこれにあったことには間違いない。
<読書>『本に出合ってしまった』前田和彦編集 日販アイ・ビー・エス 株
人は、今モヤモヤしながら何かを求めて、挑戦する。そして悩む。本は不意に気づかせてくれる不思議な出会いを作る。直接的答、間接的示唆。解が欲しくて求めている時ではなく、多くは偶然の出会いだ。摩訶不思議に人生を変える。
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