朝から快晴の梅雨時
少々朝早く目が覚めた。眠れない夜が続いていたが、昨夜は連続して6時間は眠れた。梅雨時の高温高湿に、年老いた体は少々悲鳴を挙げていたのだが。
疲れは取れているわけではない。この晴天の中、散歩は少々シンドイと思うのだが、だが怠け心を戒め、出かける。眩い真夏の太陽の光に、つい愚痴が出る、「今朝は曇りの予測だったのに」。アジサイはすっかり終わりを告げている。ボケ爺の好きな色、黄色のカンナの活きのいい花が激励してくれるが、足は重い。某自動車販売店の入口に、ヒマワリの花が数本、を開き始めている。いっせに太陽の光の方を向いて、「もっと太陽を!」と叫び出しそうだ。
野川では真鯉が戯れている。久しぶりの快晴に。だがボケ爺は汗で潰されそう。
<読書>『源内狂恋』諸田玲子 新潮社
文章の美しさで一目置かれてる作家である。筋道にハッとさせられる驚きが仕組まれている。平賀源内の狂人と純粋な恋を粋な計らいが、最後の最後にまで、にじみ出る。源内は才能豊なマルチ人間。本草学者、地質学者、蘭学者、医者、殖産起業家、戯作者、浄瑠璃作者、俳人、蘭画家、科学発明家、画家。だが、飽き性、と女性には滅法弱い。下女を可愛がったが、口下手で表現力に難あり。だが、そこに狂おしい恋が芽生える。じれったい恋にいら立つ。
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