政策金利を値上げした、さて?
31日の金融政策決定会合で「0.25%に引き上げ」を発表した。植田総裁の声明では、「物価2%目標の持続的・安定的実現の見通しから」「金融緩和の度合いを調整することが適切だと判断した」と。今後は経済・物価が日銀の見通し通り推移すれば「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整する」と。あわせて公表の「経済・物価情勢の展望」で消費者物価指数(CPI、生鮮食品除く)では、前年度比伸び率は26年度にかけて2%前後で推移するとの見通せる、と。
ボケ爺は経済の仕組み、構造については良く分からない、が疑問に思うことが多々ある。一つは、物価目標と、消費者物価指数(CPI)との関係だ。声明文では分けて述べられている。実感から消費者物価は2%で収まっているとは、消費者感覚から大きくずれている。又、生鮮食品を何故除くのか?それなら、食堂の食料品は含まれる?レストラン、食堂のメニューは30~50%はゆうに上がり続けている。又、消費者物価指数を2%にした理由は述べられていない。アベノミクス時代から(約16年?)変わらない。経済成長の目標値や、少子高齢化現象の加速などで見直さなければならないのでは???
二つ目は、賃金も名目と、実質に分かれている。実質はマイナス成長だ。実質賃金に食料品、生鮮食品の上昇が含まれているのか?税が増えていないか?なんだか誤魔化されているように思うのだが。
日銀の声明文でも明かることだが、これから実施することは記述されているが、その理由が不十分だ。これが日本の論理不足だ。残念!
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