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2024年6月17日 (月)

生物界は安定性=多様性だ

<読書>『<生かし生かされ>の自然史』 渡辺政隆 岩波書店

 地球上の生物はいかなる時でも単独では生きられない、と。動物と植物は相互に依存しあっている。ボケ爺の庭の雑草の生態も、毎年変化がある。訪問する昆虫類も変化する、は実感である。「ろうそくの科学」同様に、生物はダーウィンの「自然淘汰」論に。メンデルの「遺伝の法則」は、中学で学ぶ。だが、今日は「ゲノム解析」で生態系の解析、遺伝子操作、エントロピーの法則(熱物理、情報(シャノン)、生態系)で共通に存在する、とノイマンが。実は共通の原理は「(安定=多様性)」が働いている。

 光合成が出来る海藻が上陸して、その後、動物類が上陸し、今までに5回ほど絶滅を繰り返し、植物が先頭で復活を進められた。今日の人間の生態系は火を使った料理ができることを発見したことから毒が薄められて、人の集団社会が作られた。

 山火事でも生き残れる生態法則は出来上がってる。興味は尽きない生物の生態論。今後、地球温暖化で生態系は、どうなるのか?人間も絶滅危惧種、となるのだろう。 菌類、バクテリアも生物だ。数々のドラマが織りなす。今日では、RNAの切断、入れ替えのできる生物も見つかってきている。自ら遺伝子を操作できるそうだ。

 気候変動、森林破壊、新興感染の猛威、等。人類が生き延びるには科学に基づいた「生き物(生物)」 と共存を模索せよ、と言うことか?

 さて、ボケ爺は生きている間に、企業の生態と、日本国の絶滅危惧の可能性を論じてみたいが。残念ながら、それほど長くは生きられなくて葬られるだろう。だが、この本は死ぬまでにぜひ読んでおくこと。

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