「キシダノミクス」はなに?
安倍元首相の時代は「アベノミクス」と、何かと議論されていた。その基本は「3本の矢」政策論であった、と記憶している。ここに来て岸田首相の退任の総括がごとく、「キシダノミクス」の評価が、日本経済新聞社に記載されていた。
その中身が、「市場改革=4.5、デフレ脱却=3.7、産業政策=3.6、財政運営=2.8、構造改革=2.4」と評価されている。これは「キシダノミクス」ではなく、何もしない政府の現状評価、と言うならまだ理解できる。
「キシダノミクス」はとは、どんな政策であったのか?上記のように5項目に分けて、それぞれに明確な目標か、方針を打ち出していたのであろうか? まさか「新しい資本主義」と言う一言が「キシダノミクス」ではないであろうが。ボケ爺の理解では、「新しい資本主義」とは、「賃金増―>消費増―>企業成長」の好循環説、ボケた無責任な説ではないだろうね。
もし、そうだとして、その為に、どんな政策の目標や、実行内容が会ったろうか? アベノミクスの場合「3本の矢」と銘打って、3つの施策の内容が、良いか悪いかは抜きにしてある程度記載されていた。異次元の金融政策で、カネがだぶつき株価を上げた。等の評価は分かる。だが、安倍首相は金融の政策、賃金増の施策などもどこにもない。他人事のように「企業にお願いしている」、「国民の意見をよく受け溜まったので検討してまいります」。で、「期限なしの聞き流し戦術」。これを、「キシダノミクス」だと銘打って、5項目の評価をする「日本経済新聞社は、一体何者か?
日本人の最も弱点である論理的な説明(評価)を正さなければならないマスコミの風上にも置けない。日経ともあろう新聞の論理がこれだから日本は何時までも幼稚な議論しかできない、進歩もない。これで良いのか日本の未来は?
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