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2024年5月 1日 (水)

方丈庵記(八十八夜の冷雨)

 5月に入った。連休の合間である。昼食を終えて、方丈庵の東の窓から見えるケヤキの大木の街路樹にわずかな風に揺られる新芽に降る冷雨は振り落とされて路面の水だまりに波を立てている。

 円安は続く。岸田首相の新しい資本主義は正しい経済学の王道か?と疑問に思う。物価は超インフレ(15~40%ほど)だが、統計上は3%程度と宣う。植田日銀総裁は、輸入品での物価上昇はわずかだ、と言う。輸出品で成りたっていた日本の経済成長は、現地で高価になり売れなくなることは明らかだ。世界(特に米国は)は日本の経済をここぞと弱体に加担する、その結果、日本の企業体力が弱体化しているのだ、ボケ爺は思う。観光インバウンドだけでは、債権の埋め合わせには程遠い。

 日本企業の衰退は、竹中平蔵が起こした「米国式経済の輸入」を押し付けたことだ。さらに「企業経理(決算)も米国式を導入」し、自己資本低い日本、3か月期ごとの決算での株価を評価で苦しめた。経営者は経営にナーバスになり投資から企業内貯蓄・留保に走ってしまった。

 さらに竹中平蔵は社員を、非雇用社員化を推し勧めた。それでそれに、いろんな政策企業(ゾンビ企業)の顧問を兼務し横流しで懐を蓄えた。政治とカネではきわどい悪事を働いた、と思う。ミサワ事件も有名なダーティな事件だ。

 繰り返すが、今日の政治、政策のダーティな振る舞いは竹中平蔵流儀であり、今日の政治・政策の没落は竹中平蔵から始まったことは確実だ。

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