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2024年4月14日 (日)

やるじゃない富士フィルム

 「富士フィルム、バイオ薬受託生産5倍 世界投資7000億円」なるニュースが飛び込んだ。ボケ爺はバイオ薬剤なるのモノをよく理解出来ていないど素人。今盛んに議論されている日本の半導体産業復元に、台湾のTSMCのファンドリー(受託生産企業)の誘致で日本は1.3兆円もの補助金を出すのだが。電子装置はこの受託生産業は今や常識になっている。

 一般的な薬剤ではジェネリックは常識であるが、受託生産とはやや違う。iPS細胞では、細胞の生産に特化する企業が模索検討されている。バイオ薬剤に特化して受託生産業構造に目を付けたとことにイノベーション経営だ。富士フィルムはアナログフィルムの生産では世界でトップクラスだった。多くの化学者を抱えていた。化粧品産業に活用していることはよく知られている。さらに、優秀な化学者の活用にバイオ薬受託産業で見つけ出したことは、社員を活用する経営は成長基本である。

<読書> 「イノベーション・オブ・ライフ」M・クリステンセン 翔泳社

イノベーションのジレンマで有名なM・クリステンセンの最後講義をまとめたもの。人生論、「働き甲斐についてイノベーティブな生き方を指南」した内容だ。幸せな仕事をするため、幸せな家庭や友人関係を築くためには創造的戦略理論が必要だ、と言う。「何を考えるか」ではなく「どう考えるか」からの理論だ。その為に、「相関性」「因果的作用」を重視せよ。戦略的理論には「報酬(誘因)」と「動機付け」がある。動機付けを優先すべき、と。「意図的戦略」と「創発的戦略」の無秩序のバランスが肝要。そこにイノベーションライフの理論が構築される。

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