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2024年4月29日 (月)

自民党基盤の瓦解.

 衆院補選の島根一区の保守基盤(竹下元首相、青木元参院会長、細田善衆院議長)に敗北した。それもかなりの大差だ。それだけ、今回の政治資金裏金不正事件(パーティ券キックバック不記載、と裏金)は批判が大きい。自民党には逆風が吹いている。マスコミは6月の解散説は遠のいた、と騒ぐ、が「岸田首相は織り込み済みで」、「首はつながったと安堵」しているはずだ。

 事件の「主犯」は安倍派や、岸田執行部と距離がある二階派だったと責任を取らせて、総裁対抗馬を排除してきた。若手の批判を、政治資金の改革を骨抜き案の議論の矛先に向けさせ、岸田首相責任論に向かないようにガス抜きを狙っている。さすれば、総裁の続投で終わり、内閣改造をして解散へと向かうだろう。なかなかの策士家だ。

 「岸田首相、お主も悪よのう」で終わる。日本の政治は一向に良くはならない。

 野党は自民党にとって代われるほどの政策通はいない政治には素人の青臭い群衆だ。自民党程の悪の集まりでもない。残念な日本の野党群。

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2024年4月27日 (土)

日本の実力で円安へ

 日銀の記者会見後、円安が止まらない。世界の各国は、「これが日本産業界の実力だと」とニヤリと、ほくそ笑んでいるかのようだ。過っての円高で、世界市場を荒らした日本に冷たい視線で今になって仕返ししてきている、とサラリーマンであった、且つ、経済学には無知なボケ爺は、今感じている。「160円になっても可笑しくない。それほど日本産業界は弱体化している。世界はこれを機会に日本産業を叩き潰そうとしている。

 植田総裁は、当初、何もできない総裁か?と思っていたが、ボケ爺と同様な見方をして静かに見守っている優秀な学者だと評価を変えてた。「経済・物価見通しが実現し、基調的な物価上昇率が上がっていくとすれば、金融緩和度合いを調節していく」。確実な実証が現れないと次の手を打たない、と言いたげだ。

   根本は、安倍首相時代を共にして、異次元の金融施策を、世界とかけ離れて長く続け、国内を「カネでジャブ付けした」結果、今に至っている。実力以上の株高へ。その結果、株を組み込んだ債権が企業のなどの内部留保を、イノベーションや、賃金を抑え込んで積み上げた。追い打ちをかけるように国は、支援金・補助金と言ってバラマキ、さらにゾンビ企業の悪事を温存させ、議員に還元を謀っている。

 要は、産業界で言えば、実力以上のカネ余りで内部留保、事業を自社株買い占めへ。政府は、軍事用資金をアメリカに貢ぎ始めて、戦争を期待する、方向へ向かっている。こんな日本に誰がした。

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2024年4月24日 (水)

清き流れに魚住まず?

 中学の歴史で、「白河の水はきれい過ぎて、かえって魚も住みづらい。 昔の濁った沼が恋しい。」 という意味。 「白河」とは白河藩出身の松平定信の多くの規制を設け清らかな政治のことを言い、賄賂を勧めた田沼意次のダーティ政治のことを指すことは誰もが知っていることだが。

 まさに今の自民党政治は、「賄賂」を「裏金」で置き換えるとこの比喩がぴったりと当てはまる。自民党からは改革する気持ちなど、サラサラ無い残念なニッポンの政治。何時の時代も、「政治は金が要る」と言う。

 東京新聞上で、「経団連の十倉会長」曰く、「政治にはお金がかかる。(廃止よりも)透明性を高め、ルールを守る実効性の制度にする事を与野党で議論すべきだ」と。「献金廃止に反対」を示した。さらに、毎年24億円の献金をしているが「何が問題か」と開き直る。「献金で補助金を強請る=甘えの構造」を押し勧めるようだ。

 一方、日本を救った経団連会長もいる。「土光氏はメザシを食べながら」言う「カネをかけると民主主義を破壊する」と強調。「企業は政治献金をすべきではない」を持論として経団連が政治献金に関与しないよう政治改革に全力で取り組んだ。

 日本国民は、カネに「清い政治」「甘ったれ政治」のどちらを選ぶのか?

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2024年4月23日 (火)

呪われているニッポン(無策)

 日本も世界もあらゆる予測不能な不安な事象に特に日本は無防備である。取り分け日本は、起これば「甘えの施し」を強請る。

 新型ウイルスのパンデミックから始まり、ウクライナ紛争、ガザ紛争、中東不安、円安、急激なインフレ、気候変動や地震の災害増加、台湾海峡危機、北朝鮮の核ミサイル、AIとデータ駆動型社会の本格的到来、アメリカ社会の分断、そしてタレコミ情報をもとにした週刊誌の異常な世論喚起力(密告社会の誕生)、SNSによる犯罪、商道徳の無視、等。

 日本政府は、国民無視の米国の属国化(不合理な安保)、戦争前提の軍事費の増加、人口減の少子高齢化には都市集中化策へ導く。留まることのない未来不安へ。

<読書> 「列」中村文則 講談社

誰もが、高度経済成長の流れに乗るために「列に並び人生のレール」に従う。ある列に何時から並べばいいか分からないが、その列の地面には「幸福であれ」と書かれている。列の前後の人物を観察すれば山ほどのケチや不安が募るが。第二章では、生物学者のサルの研究論文比較。二ホンサルの「自然な群れ」と、「動物園(人工)の習性」の違いを。チンパンジーも加えて「餌」と「セックス」の考察。カミュの『転落』からメス社会が平和だ、と。列から離れて「疎外個体」となる、とカフカの『変身』と対比し、各自には先行きの「整理券」の示唆がなされている。兎に角、難解なフィクションだ。

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2024年4月20日 (土)

斎藤経産相、本気か?

 斎藤経産相が言う、「日本はGDPが何位でもいいから、経済立国のためには稼ぐ力が日本の存亡を左右する、は本音の主張か?

 「経済成長がないと・・・」はなるほど。ならば経済成長施策は、軍事費を倍増、アメリカの軍事費を貢ぐ、負け犬業界に補助金をだし、それに群がるゾンビ企業にピンハネ金を垂れ流して、それらの企業から政治献金とかいう裏金を貰い、政策議論をしないことは正しい政策か?

 少子高齢化、人口減少の状態に経済成長はどうすれば実現できるのか?岸田首相政府は、どんな施策を考えている?増税によって債務補充を考えている政府に日本の未来を語れるのか?自由主義、資本主義を守るために社会主義を取り入れるとは、経済成長論につながるのか?ボケ爺には理解できないが?

<読書> 「だからあれほど言ったのに」 内田樹 マガジンハウス

日本の不出来なシステムを「悪用する」か、「逃げ出す」か、それとも「戦う」か。を問う。「大人がいない」。「大人」とは子供たちを守る人だ、と言う。今の日本政府はアメリカの顔色を窺って政策を一度も国民に是非を問わない。日本の自主性は失われている、と。①政治家の自己保全に日本の未来はない。②アメリカに軍事費を貢いでご機嫌取り。③「国民の声を聴く」「個性と多様性を尊重する」「新しい資本主義」の虚言に恥を感じない岸田首相。④「生産性の高い社会」を、と高齢者、弱者を排他性。⑤人口減の施策は都市集中化策だけで議論なし。⑥憲法改正に国民の意見を聞かない。平和抜きで戦争がしたい、だけ。⑦大学を効率化の競争に晒し、研究費削減、事務煩雑で、弱体化させる。⑧管理社会化政策に集中、創造性は多様化の他人事。⑨自己防衛に、「書物」に自由な世界を求め「知性」を研こう。⑩無知を恥じない、無知を知って自己刷新を続けよう、と。課題が多種で、深い。

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2024年4月19日 (金)

甲州街道はケヤキ街路樹

 今日は、まだ四月だけれど、五月晴れ、と言える清々し気候だ。北風が少々強いが。甲州街道を、朝の散歩をしている。一回目の(1964年)東京オリンピックの時、マラソンコースとして使われた甲州街道は、街路樹にケヤキが植えられた。新芽が爽やかに揺れている。ビル5階の高さ以上、幹は1mモノも少なくない。京王柴崎駅近辺で、5本ほど、まだ新芽が出ていないように見える。が、よくよく見ると目が出てきている。道路のケヤキ並木トンネルは壮観である。早くの初期の枝打ちが始まっている。

 だが、秋の紅葉は美しくはない。落ち葉は、近所の人々が善意で掃き集めなければならない。歩道は根っこで凸凹で、狭くなる。散歩道としては向かない。保存や伐採の議論に決断が出来ない。

<読書> 「ブラックボックス」砂川文次 講談社

第166回芥川賞受賞作だ。主人公にとって、この世の中は生きにくいと、一人称で、心の機微や生活(生きている事象)を微細に、淡々と語り続ける。主人公は自己主張を持っている。その為に喧嘩して職を転々とする。アルバイトでも、支配層やそこにゴマする者にも嫌気がさす。住民に決まり事を押し付ける役所人と喧嘩し、刑務所に送り込まれる。そこでも人間関係に複雑な掟があり悩み喧嘩してします。だが、刑務所は出所する期限があり、そこでの生活には「ゴール」があることを認識する。だが、通常の生活に、恋人が言う「張りぼて」のゴールに違和感は拭い去れない。どこまでも続く生きにくい世の中をどう生きたらいいか読者に問いかけているように思えた。

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2024年4月18日 (木)

呪われるニッポン(災害扁)

 熊本地震から8年目、早々に、熊本近所で震度6+である。能登半島も今回の地震前に数年にわたり震度6+の地震が起きていた。気象庁は火山性地震と軽くあしらった。今回も、南海トラフ地震内だけれど、南海トラフの予想メカニズムではない、と軽くあしらって、「深く検討する」、とは言わない。こんな気象庁の態度で良いのか?

 自然災害国ニッポンは、本格的に呪われ始まった。呪われ元年か?

  大地震では、10年間に2回ほどは発生する。豪雨水害は、毎年どこかの地方で起きる。政府の経済の政策不十分で負債が積み重なり、それに災害復興費用の負債が重なり、さらに負債が増える。負債を返すチャンスを無くす。ニッポン沈没。

  異常気候は、日本だけのものではないが。特にフィリッピンプレートのエッジ部(インドネシア・ルアン山噴火,奄美大島、西の島)では火山活動が、さらに海洋火山爆発が増えており、海水温の上昇に局部的な影響をもたらす。今年の冬から春にかけても気候異常だった。勿論、火山活動はアイスランドなどでも盛んで西洋諸国で異常気候が毎年起きている。不作での食料輸入に影響が、円安に加わってニッポンは一層苦しめられる。

<読書> 「板上に咲く」原田マハ 幻冬舎

フィクションか、ノンフィクションか?ぎりぎりのせめぎ合いに実話と主人公の執念とがうまくかみ合っている。歴史をある半期に絞り込んだ、すごい筋立てと劇場場の夫婦の心情の機微に泣ける。激しく心が揺さぶられた。生きる魂はこうして生まれるのだと人間能力の無限性を感じた。一気に読ませる迫力。

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2024年4月15日 (月)

方丈庵庵記6(孤独、疎外)

 今朝も晴天。ルティーン散歩。散歩中、「自分とは」考えている。いつもなら、歩き方に注力している。だからと言って年寄りの歩行速度は日々に早くなることはなく、ガッカリ。孤独感が強くなると、疎外感が芽を出し無意識に「自分とは何者か」と、気になる。疎外感は「晴れた心が曇りになる。

 他者との接触が途絶えると、孤独になる。孤独からは自己嫌悪な過去を思い起こす。メールや、電話連絡でも 、他人との会話が起こり、自分の意見と他人の意見の掛け合いが起きて、心は晴れる。人間だけではないのかもしれないが、「他者が居て、我を考える」。「他者が居て、自己が育つ」。今更気が付いたわけでないが、老人の孤独は危ういし、晴天がモヤモヤを生む。答えのない面白い世界を探求する。

<読書> 「こころの天気予報」河合隼雄 PHP文庫

ともかく、先ず「生きている」ことが素晴らしいと言い切る、で難しい人生論でない。1章:「私」とは「他者」とは=「私を」考え続け「私を」変える。2章:人と人の出会いは=「私がいて、貴方がいる。その逆も」「相談し合う行為」。3章:男と女=男と女がいる、男と女しかいない不思議な世界。4章:「晴れたり曇ったり」=心を抱えて今日も生きる。思うままにならない。普通ってこの世にない。5章:「秘密に満ちている心」=「秘密は自己に何を伝える」「自己防衛と人権侵害」「秘密があって他者を知る」「秘密と嘘は違う」「秘密から真珠を生む」。6章:「夢を生きる」=夢の中、どこを旅して、何に出会っている。「勝れて夢を」「夢があって未来がある。

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2024年4月14日 (日)

やるじゃない富士フィルム

 「富士フィルム、バイオ薬受託生産5倍 世界投資7000億円」なるニュースが飛び込んだ。ボケ爺はバイオ薬剤なるのモノをよく理解出来ていないど素人。今盛んに議論されている日本の半導体産業復元に、台湾のTSMCのファンドリー(受託生産企業)の誘致で日本は1.3兆円もの補助金を出すのだが。電子装置はこの受託生産業は今や常識になっている。

 一般的な薬剤ではジェネリックは常識であるが、受託生産とはやや違う。iPS細胞では、細胞の生産に特化する企業が模索検討されている。バイオ薬剤に特化して受託生産業構造に目を付けたとことにイノベーション経営だ。富士フィルムはアナログフィルムの生産では世界でトップクラスだった。多くの化学者を抱えていた。化粧品産業に活用していることはよく知られている。さらに、優秀な化学者の活用にバイオ薬受託産業で見つけ出したことは、社員を活用する経営は成長基本である。

<読書> 「イノベーション・オブ・ライフ」M・クリステンセン 翔泳社

イノベーションのジレンマで有名なM・クリステンセンの最後講義をまとめたもの。人生論、「働き甲斐についてイノベーティブな生き方を指南」した内容だ。幸せな仕事をするため、幸せな家庭や友人関係を築くためには創造的戦略理論が必要だ、と言う。「何を考えるか」ではなく「どう考えるか」からの理論だ。その為に、「相関性」「因果的作用」を重視せよ。戦略的理論には「報酬(誘因)」と「動機付け」がある。動機付けを優先すべき、と。「意図的戦略」と「創発的戦略」の無秩序のバランスが肝要。そこにイノベーションライフの理論が構築される。

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2024年4月13日 (土)

岸田首相主体無き従順

 バイデン大統領は岸田首相を来賓待遇で迎いれ、「一体化を演技」した。表向けでは、中国を念頭にネットワーク型のアライアンスを構築し日本に中心を担うことを期待した。それに、膨らむ軍事費用で日本を技術面で期待した。又、米大統領選に利用もされた。

 裏読みでは、対中国対策で、①日本に主体性の対応を匂わせて、日本を支配する構造を企んでいる。その為の「米軍の組織改革」であり、日本の「組織改造」だ。すなわち、「アメリカが司令塔」であることを匂わしている。②膨れ上がる軍事機材や軍事装置の費用の日本分担を強いるだろう。「日本は技術力と言われ舞い上がっている」。

 今回の共同発表はあまりにも抽象であり具体性が後回しにされている。岸田首相は帰国後、議会で説明できるのか?そもそも、日本からの主張した内容はあったのか?一連の会議の進行を見ている限り、岸田首相は「Yes-Man」制を暴露した。日本からの主張はなにもなかった。

 残念、将来を考えるアメリカの日本潰しの戦略に乗っかってしまった。日本に「主体性(未来戦略)が欠如」しているからだが。

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2024年4月12日 (金)

春の花色は断然に黄色 

 春の花色は黄色がタンポポをはじめ断然多い。ボケ爺はこの黄色が大好きだ。勿論、初夏の薄肌色のピンク色も好きだが。だが、これには苦い経験がある。

 ボケ爺は幼少のころから絵を描くことが好きだった。中学2年の時、秋の美術展に応募するための作品を仕上げていた。真っ赤なシクラメンの鉢植えに、バックを黄色にしていた。ほぼ仕上がっていた。なかなかの出来だと自画自賛だった。

 その時、映画鑑賞の授業があって、主題は「黄色いカラス」。障害児を取り上げた話だった。その内容は覚えていないが「黄色は気違い色」と叩き込まれた。急いで、黄色のバックを青色に上塗りして提出した。あっけなく落選。それ以後、好きな黄色を封印した。気違いのボケ家爺になった今、何とか復活させたい。

 又、小学校の6年生に片思いした色白の透明な薄ピンクの女の子。隣の街の私立中学に越境進学。で、会えることが無くなった。それ以後、女性が怖くなってしまった。今のボケ爺はまだ尾を引いている。ことらの方の復活の勢いは無い。

<読書>

「具体と抽象」細谷功 dZERO

=せかいが変わって見える知性の仕組み、との副題が付加されている。今日のコミュニケーションの困難さは、なるほど「抽象レベル」が違うから。ジャーナリストが説明を分かり易くするために「具体化」に走りすぎて、本質を失ってくる今日。日本の今のイノベーション不足は、「具体化された事象」に拘るからだ。会社の経営目標は、抽象化しすぎても、具体化を欠いても、上手く行かない。だが、「抽象化」は大切だ。

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2024年4月11日 (木)

円安が止まらない、153円

 今朝、5時過ぎに、スマホが声を上げた。それで目覚めた。内容は「円安153円」の臨時ニュース。円安は超インフレが進行する証だ。日本の経済はどうなってしまうのか?日銀の植田総裁の今後の金利を徐々に、急がずデフレが収まったので異次元緩和の方針を転換したが、円安は止まらなかった。理由は、世界の金利政策の感覚と、日本の政策には違和感があるからだ。学者出身に期待したが、日本の欠点の黒田旧総裁の「政策と結果を反省」せず、次の政策だけを考えていたことになる。これに投入する金は国民の税金だ。

 既に、「超インフレを招いている」(ボケ爺説)。消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3・5%の上昇だった。伸び率は前月の3・2%から加速し、エネルギー価格の原油相場は2・1%上昇し、食料品は2・2%の上昇。

 賃金は上昇している、と岸田首相は言うが、実質賃金は23カ月連続減、国民を蚊帳の外に置いた「元凶発言」「勘違い政策」で国民をだまし続けている。

 デフレではなかったのだ、「製品(技術)力の競争力の弱体」、さらに「イノベーション力の欠如」であったが。今の消費者物価の上昇は2%/年どころか、30~50%の超インフレだ。統計分析の誤魔化しが続くところに金融政策の真実は見つけられない。

 日銀の学者総裁も、岸田政権下の官僚も部分最適な議論ではなく、経済用語の定義を認識し、反省をベースにした分析をし、総論での議論を望む。つまり、カネにジャブジャブ漬けにして株価を釣り上げ、その場しのぎの遺産(国債額700兆円、ETFの70兆円)の処理は?さらに、低金利で政府に甘えた「ゾンビ企業の横暴」の解散は出来るのか?課題は山積みだ。

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2024年4月10日 (水)

日経新聞にAI記事が多数

 今日の日経新聞には、AIに関する記事が多数載っていた。今朝の快晴と何らなお関係があるのか? 

 最も気になる記事が、「Microsoft、日本にAIデータセンター 4400億円投資」であろう。これは、岸田首相は訪米した歓迎と、米国の日本への信頼の証のとしてサービスが含まれている?だが、本当か?何故なら、MicrosoftはAIには出遅れている。又、AIには膨大なデータセンターが必要だ。特に電力を必要とする。電気代が高い日本、それに災害が多い日本にデータセンターを構築することはMSだってリスクがあることを知っている。「日本は最終的な金ヅル」と、バイデン大統領の思惑が見え見えだ。

1)起業家のイーロン・マスク氏は2025年末ごろ人工知能(AI)が最も賢い人間の知能を超えるとの予測を披露した。電力の供給が近く課題になる、とも。

2)グーグルは9日、生成AI(人工知能)で動画作成サービス「Vids(ビズ)」を開発したと発表。文章の指示で新製品のプレゼンテーション動画などを瞬時につくれる。

3)インテルは9日、データセンター向け人工知能(AI)半導体の新製品「ガウディ3」を数カ月以内に投入すると発表。NVIDEAの主力品の性能を1.5倍上回ると主張。

4)英半導体のアームは9日、端末内でデータを処理する「エッジAI(人工知能)」を効率化する半導体の回路設計(IP)を発表。前世代品に比べ演算性能は最大4倍、電力効率は20%改善する、と。

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2024年4月 9日 (火)

岸田首相は「したたか」だ

 岸田首相はなかなか「したたか」だ。裏金問題は反省なく処罰で責任を取るで、国民を誤魔化す。且つ、安倍派や二階派、など解体に追いやり、次の首相選挙に味方になる中堅や若手議員には「処を軽く」して「恩を売る」。長期的な思考、考えは出来ないが、臨機応変に「ズルい考え」は湧いてくるのだろう。「開き直り法」を知っている。それは、「責任は我にあり、だが「責任は取るため」「理解してもらうために説明責任を果たす」で幕引きを図る。

 多分、ボケ爺の予想では、「9月の総裁選挙で勝利出来る」と、読んでいる。それまでは責任を取ると言いながら解散での責任は取らないだろう。総裁選が終われば、内閣改造をして早々に解散することだろう。

 今回のバイデン首相との会談では、「Yes-Man」に徹することだろう。米国との絆こそ日本を救ってくれる、と印象付けることだろう。さらにはっ区民は税金が増えることだろう。元々思想を持たない首相として有名だ。スタッフに作らせた文を読み上げているだけの、答弁。日本国の未来を考えている情熱は一粒も見られない。我が身が可愛い。支持率が20%切っても平気。それこそ我に勝利アリとの悪知恵が働く権力主義の怪物だ。

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2024年4月 8日 (月)

台湾と日本の違い

 今日の東京は、雲は少々、太陽も顔を出し晴れている。少なくとも3時ごろまでは続くようだ。さて、ルーティーンの散歩だ。暖かい。すぐにあせに見舞われる。野川の水面をシラサギが架空している。サクラも満開が続いている。

 散歩中に、ふと台湾の花蓮県の地震の被害の状況が思い出される。同時に、能登半島地震の惨状も浮かぶ。どうしても比べてしまう。

 台湾も世界有数の地震多発国である。4時間後には避難場所が出来、室内には個室向けのテント部屋、外には炊き出しのテント村が出来ていた。炊き出も食料がそろっている。消防団員か、軍の出動もあるのか、駆け足で避難所に向かう姿に、能登半島地震とのあまりの違いに、ボケ爺、唖然とする。

 特に能登半島地震は、初期出動が遅れた。台湾ではすぐにヘリコプターを飛ばし、被害状況を把握し、重機の出動を指示。が能登半島では、ヘリコプターの出動での被害の把握は2日後であった。住民の自主性に頼っていた。対策は、政府は県からの要請がない、県は、市からの連絡待ち、市は市役所職員から、出来ない理由を他人ごとにする。

 台湾は経験から対策を確実に実施している。だが、能登半島では2年前の地震でも被害はそれほどでない、原因もまれなケースと対策を無視した。地方への偏見だ。地震計も増設しなかった。故に正確な原因究明がされない、津波観察設備も無視されて、TVの津波予想の推移変化は、3日間変わらなくMaxで1m以下だった。実際は5m以上もの襲来だったのだが。

 日本は、反省したがらない。反省しないで対策することに重点を置く。反省の課題からの発想が出来ない。反省の考察があってから対策が導かれるのだが。

今日の裏金問題の自民党も反省しないで問題を隠して対策を急いでいる。

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2024年4月 7日 (日)

サクラ満開の日曜

 東京では昨日の土曜日が花見天気だと言われていたが直前に寒波に襲われて曇り。それに代わり今日は太陽まで顔出して、サクラは生き生きと輝いている。

 野川の桜堤は何処までも続く。カモの夫婦が楽しくサクラ見物、菜の花見物。シラサギもボケ爺と同じで孤独な見物だ。仙川駅周辺のハナミズキの蕾も膨らんできている。ハナミズキ通りは来週には咲き始めるだろう。サクラの花びらの散るを知って。

 親ガモ子ガモの連れの自転車が行きかう。バットを積み込んで、サッカーボールを荷物台に、と。練習か試合があるのか?サクラと同じ満開の笑顔だ。新学期前の地ならしか?こんな平和はいつまで続くのだろうか?

<読書>

「心に龍をちりばめて」白石一文 新潮社

妾の子供や、自殺した親の子たちの、片親(実の親子ではない)に育てられてきた人々の生き様を、これ以上の状況は無いほどの絡みを想定して物語は綴られ、成長するその子らの成長し続けるその時々の心境には泣ける。小さい時の思い出はふと思い出すこともあり、一生忘れることなく覚えていることもあり、その複雑さの機微をある時はサスペンス風にも仕立てる作風に感動。余韻が残る。

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2024年4月 4日 (木)

ラピダスは成功するか?

 経産省肝いりの「半導体産業の復興計画はど素人計画」で成功するのか?

 台湾企業のTSMCに1兆3千万円もの補助金で招聘したが、日本のために何を期待するのか?雇用?周辺材料メーカの活性化?日本の半導体技術の育成?いずれにしても生産工場導入では達成できない目標ばかりだ。それよりも九州国土の自然環境は悪化の一途に導くだろう。水量具足、重金属で水質悪化、電力不足、等。

 一方、技術から育成する目標で「ラビタス」を立ち上げた。だが導入する技術がIBMからと聞いて驚く。IBMの技術はまだ、実験室レベルだ。27年からの生産などとんでもない難しい目標だ。IBMに自信があればIBM自身で生産工場を造るだろう。さらに日本の半導体技術者は失われた30年で居なくなってしまった。大学も青色吐息だ。

 そのラピダスに5900億円の追加支援金を出す、チップレットパッケイジングの技術に535億円の補助金。チップレットでこの程度の補助金で技術開発できるわけがない。合計すると1兆円ほどの補助金だそうだ。これに参加する支援企業は日本の大企業が10社ほど連ねているが、半導体を経験していない過去の企業である。

 ラピダス事業計画では、一期では、先ず2nm世代半導体の集積化技術をものにした製造を。2期で、AI向け半導体で、NVIDEAを追跡する。3期では、TSMC、Samsungを避けた請負半導体生産だとは発表している。全ての市場は後追いだ。これに国を挙げての補助金支援を誇る経産省の担当者は「半導体産業に素人群」だ。誰が責任者だ。補助金は国民の税金だ。国民に審査権を作るべきだ

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2024年4月 3日 (水)

自民党の処分とは何のため?

 自民党がパーティ券のキックバック裏金で処分すると、岸田首相は息巻いているが、その理由が良く分からない。「国民にご迷惑をお掛けした」、と言うが、その「ご迷惑の内容」がまるで見えてこない。

 そもそも、キックバック「額の検証」は誰がした?第三者の会計士が代行してくれたのか?自己申告でしょう?その裏金の使途も自己申告。多くの議員は政治資金への「記載ミスと修正」している。この検証は税務署で行ったのか?「国家議員だから、税務署は調査しない」、との規約があるのか?国民からは厳しく取り立てするが。 すべてが自己申告をそのまま鵜呑みにしただけではないか?「これで正しいのか?」

 さらにキックバック額が大きいとか少ないとかで処分内容が違う、何故か?裏金を私物に使ったことには変わりない。その「行為は同じだ」。民主主義では処分も同じにしなければならない。さらに500万円以下は処罰されない?何故か?若手議員の造反を抑え込むためか?

 岸田首相も当然処分対処だ。自民党全体が離党(つまり自民党解散)。幹事(役員)だった人々は次回の選挙に出馬できない、の罰則があってしかるべきだ。

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2024年4月 2日 (火)

子供公園のサクラは5分咲き

 昨日の我が住まいの裏のサクラの大木で古木は1分も咲いていなかった。が、ブルーシートを敷いて、大人は花見酒で気勢を上げていた。又、昨日の朝から夜遅くまで30分から1時間毎に救急車が忙しく駆け抜けていたが。今日は一度もサイレンは聞かない。不思議な現象だ。

 今日の散歩の前にちょっと覗いてみたら、3分咲。昼に帰ってきたときには5分まで咲き進んでいた。仙川駅前にも古木の大木があるが、まだ、2分咲き程度だ。仙川は国分寺崖線で東京都(八王子の中心)よりも高地だから、少々気温が低いのだろう。散歩道の国領駅手前の野川も立派な桜堤で有名なサクラ名所だ。小金井市から成城学園まで続く。だが、ここのサクラは1分咲き程度だ。川を駆け抜ける北風が影響するのだろう。だが、次の土曜日には東京地域のいずれのサクラ名所は満開で見ごろになるだろう。明日から2日ほど雨だと言う。

<読書>

「あなたがいる場所」沢木耕太郎 新潮社

この著者の短編集は珍しい。かなりの長編で意味深い難解な小説や、エッセイ(紀行)が多いが。人は、自身の思考には、対物(友人、恋人、親子、夫婦、動物、植物)との対話をベースに自覚や人格、性格が生成育成されるのだ、と。結果は心にしみいる深く深く洞察させる9編の短編集だった。だから読書は止められない。

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2024年4月 1日 (月)

今、超インフレではないのか?

 新年度の初日、救急車や消防自動車が朝早くから、取り分け「救急車」の出動は、ひっきりなしは、どうしたのか新年度の初日。さらに、物価の上昇が止まらない新年度初日。食料品は23%以上、人材不足の運搬費、宿泊施設は底なしの値上。大企業の5%の賃上げをはるかに超えている。これは超インフレではないのか?なぜ、政府の財務省は黙っているのか?経済専門学者、日銀は何故ダンマリか?円安は続く。

 デフレ脱却、と今も経済雑誌は訴える。デフレの定義では、日本はデフレではなく、世界での「製品競争力不足」であったのだ。「政府と企業の傷の舐め合い」だった。

 インバウンドの非製造業の短観は楽観過ぎる。行き過ぎのインバウンドは「必ず事後を起こす」。製造業の短観は下方修正だ。当然だ。原材料を輸入し加工して日本の製品が成り立っている。だが、「円安+イノベーション不足」で競争力はまるで見込めない。日本の製品は安全性の不正が際立っている。

 今政府は支持する国民は最低だ。裏金つくりの新たな方法を考えているからだ。その前に、裏金を何故やっていたのかの原因を調査することなく、関係議員の処分で幕引きを図っている。政治の生業を議論するのではなく、不正を隠す方法を繋げるために自民党は躍起だ。何故、「失われて30年を分析し反省しない」のか?すべてはデフレが悪いで逃げている。それは安倍政権と岸田政権で政治フェイクを作った。

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