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2024年3月28日 (木)

国産旅客機、再挑戦?

 今日の朝のTVニュースで、三菱の国産旅客機の失敗を受けて政府内で精査した。再挑戦をして国内の航空機産業を育成したい、と。経産省副大臣がアナウンス、と。

 その理由が、「一社で挑戦」して、いろんな幅広い、特に安全・規格の経験が無かった。部品調達に、幅狭い視野が欠けて原価高に。そこを改善すれば再び挑戦する価値はある、と。そのために、再挑戦には複数の企業が共同して開発すれば可能性がある、と言う。

  まだ、政府や、官僚たちは日本人の欠点を理解していない。数社共同での次世代コンピュータ補助金、半導体企業合同の次世代半導体開発補助金、高効率エンジン共同開発、等々。「共同して」の枕詞を生かせない日本人「村企業風土」の組織論の反省をしない政治家、官僚群。膨大な補助金は国民の税負担との自覚がない「無責任ニッポン」。共同開発で成功したプロジェクトは無い。

  アメリカは、NASAの宇宙開発事業で、共同開発組合の運営法、マネージメント法、等を徹底的に研究してから、着手した。多くの教科書が生まれたが、日本はその運営、管理法を無視してしまった。アメリカでのホンダ飛行機は見事に成功している。何故か?多様性の組織論、管理論を生かしたからだ。

  結論は、国産機開発の再挑戦は失敗する。国産旅客機YS-11の時のように、「別会社」を起こすべきだ。

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