ニデックの経営陣の刷新
連日、「ニデックって?」のコマーシャルをよく耳にする。日本電産の社名を変えたからのコマーシャルなのだろうが。多分、多く人はどんな会社変わりにくいだろう。
兵庫県丹波の豊岡市が基点であったろう。ハードディスクメモリーの軌道モーターで、世界シエア90%を築いた。その後はモーター関連企業を次か次にM&Aして、巨大な企業に成長した。今日はEV向けモーターで注目されている企業だが、EV向けモーター製品では苦労している。そこでの社名変更だ。
ボケ爺にも、永守社長との出会いの思い出がある。テープメモリーの駆動モーターで、IBMが画期的なモーターを。また、ハードディスクのヘッドの駆動モーターに画期的なモーターを投入してきた(IBM360時代)。そのモーターをいち早く開発しようと、豊岡市にあった日本電産に。なんと、永守社長が出迎え。技術の出席者が、細長い工場の最も奥から駆けつけてくれたが、永守社長は、我々が居る前で、「遅い!」と怒鳴りつけた。完全な「パワハラ企業だった」。今も?「数が少ない」と開発は断られた。
何度かトップ人事を変えてきたが、誰も永守会長には気に入られなかったようだ。今回の人事は、永守ワンマンが退任して相談役に退くそうだが。どこまでの退任かはまだ分からない。今日まで続いたワンマンがすぐには治るとは思えないからだ。
残念なことに、EVの逆風が吹き始めた時だ。
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