ラピダス(日本半導体)の可能性は?
日本政府は、半導体産業の復興に巨額の支援費を送っている。最も恩恵を受けている政府肝いりの「ラビダス」である。それも、ファンドリー主体(請負生産)だと言う。
2ナノ回路幅にいきなり取り組むらしい。IBMの技術を導入すると言う。が、IBMが自ら投資しない(試作だけ)技術で大丈夫?ボケ爺の技術者魂が否定に色めき立つ。ラビダスからIBMの技術習得に送り込まねばならない技術家は200人程度らいしい。だが、半導体衰退して時が経って優れた技術家は居ない。一方半導体産業は巨額の設備投資の産業だ。よって減価償却に数を作って価格を下げなければ。正の循環スパイラルがキーだ。それが出来なかったから、日本の半導体産業は衰退した。
ラビダスは他人の技術で、設備投資は政府と、素人投資家の投資で、何時迄耐えられるか、疑問。政府は何処まで面倒を見るつもりか?前回は見切ってしまったが。北海道の千歳に工場を作っている。半導体の物流は軽いから飛行機で可能だが、材料の納入物流はそうはいかない。考えているのか疑問。チップセットを強調しているが、それへの開発投資は並ではない、その点も疑問だ。
TSMC(台湾)の第2工場を第1工場(熊本)の隣に追加投資するらしい。その周辺には材料屋がすでに準備に掛かっている。熊本は昔の半導体産業のメッカだった。
結論として、日本の半導体ファンドリー産業は成立するのだろうか?政府の多額の投入は税金だが。さて?
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