方丈庵記4
寒い冬場を方丈庵(中古マンション)に住みて、一軒家と変わったところが多々あり毎日落ち着かない。先ず、方丈庵の中身をご紹介しよう。63m2の3LDKの5階建ての2階の角部屋。交通量は非常に多い甲州街道の面している。だが、3重窓は自動車の走行音はほぼ気にならない。暴走族オートバイク、救急車のサイレン、消防車、パトカーのサイレンは、例外だが。
東に3室ある。お寺の葬儀場で、広い空間がある。その先には、10~15階ほどのマンションが建ち並んでおり、朝日は当たらない。南は甲州街道の先にマンションが建ち並んでいる。冬場では、それらのマンションの隙間から、11時ごろから2時ごろまで太陽光が差し込む。
室内気温があまり下がらない。方丈庵のリビングは外が0℃でも、室内は18℃までしか下がらない。2時間ほどエアコンで、22℃に。東部屋の寝室は15℃まで下がる。羽毛掛布団でエアコンは必要ない。肝心の風呂場は少々狭い。それでも心は寒い。
だが、片付けが未だにできない。面倒なのだ。今も、あれは何処へ、を毎日繰り返している。常に気が休まることは無い。残念な方丈庵生活だ。
<読書>
「ひとり日和」青山七恵 河出書房新社
心の挙動は、天気予報より難しい、とボケ爺は思う。それが、このフィクションだ。人との交わりに「ひとりの心」の変動を日記調に書き綴られる。なんて言う会話ではない、が「ひとり会話」の心情は途切れることがなく発せられる。136回、芥川賞受賞作だ。
| 固定リンク
コメント