田中角栄「目白御殿」炎上
今朝も、東京地域は晴天が続いている。能登半島の震災の苦しみは、実理解には至らない。申し訳ない、としか言いようがない。
田中角栄の目白御殿が炎上した。昭和を高度成長のへと導いた「気概のある政治家」の一人だった、と思っている。今日のカネと政治の暗部の立役者でもあった。次から次に政策を打ち出し、それに、閣僚も、企業をも従わせるために金をバラまいた、との総括であろうか?(目白御殿に日々大挙して、企業のトップから政治家までもが押し寄せている姿がモノクロTVの映像が残っている)。
良きにつけ悪しきに付け、「最後の気概のある政治家」と評するに間違いは無かろう。悪しき言い方かもしれないが、「カネを出す、だから実行に移せ」、と。新年早々、角栄に呪われているのかも。
今日の政治家は、私欲に使うために裏金工作を、コソコソする政治家ばかりだ(これをコソドロ、と言う)。その隠し工作のため、今回の能登震災の初期出動は大幅に遅れてしまっている。「決断ボケ」は人を変えない限り治らない。
<読書>
「台北アセット」今野敏 文藝春秋
公安外事・倉島警部補、なる副題がある。台湾の公安外事へ、日本の公安外事の講義をするために台湾(台北)へ。ついでに台湾に進出した日本企業の現地法人で、サイバーテロが起きている。それを調査している間に殺人事件が起き、その事件の捜査を合湾警察と共同で行う。国家間の複雑な絡みが現実味を帯びる、が国家間の公安外事の困難さを乗り越えて解決。スパイ合戦も含まれたサスペンス。判断ボケの気を晴らすにこの小説は適している
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