花粉を感じる時期
今朝、天気予報のニュースの中で、「すでに花粉が飛び始めた」と。今までの年では、ボケ時の花粉感覚は、天気予想のニュースよりも1~2週間は早かったのだが。ひょっとするとセンサーが鈍くなったのかと喜んだ。
だが待てよ、何故、今年は遅れたのか?今も出ている僅かな涙、時々出るクシャミと鼻水は?と考え込んだ。涙は、1月20日ごろに遭遇した一日強風の日。目にゴミが入って盛んに涙が出ていた。その後も涙の量は少ないが続いた。目は赤くはなっていない。ボケ爺はこれはてっきり、土埃の後遺症と思っていたが。
一方、クシャミも多くなっていた。これは、年を取ると、鼻毛が良く伸びる。暇さえあれば鼻毛を抜いている(漱石先生のように)。その時、クシャミが出るし鼻水もよく出る。
これらが重なって、花粉の時期のことは全く失念していたのだ。これはボケ爺の分析力がボケてきている証拠だ。花粉症抵抗力が衰えたのでは無く、頭がボケてきているのだ。歳は取りたくなないね。
<読書>
「犬吉」諸田玲子 文藝春秋
五代将軍綱吉の時代の「生類憐みの令」で、武蔵野の森(中野区当たり)を開拓して、犬の御囲の場所を設けた。そこで起きる犬の世話人の悪事と人情との絡みの筋書。その主人公は、親に廊に売られ、縁あって、旗本屋敷の犬の世話に赴き、さらに御囲の犬の世話役になった世捨て少女。苦労人の心の強さと相まって、生きることがどんなことかを悟らせる。著者の想像力と文書力に感服。
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