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2023年12月21日 (木)

それは無いだろう?

  キックバック、裏金で安倍派と二階派の事務所に東京特捜部が一斉に強制捜査が。岸田首相は安倍派の閣僚の5人衆や副大臣までも更迭することで乗り切ろうとした。だが、岸田首相に反発する裏金で怪しき政務役は、事前に辞職をした。安倍派の岸田首相への強い不満の表れだ。

  一方、二階派の方は2名の閣僚の更迭は見送る、と岸田首相は漏らして、二階派を守った形だった。一斉に「それは無いだろう」と素人で常識的国民は思った。バランスを欠く岸田首相のロジックだ。その中に小泉法相が含まれていたからさらに不思議なロジックとなった。法務大臣は、派閥外から、この捜査に圧力をかけることだろう。さすがに二階、2名の閣僚は二階派を退会した。これはよく考えれた戦略だ。

  この駆け引きは、検察が勝つのか、派閥論理が先攻して政治基金の制度を変更して、逃げ切る、のかの競争と駆け引きが渦巻くことだろう。日本衰退の終末期だ。

  一連の国民への説明は、「事務局で調査し、適切に対応する」「操作中であることから、お答えを差し控える」で、自らは調査もせず、反省もせず、「中途半端な(政府献金に抜け道を残す)改革案」を提示し、幕切れを図るだろう。勿論、岸田首相はそれに賛同し、最善の策だと、押し切りたいだろうが。それは無いだろう。

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