ペロブスカイト次世代太陽電池も?
日本の技術である太陽電池の第一世代のシリコン型太陽電池は、あっという間に韓国、中国へ。今では中国で市場の80%が生産。日本は生産から撤退。
ペロブスカイト太陽電池は、日本が生み出した次世代太陽電池で有望である。ペロブスカイト太陽電池は、光を吸収する材料にペロブスカイト結晶構造を持つ化合物で、2009年に日本の桐蔭横浜大学の宮坂力特任教授らが開発した技術である。
ぺロストカイト太陽電池は、柔軟性基材に、蒸着、塗布されるので、容易に曲げられる、し軽い。光吸収効率のいいことから、室内で発電も可能だ。2009年に基本特許が発表されたころから一気に研究開発が加速。ところが、今日、中国の特許出願がダントツである。欧米の特許出願件数は減少している。次世代も中国に、この有望な技術は持っていかれるのか?
だが、この有望な技術にも、大きな欠点がある。それは「鉛」を使うことが高効率の条件となっている。鉛に変わる材料の発見に躍起になっているが、まだ見つけ出せていない。研究投資額が少なすぎる。何とかできないモノか?シリコン太陽電池のようにならないために。
<読書>
「署長シンドローム」今野敏 新潮社
著者の刑事、警察モノのシリーズは、一貫して、組織の仕事のルール(掟)の紹介をしながら、掟を破る人間関係の構築法、と仕事の対処法(型破り方法)を織り交ぜて、事件の解決には何を大切にしなければならないかを、説くとして提示して教えてくれるビジネス書としてのリーダ論でもある。
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