明日の朝で退院です、と
看護婦たちがやってきて、「今日いっぱい、明日には退院です」と言う。鵜奥菊人ICU室は退院で、一般病棟に移るらしい。
それでは、「パイプを外します」と。左手の一本の針を残す。尿のパイプの下の方を抜き取る。その隣の尿採取の針も取り除く。新たにペースメーカを付ける(これは電極を張るだけだ)。酸素吸入の鼻のパイプも取り除かれた。首のさしていた血液採取の針も抜けた。これはありがたい。首を横に曲げたち回転させると痛かったからだ。ほとんどなくなって、一安心、と気持ちまですっきりとする。
午後からは、全身ボケ時に体を洗ってくれる。すべてのタオル、洗剤が暖かい。なんとも気持ちがいいことか。髪まで洗ってくれる。ついでに髭剃りをお願いすると、「いいですよ」、と優しい声が返ってくる。だが、看護師が忙しく、結果は出来なかった。
5日の昼前に、一般病棟の看護師がやってくる。ICUの看護師3名と、雑務係2名とが、一列に並んで、見送ってくれる。少々、 ボケ爺も目が潤ってしまった。年甲斐もなく。だが、唯ただ嬉しい。
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