今日もICUで生きている

  今日もICU内で生きている実感がする。ボケ爺の体からは、何本ものチューブ、や電気コードにつながっている。

  食事は一切与えられない。食事しなくていいのかと、ボケたことを看護師さんに聞く。「元気でいいね」、とニッコリ、「すべて点滴で出すよ」。「そうだよな」。

  ２人の看護婦さんとその手伝いがやってきて、「体をきれいにしましょうね」「体をふくだけです」「しばらく我慢ですよ」。驚くに、パンツとズボンを脱がされる。すべてが丸裸、「ちょっと待ってよ「そこはボケ爺がやるよ」。「すると看護師さんがやれるものならやってみて」と、タオルと消毒剤を渡される。だが、腰は上がらないし、消毒剤も動かない。

  看護師が「立派だから遠慮しないで」。冷たい消毒代をたっぷりと、冷えたところに暖かタオルで拭いてもらうと気分爽快。至れり尽くせりだ。。６つの目で一度にボケ爺の体を見てもらったのは初めてだ。あ～恥ずかしい!