「無欲は怠惰の基」
この言葉は渋沢栄一の言葉だ。そして、パラリンピックの競泳の背泳ぎ100m、50mで、銀メダルを獲得した14歳の山田美幸さんの座右の銘である。向上心を忘れたところに怠惰が忍び込む、挑戦こそ人間だ、と言う。これが14歳の言葉であろうか?
生まれつき両腕を無くし、片足は発達不十分で、5歳から始めた水泳である。第二の水俣病の犠牲者であろうか? 5体満足な、このボケ爺だって、背泳ぎでは100mは無理だ。
さらに、パリ・パラリンピックで金を目ダスト屈託のない笑顔で答えている。将来は世界で羽ばたきたいと英語に力を入れているらしい。五体不十分でも、14歳とは思えぬ知恵の持ち主だ。「アドレナリンが一杯の泳ぎが出来た」と、言ってのける14歳に万歳。
ボケ爺も、今しばらく、努力をしてみようと、反省をさせてくれた。ありがとう。
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