曖昧な言葉
安倍・菅政権時代がいつまで続くのか?国民は政府からの情報公開で、いろんなことを知りえる時代となっている。安倍首相時代は、菅官房長官(菅首相では加藤官房長官)が毎日、一日の出来事を報道する。だが、内容はすっきりと伝わる訳でもない。疑問を抱きながら、日時は進む。モリ・カケ・サクラでも、菅官房長官は、「十分な説明されていると思いますよ」「十分な調査が行われ、問題が無い事を確認されたようですよ」など、曖昧で他人事、無責任な発言だ。
菅氏が首相になると、「総合的に、俯瞰的に、概ね妥当、多様性を鑑み」が多用される。人事ゆえ、検察が調査中故、公表、公開できない」との「曖昧さ」が続く。国民は消化不良になる。国語学者の金田一秀穂氏は「本来的な意味での『姑息』(こそく)」(意味は「その場限り」)がまかり通っている、と指摘する。
GoToトラベル、イートについても、経済優先、命優先と言い続けるが「二兎追うものは一兎も得られず」「その場限りと受け止められる」の曖昧さが続く。対策が「2週間遅く、1週間早く切り上げる」、「曖昧さ故だからだ」が、何故だろう。コロナ対策で、100兆円もの国債が発行される。財政破綻の日本の崩壊は目前に迫っている。
<読書>
「エロスの記憶」女性作家5名、男性作家4名 文春文庫
有名な女性作家5名と、男性作家4名のエロスの饗宴の短編集である。それなりの筋書きや表現はそれぞれ想像内の範囲。だが、その中でも、野坂昭如の作は、現実味を帯びた、日本の負債改善策、日本の再生計画であった。つまり、大昔の姨捨山の老婆の間引きであったが、ここでは、役に立たない男の間引き策である。65歳で、エレクション(ET)しない男性には、高齢者福祉も、治療もしなく、早く逝ってもらう法案が首相から提案され可決した。それにより、高齢者福祉の費用が削減されて日本の財務が改善され、日本は復興する、と言う説。又、山田風太郎の短編は、例の忍者ものであり、ストーリが愉快で、抱腹絶倒。
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