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2019年11月 9日 (土)

AIの正体

 AIは社会の格差を拡大させる、と主張するのは、数学者のキャシー・オニール。著者に「あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠」がある。

 日本では、就職情報サイトのリクナビが、内定を取り消す可能性の割合の情報を企業に売っていたことで問題になった。何故、企業は自社の就職情報(出身大学、貧しさ、家族状況、など)をリクナビに漏らしたのか?辞退率が高い人は採用をしたくないからだ。

 サービスの現場では、利用率で点数付けをしてランク分けをする、など。クレジットカードの利用についても個人情報がAIに提供されて、格差を生み出すことになる、と警告をしている。これらはデータを利用する「AIの罠」であると言う。我々の価値(善人悪人?信用度、真面目不真面目、など)が点数化されて、ばらまかれる。

 成功に導く事、判別に有利に導く事、などのデータを、検索するのがAIである。どのように判別するかはAIの関数で作れる。だから結構初期のデータと関数で決められてしまうことになってしまう。知る程怖い社会になる。AIに道徳教育が必要だが、それも作為かな?今の人間が策士している社会と変わらない。AIだけに格差は無限大化されてしまうのか?

<読書>

「雪明かり」藤沢周平 講談社文庫

貧しくとも夢を見て健気に生き抜く女。武士酒井の終焉を迎える頃の騒めき事情。善人も、悪人も優しさだけが取り柄の人間性。そこに一筋の雪明りが注す生きることの意味を巧みに描く結末。好いね!周平の短編。

 

 

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