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2019年11月28日 (木)

SNSで二極化?

 最近のニュースで、SNSを通じて、女児や女子中学生を誘惑、監禁する事件が重なっている。又、イジメも、昔は力(暴力)のイジメが中心だったが、今は口、SNSでの無視、悪口、ヘイト的な書き込みでイジメが行われるらしい。

SNSのスマホは必需品となる、いい意味でコミュニケーションの場であり、誘惑、イジメの巣となるだろう。ボケ爺でもチャットは仕事で使っているが、なるほど便利である。

 その二分化、と言うか、利用する側と押し付けられる側のコミュニケーションでの仲間共同体として格差が広まって、どんどん、二極化は進むだろう。益々生きにくい世の中になっていく。

 「檸檬の棘」黒木渚作(講談社)を読むと、「14歳私は父を殺すことに決めた」と。強烈な体験が続く。歌手なのに喉頭ジストニア、喉の筋肉の病気。発生障害で声が出なくなる。絶望から死にたい、を彷徨う。父と確執を相まみれて、苦悩を経験する。

 そう言えば、漱石も、芥川も、太宰だって、家族、人間関係に苦悩の一生だったのだが。もしその時代にSNSがあれば、どうなっていただろうか? 井上ひさしの自叙伝を読むと、イジメの中に在っても、自分の道を開いてきた人である。逃げる人との違いは紙一重なのか?朝ドラのスカーレットの川原家の主人公、喜美子の三姉妹も理解の無い父親との確執、と苦悩は、井上やすし、とある意味よく似ている。

<読書>

「四十一番の少年」井上ひさし 文春文庫

作者の自叙伝の「青葉繁れる」よりも先に書かれた作品の様だが?父を亡くし、2兄弟の兄であった作家は、児童養護施設に預けられ、同室の先輩のいじめに遭う。そして、幼児誘拐事件にまで手を染める。年の離れた弟は母が借金したことで人質となり、借金先の家事手伝いをさせられて、学校にも行けない。兄は自分の夢を捨て、養護施設から借金をして、弟を養護施設に引き取る。だが、辛い境遇の中でも夢を諦めず、残酷な現実を生き続ける。戦後の日本はこんな子供で溢れていたのだ。

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