笑いは重要性
「笑い」は医学・生理的には良いらしい。気分(心)を落ち着かせる作用があるようだ。その代表はプロゴルファで、AIG全英女子オープンで優勝した渋野日向子のSmileが評判になっている。英国でそのSmileが騒がれ続けている。日本的でも実に素敵な「愛嬌笑い」と騒がれている。
笑いは重要だ、と経験した人は多い事だろう。ヘの字に結んだ口元で、男は威厳を保とうとするが、話しやすさには逆行する。話しやすい人は、笑みを讃えている。
「笑い(Laugh)」には、「爆笑」と、「笑み(微笑み)(Smile)」とに分かれるらしい。特に爆笑は、小咄、落語、漫才、寸劇、などで。商談、会食の場では少々品が悪いので嫌われる。嫌われると言えば、親父ギャグ、そして薄笑い、が代表になろう。
だが、男が絶えず、「笑み」作ることは難しい。女性は、生まれた時から「微笑み(笑み)」を保つ筋肉構造であるように思える、が、果たしてそうだろうか?
欧米に出張に出かける様になって、女性の「笑み」に戸惑ったものだ。東洋から来たブ男にも、あたかも好意があると、笑みを投げ掛けてくる。「愛想笑い」なのだが。
男の「大笑い」「豪傑笑い」「高笑い」「せせら笑い」などが、女性の「泣き笑い」には気になる。ボケ爺の人生は「苦笑い」の苦痛の連続であった。だが、余生は微笑んで生きていきたい。日本では「笑い」と言う言葉には数多くのニュアンスを含む表現が特に多い。行為と笑いの研究も奥が深い、と。
<読書>
「天下一の軽口男」木下昌輝 幻冬舎
笑いの江戸時代、大阪は当然ながら、江戸でも、名古屋でも、盛んになる。だが地域ごとで、笑いの場、ネタの違いなどある。主人公は、大阪から始め、江戸に出て、又大阪に戻り、大阪で基本を確立する。大阪では士農工商に関係なく大衆の笑いの小咄(落語)を作り上げる。その苦労を物語にしている。何事も「笑い」は生きてゆく生気の源と、考えさせる作品だ。
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