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2019年9月 4日 (水)

やってしまった週刊ポスト

 日本を代表する理性派の週刊誌が、感情に任せて理性を失った。2日発売の週刊誌「週刊ポスト」9月13日号の特集記事で「韓国なんて要らない」と、豪語した。

 週刊ポストは「嫌韓」よりも「減韓」、さらに「断韓」まで考えよ、と叫ぶ。 「厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない!」との特集を掲載した。

よりによって、「怒りを抑えられない「韓国人という病理」「10人に1人は治療が必要」とまで言ってのけた。

「人生に七味あり」江上剛(徳間書店)によれば人間は「七味とうがらし」の様に、恨み、つらみ、妬み、嫉み、嫌み、僻み(ひがみ)、やっかみ、などに苦しむ人生だ、と言う。さらに、自尊心は厄介だ。韓国人の心に火を注いだことになる。

案の定、この記事に、すぐに批判の声が上がり、あっという間に炎上している。著名な作家や知識人が小学館との仕事はしない、とまで憤慨を表明している。

 小学館は、回収については「考えていない」と、言っているようだが?本当か?何故か?これも小学館の自尊心か?

 ボケ爺でも、これは明らかに「ヘイト記事」だ、と思う。週刊文春や、週刊新潮に追いやられている反動か?どこかの政治家のような変な見栄は止めてほしい。まずは「自らの行い」を振り返るべきだ。

<読書>

「独学の技法」山口周 ダイヤモンド社

副題に「知的戦闘力を高める」と。知的になりたい人は独学に限る、と。その意味は、①戦略、②入力、③抽象化、構造化、④蓄積、を心掛けること。だが、戦略については、細かく目的を追求しすぎるな、と。この世は複雑系、セレンディピティ(偶然性)が大切で、「知の創造」は予定調和しない。又、「リベラルアーツ」の勉強が最も大切、と。無目的は後に生きることが多い、と。抽象化には、苦しくとも時間をかけて試行錯誤する事。定理を見つけること。などなど。

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