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2019年8月31日 (土)

トヨタとスズキの提携

 トヨタとスズキの提携は、来るAI(自動運転)、EV、などで共同開発の業務提携を図る、と言う名目だが、果たしてそうか?

トヨタは覇権を狙っている。スズキを系列会社に取り込む為であることは、疑いは無さそうだ。将来の都市型、近距離型乗り物は、小型車が主流となろう。すでに系列化したダイハツでは物足らないのか?(それとも、国内はダイハツ、海外はスズキと)

一方スズキは何を狙うのか?鈴木会長は、後継者に悩みを抱えてるように思える。スズキを将来とも安定化するためにトヨタの傘の下で、将来の車のコンセプト戦略を学ぼうと、或いはSCMの一翼を担う選択をしたのだろうか?

残念な日本の体質(DNA)が見え隠れしている。系列と言う垂直展開の時代遅れの戦略をまだ面々と続けるのだろうか?

製造業と言うモノづくりの産業構造から、技術ノウハウを売る高度サービス業に転換しない限り、平成時代の日本の失敗を、日本は何時迄も続けることになる。トヨタもスズキも提携先が、或いは提携の仕方が違うのではないだろうか?

<読書>

「女と男の絶妙な話」伊集院静 文芸春秋

主題に期待して読んでみた。ボケ爺の期待には残念ながら裏切られた。伊集院氏に人生相談して、回答された忘備録である。確かに、伊集院氏の人間臭い回答は愉快だし参考になる。特に、女性からの疑問に対する回答はなるほど微妙で、絶妙な答えは、大いに参考にさせてもらおう。

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2019年8月30日 (金)

秋雨前線に濡れて

 昨日から一変して昨夜から雨に。この週は初めから折り畳み傘をカバンに忍ばせていた。ボケ爺の体力からして、カバンは出来るだけ軽い方が良い。傘を使うこともなかったので、ことさらカバンの重さが身に染みた。

 残暑お見舞いをして、彼岸ごろに秋雨の季節との認識をしていたが?最近はその様子が違ってきた。はるか昔のサラリーマン時代は9月末が前期末となって、8月盆明けから追い込みに拍車が掛かったものだ。それこそパワハラがマンネリ化していた。季節の変化など味わう気持ちすら起きなかった、と記憶している。

 平成時代の回想と反省の本が沢山出ている。その中に、平成時代の年表とイベントが整理されており、そこに、「あなたの出来事を書き込んでみなさい」と空欄がある。だが、何をしたか、すっかり忘れてしまっている。ボケ爺のサラリーマンの末期と、定年後とが半々の平成時代であった。平成は忘却の彼方になってしまったのか、単なるボケが進行してしまったのか?

 だが、平成の失われた30年に、日本のリーダーはヨクヨク反省をして、後世に禍根を残さない施策を施してほしいものだ。

<読書>

「答えは本の中に隠れている」岩波ジュニア新書編集部 編 岩波書店

なかなかいいタイトルだ。青春期の悩みの一端を共有できる本がある、と岩波ジュニア新書で、その筋の経験豊かな読書のベテランが道案内をしてくれている。ボケ爺は不勉強家であるからして、紹介の本はほとんど読んでいない。よって、未だに、この案内が参考になる。

 

 

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ツクツクボウシの朝

 朝早くからツクツクボウシが激しく鳴いている。夏の終わりを告げるセミの鳴き声である。いつの間にか我が家の庭にもセミが鳴くようになった。決して我が家を忘れていた訳ではなかった。裏の家ではアブラゼミが鳴き始めた。今日は暑くなるのだろう。

新宿の西口一帯はケヤキの街路樹が立派である。そこで鳴き誇るセミはアブラゼミである。ふと、思い出すのが、大阪での夏である。中央区辺りでは緑が少ない、が、地下鉄から地上に上がったとたんに、セミの鳴き声はビルのコンクリートに響き、その鳴き声に耳をふさぎたくなるし、汗がにじみ出る。そのセミはクマゼミであるらしい。

アブラゼミは、関東に多く分布、クマゼミは関西に多いらしい。ニーニーゼミは?あるいは蝦夷セミは?良く分からない。

今年の夏の関東の猛暑は異常気象の類に入るのだろうか?九州では、又大雨が続いている。毎年、どこかで起きる大雨洪水の災害。台風被害よりもひどくなっている。九州は2年毎に災害に見舞われている感じである。梅雨明けは、どこかで起きて、夏の締めくくりにも災害が起きる毎年の行事は心が痛む。経済にも大きなマイナスであろう。

<読書>

「今夜もひとり居酒屋」池内紀 中公新書

ボケ爺は、「ひとりで居酒屋」に憧れたが、残念ながら、少々酒に弱い。ましておや、ビールにはアレルギー反応を見せる。だが、放歌巷談、千万無料、傍若無人、千客万来、皆で騒ぐのは好きだ。それだけに、「ひとり」ひっそり飲む酒に憧れる。意味深な思考が出来そうだし、沈思黙考で、素晴らしい創造性が発揮できそう、と思うのは素人の浅はかさ。唯の酔っぱらい。

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2019年8月24日 (土)

GSOMIAの破棄

 窮鼠猫を噛む、とはよく言ったものだ。韓国の日本嫌いは徹底している。劣等感と嫉妬からくる感情には理窟は要らない。日本は昔から朝鮮人として、侮辱をし続けたことを知らない人は居ない。嫉妬ほど人間の感情をゆがめるものは無い。このボケ爺は次男坊として兄貴に何かと嫉妬して、未だにその感情を拭い去ることはできない。

 韓国の政権は日本嫌い、日本対抗を利用すれば国民の好感度は上る。弱者韓国を熟慮した文政権は、韓国の将来のために日本嫌いを徹底して利用するだろう。それが、切り札の一つ、GSOMIAの破棄である。

 その理由は、①嫌日(嫉妬)。②アメリカには劣等感。③北朝鮮との仲を良くしたい。④文政政権のスキャンダル隠し。⑤経済の頼りの中国からも馬鹿にされる。つまり、四面楚歌。八方ふさがり状態なのだ。

 読みが甘い日本政府は、韓国民の感情を読み違えている。韓国は上から目線の日本に、ホワイト国(友好国)からの削除で、いよいよ嫉妬が噴出した。韓国民は常に、日本はなぜドイツのような謝罪が出来ないのか?と。韓国民は一致団結するだろう。

太平洋戦争の敗戦に向き合わず、中途半端な条約で済ませた付けが回っている。(昭和天皇の謝罪の意向を、時の政府は無視。初代宮内庁長官 田島道治の昭和天皇の「拝謁記」から)

喧嘩の収め方を知らない日本は愚かな喧嘩を繰り返す。

<読書>

「居酒屋の加藤周一」白沙会編集 かもがわ出版

加藤周一氏の論文は大変に難しい。和漢洋の教養を基本とし、評論、文学、思想、美術史、など。とにかく難しい。易しく講義をしてもらおうと、居酒屋で朝日新聞のその日の記事を話題にして、質疑応答の評論談議が行われた。その議事録。なるほど、居酒屋談義は易しい会話になっている。元々医学博士、これも居酒屋の酒の効能であろうか。

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2019年8月22日 (木)

雨宿り

 久しぶりに雷雨に遭う。新宿のバスタのカフェに飛び込む。学術発表の帰り道であった。そのテキストを広げてみるが、頭は字面を追っかけるだけで無味な時間が過ぎる。そこで、文庫本の青春自伝小説を読む。これが実に愉快な展開で夢中になった。

 ボケ爺、この歳になると、難しいことは頭が拒否してしまう。本格的に、引退を考える時期となった。さて引退となれば淋しい。まだ命だけはある。どう処せばいいのだろうか?本命の趣味も今更、やろうとも思わない。その理由は、才能が枯れてしまっているからだ。今更、趣味でのリハビリは面倒だ。何もかも、何をやっても面倒だ。

 雨宿りでの、読書は、偶然性に意味がありそうだ。だから時間を忘れて、読書や、妄想にふけって、時間が過ぎ去る。確か、斉藤孝(明大教授)のKnow How本に、「15分空けば、カフェで過ごせ」、いつも本は持ち歩いておくこと、時間は分割して使え、と勇ましいが。

 ボケ爺には、時間を分割して使えない。何故か?記憶力が悪いからだ。前の展開を忘れてしまう。だが、15分あったらカフェは、「正しい説だ」。妄想、幻想、夢想で時間は過ぎる。だから良い。だが、最近のカフェの何とかコーヒーの値段は高い。やはり安定した収入も必要。でなければ、すぐに破産。老人難民となること必須。量は半分でいいから高齢者用の値段が欲しい。

<読書>

「青葉繁れる」井上ひさし 文春文庫

愉快、抱腹絶唱!流石に劇作家の本髄発揮の青春自叙伝。高校生活のガキどものバカな行動に、その根拠となる考え方が理にかなっている。妄想、幻想の女性像、と男の論理の果敢無さが矛盾でありが正義でもある。文章や展開の上手さもさることながら、哲学的、論理学的な思考(屁理屈)は勉強になる。もっと早く読んでおけば良かった。

 

 

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2019年8月18日 (日)

猛暑の木陰で考える

 バブル崩壊前の高度経済成長時代を、会社員としての7割を過ごし、経営者の一員になってから、平成時代を過ごしたボケ爺は、大いに反省する。何故か?日本の凋落に無気力に、無責任に過ごしたからだ。

 平成3大構図変化は、次の事象であろう。①平成が始まった1989年、東西冷戦構造が一気に終結に動きソ連までもが崩壊。まさに戦後レジームは、平成の始まりとともに崩れた。その結果、アメリカ一強状態が出現してしまった。

 ②中国の台頭。それが平成というわずかな期間に、目覚ましい発展を遂げていった。当時の予想は、「日米欧三極体制」の期待でした。欧州諸国が結束しEU創設を定めたのが平成4年。これによりEUという巨大な統一市場を形成しかに思えたが、結果的に登場したのは、アメリカと中国による二極化。

 ③日本の凋落。平成6年、世界のGDPに占める日本のGDPの割合は17.6%。アメリカは24.8%。つまり日米両国で世界のGDPの4割以上を占めていた。だが、平成29年では、日本の割合は6.1%に過ぎない。スイスのビジネススクール「国際経営開発研究所(IMD)」によれば、国際競争力ランキングで、日本は平成元年から4年まで1位だったが、2018年には25位。

 日本は世界の構造変化に追いつけなかった、というが、むしろ、その構造変化に気が付かなかった。その理由は多々あるだろうが、最大の問題は「教育」であろう。多様性のある教育を拒否して、エリート主義教育だったのではないだろうか?日本をこの事態に貶めたのは、そのエリートコースに乗っかった人々の集団である。明治維新の時の様に下士族のハチャメチャがなかった。

 大学体制にしても、未だにダッチロールしている。欧州型から中途半端な米国型へと。当然企業についても責任はある。極度の憶病経営が蔓延って、挑戦者を「出る杭」として叩き潰した。また、何時迄も系列化(垂直統合)に拘った。IT投資が大幅に遅れ、金融機構の改革も遅れてしまった。さて、残念な日本、誰が改革に乗り出せるのか?

 尖った若者の暴れに期待する。

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2019年8月17日 (土)

とんでもない台風一過

 台風10号は超大型台風と騒がれて、西日本を巻き込んで、のろのろと北上をしていった。台風の眼だけでも200km(ちょっと大げさか、100㎞はあった)。眼の中に眼が渦巻いている姿が捉えられていた。だから動きが悪い、との解説も。兎に角、桁外れな台風だった。だが以外に大きな災害は発生しなかった。不幸中の幸いだったか。だが、盆休みの人の行動は大きく制限を受けることになったのだが。

 台風一過の今日は、とんでもない猛暑。ボケ爺の長い人生で、36℃越えは、はじめてか?こんなに高温では、元々可笑しな脳が湯気を立てて湯豆腐になって眠気を誘う。冷奴をお昼に食べているのだが、滑稽なありさまだ。それに上書きするように我が家のエアコンは古く効き目が悪い。汗拭きタオルが離せない。これで熱中症に掛かればお笑いだ。

 汗をかきかきTVのスィッチを入れる。NEC杯の女子ゴルフが映る。噂の渋野日向子が、トップに一打差になった瞬間だった。なるほどスイングは安定しているし、ホームは美しい。練習の努力の賜物だろう。大人びた顔をしている。どこか樋口久子と似ている。将来の大物に間違いない、と確信する。どんな努力をしてきたのだろうか?想像するのも、又楽しい。人間は努力と能力とにスペクトルが合えば、とんでもない結果がでる。だが、如何に見つけられるかが難題だ。子を持つ親の悩みがここにある。

<読書>

「短編ベストコレクション2019」日本文芸家協会編 徳間文庫

18編の短編集が収まっている。SFからホラー、ミステリーから現在まで、読み応えがある。それぞれの作家の個性のある文章やストーリーは、参考になる、が自分のモノには出来そうにない。文章の癖にスペクトルが合わないからだ。

 

 

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2019年8月15日 (木)

未来の食事

 終戦日だ。ボケ爺は終戦1年前に生まれた。戦中派である。幼少のころはヒモジイ食事で過ごした。道沿いの草をおやつにし、野イチゴをあさりに里山へ、川魚を追っかけた。

 春には、我が家の泥池にウナギの稚魚が、夏には川底にウナギが、雷雨で川水が増水すれば、毛ガニが取れる。庭にはイチジクの実が、ザクロも裏庭で取れた。秋には銀杏の実を広い、乾燥させる。イナゴも佃煮に。今では笑われる時代となった。

 いつの間にか、セミが賑やかに、我が家に、近所の家にもやってきて朝からうるさくなっていた。セミを食料にすることは、未来はあるかも、と思う。我が家のブドウはいつの間にか、椋鳥に襲われていた。この2-3年は無事だったのだが。

 そんなことからボケ爺には食事、料理には興味があった。とはいっても自分で料理することではない。料理機の創造に興味を持っている。IHを使った調理補助機、遠赤外の波長の利用、などの調理補助機を創造する事である。

 よく考えると、現在の料理、つまり、焼く、炒める、煮る、を中心とした調理法だ。だが、未来の食料が、現在のままであるはずがない。昆虫が中心に、培養肉、排泄物、で、3Dプリンターで作れる食材に加工される。つまり粉末液体に加工後の調理(料理)で、形を作ることとなるのだろうか?

 また、食事は個人向けレシピとなろう。つまり、血液マーカ+DNA+腸内細菌をAIで分析、健康のために個人ごとに調理される時代が未来だろう。さて、どんな調理器を創造すべきか?

<読書>

「「食べること」の進化論」石川伸一 光文社新書

過去から未来の食料の変化を中心に、食事の変化と人間の歴史など、盛りだくさんな内容である。今日の人間は雑食を選んで、生き延びてきたと言う。さて未来は?答えはないが、心と趣向と健康に気を遣うことには間違いはない。

 

 

 

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2019年8月14日 (水)

曇り時々晴れ、時々雨

 超大型台風が西日本に近づいている。ここ東京は、その影響が表れているのか?曇り時々晴れ時々雨、と言う、何でもありの一日だ。

 11日の日曜日に、大阪に住む娘の長男、つまり、孫(中学二年生)が、2週間のホームステイのカナダから成田に帰ってきたので、成田空港に迎えに行った。元気な様子で安心した。よく忘れ物をすることで、母親を悩ましているとか聞いていたが、孫の帰国の一報が、「僕、忘れもはしなかった。」である。

 話を聞くと、バンクーバーの隣の島のヴィクトリアで、10ベッド、プール付き、庭ではちょっとしたサッカーができる。ホームステイ先の子供が小学校と幼稚園児の二人、メキシコ人とフランス人の大学生もホームステイしていたらしい。毎日、朝食、夕食を、みんなが集まって賑やかにしたらしい。恵まれたホームステイ先だったようだ。さてどこまで英語が話せるようになったのか?

 2日ほど預かってほしいと言うことで、預かったが、暇を持て余して、どこかに連れ出そうと、ミュジアム関係を推奨したが、ネットで見学できると、気乗りしない。東京の街をうろつきたい、との事で、若者の街、渋谷へ行くことにした。スターバックスのコップを飲みながらうろつきたいと言う。ブランドの店に寄っては、グッズを欲しそうにする。一つだけだ、と言うと、帽子を、これが高い。腹が減ったで、昼食の選択、疲れたと言ってはカフェへ、そこでも店で一番高い飲み物と最も高いサンドイッチを頼む。ボケ爺の二ヵ月の小遣いが一日で消えてしまう。早々に返品をしたくなった。

 と言うことで、今日は疲れて一日、家でごろごろしていた。

 

 

 

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2019年8月11日 (日)

日本人と科学技術

 学生時代に航空工学を学んだボケ爺だから、飛行機には格別、気になることがある。だが、浮上の原理が最近否定されて、自信を無くしている。又、層流が絶対条件と思い込んでいた時代から、トンボは乱流を操って、ホバリングまで出来るとの研究論文を読むにつれ、益々自信が無い。

 先日のエアバスA350-900とボーイングB777-300の比較をしたのだが、ボケ爺の驚きは、エアバス社は欧州(EU統一)4か国の合作で、ボーイングに、何故対抗出るのか、不思議に思う。何故に異民族の国が集まって、飛行機のような複雑な製品が開発できるのだろうか?(欧州の民族争いは未だに終わらない)

技術家の心が寛大なのだろうか?日本はどうか、日本は会社が合併しただけでも縄張り争いで、上手く運営が出来ない。「タコつぼ型根性」があるからだ、とボケ爺は思う。

 もし、MRJ(三菱飛行機(三菱重工))を、中国、あるいは韓国をもまとめて、アジア圏の統一で開発して、エアバス、ボーイングに対抗できれば、世界の勢力圏は変わってくるだろう。経済の発展にも大いなる貢献があったと思う。

 アメリカ経済の発展の基本は、知財のオープン化(水平展開)(サービス業との分類)と言われてる。日本は、何時迄も垂直化(系列化)を続けて、製造に価値があると思い続けている。日本人根性(タコつぼ型根性=機密主義)が日本の未来を潰す、と思う、失われた20年は、未だに続ける垂直化で製造に価値ありの精神がもたらした結果である。

 日本の良い技術を開放(オープン化)して、知財で儲ける。その利益から次の投資へと変換する、と言う循環に変えなければならないと、つくづく思う。技術の寿命はドンドン短くなっている。次から次と乗り換えなければならない時代だからこそ、オープン化(水平展開)が正解だろう。

 

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2019年8月10日 (土)

帰国の機上

 クアラルンプール空港の入国手続きは少々変わっている。入国手続き後の簡単な手荷物検査がある。最終的な手荷物検査は、ゲートで行われる。だから早くからゲートに集合させる。

 マレーシア航空の機体はエアバスである。A350-900で最新機である。B777-300に対抗する機体である。エンジンが2機は特に大きい。主翼の根元は、とにかく幅がある。その近くの座席に座ると外が見えない(落下の時は安全だろうが)。主翼の先端は美しく跳ね上がっている。カルマン渦による空気抵抗の削減と、浮力の向上に貢献する。

 新しい機体だけに、いたるところに工夫がされている。ディスプレイは、最近普通になったタッチパネルだが、特に使いやすい。B787の様に、主翼が、上空ではそり上がり、地上ではだらりと下がる、と言うほど柔くはなく、高い剛性が保たれている。ボケ爺は機上の乗り心地はB787に軍配を上げる。主翼の柔軟性が揺れを防ぐからだ。エアバスもカーボン繊維を駆使してほしい。それには日本製が良い。

 東シナ海の上空が混んでいるので、出発の許可が出ない、何時、出発できるか分からないと、機長からのアナウンス。

 離陸してからも、ベルト着用サインは消えない、絶えず小刻みに揺れている。台風の影響とも思えない。これは主翼の剛性が強すぎるからだ。だが、台風9号の通過の暴風園の淵を北上したことになる。結果、四国の南まで続いた。5時間は揺れっぱなしの機上の旅となった。

<読書>

「機捜235」今野敏 光文社

作者の得意な警察モノである。機動捜査隊の役割と活動の紹介のような作品である。江戸時代小説(特に池波正太郎の作)の密偵のような仕事であるらしい。主人公の警察官が、定年間際の相棒と組んでの機動捜査で、いろんな事件を解決する中で、警察官として、人間として成長する姿が、豊かに描かれている。

 

 

 

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2019年8月 9日 (金)

マラッカも高層マンション

 1年ぶりのマラッカである。マラッカは西洋の各国に占領されて(一時期、ちょっとの間、日本も占領した)苦悩の国であった。その遺跡の建物が多く残って、世界遺産の街に認定されている。建物のそれぞれは小さく、点々としているが、古い街に埋もれて、目立たない。

 その隙間を見つけては、高層ビル(主には複合ビルであり、ホテルが多い)が、少し立ち並んではいる。だが、1年経って再び訪れると、まちの中にも高層マンションの建設が進められている。当然、複合高層ビルも2件ほど進められている。

 1年前にブログしたように、ベイエリアは埋め立ても進み、ショッピングを中心とした高層ビルに、高層マンションが立ち並んでる。さらに何本かの高層ビルの建設が進んでいる。その周辺には新興商業地として、レストランを中心とした低層ビルが連なっている。まだ30%ほどしか埋まっていない。

 マラッカにはAEON Mall2つもある。街中は小さいが、郊外は驚くほど大きい。日本から進出している企業も多く、日本人も多く駐在しているとの事、15千人は居るのではないか? 

<読書>

「任侠学園」今野敏 中公文庫

任侠シリーズの学園篇である。ヤクザが潰れかかった高等学校の理事になった。校舎は荒れに荒れ、運動場は雑草の生え放題。花壇の雑草だけ、窓ガラスは割れたまま、その始末はしていない。生徒は争いごとばかり、先生方は無気力、校長先生に至っては、禁止事項ばかりを発令して、親からのクレームが入らないようにだけ気を遣う。そんな廃校に近い状態から、立ち直らせる。日本の教育の崩壊をヤクザ世界の仁義をもって若者の心を変える。道徳、心理学的物語でもある。

 

 

 

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2019年8月 8日 (木)

久しぶりのマラッカ

 マラッカへの出張は久しぶりだ、1年ぶりだろうか?今日の天気は真夏である。よく晴れている。気温が32℃程度で、湿度は60%以下であろう。東京の猛暑からすれば、はるかに過ごしやすい。

 ランチは外に出る。木陰で過ごすには最適だ。心地よい微風が体を撫でる。熱すぎることは無く、しめっけは感じない。南国の木々はよく成長しているから大木が多い。葉っぱも多い。木漏れ日が何とも言えなく、癒してくれる。この木の下で居眠りをしながら本を読んでいたい。きっと長生きが出来るだろう。

 マラッカのレストランは解放された間取りで、庭に食卓が並べられている。室内は扇風機はあるが、開放的だ。そんな中でのランチは、思わず食欲がそそられる。しかも、マレーシア(マラッカ)風の味付けも、思わず「お美味しい」と舌鼓。

 マラッカに来るようになってから4年になるか?味が毎回よくなって来るように思える。ボケ爺の持論だが、GDPの成長率に比例するのであろうか、マレーシアは高成長率だ。それに比べ、日本のチェーン店の居酒屋の味は毎年美味しくなくなる。残念な日本と言えるのか。

<読書>

「任侠書房」今野敏 中公文庫

図書館で本日返却の棚で見つけた文庫本で、表紙は漫画的で派手。ミステリや警察モノでは有名な著者で、やくざ者を書くのかと、好きな作家だから、読んでみよう、と。一気に読ませる。その上、企業の再生ビジネスに参考になる内容、それに、人材活用(ヤクザ的、これが重要)についても書き添えてある。ビジネス書であった。

 

 

 

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2019年8月 7日 (水)

機上から見る夏雲

 台風の襲来の中、マレーシアに向かって機上の人、となっている。機上から見る夏雲は、神秘を増す。いろんな雲の組み合わせもさることながら、時々現れる積乱雲の形は、彫刻造形の創造性をはるかに超えてる。

 だが、台風8号の通過した後を飛行する。怪しげな黒い雲が現れる。だが、機体は揺れることは無かった。しばらくすると、台風9号の接近の上を通過する。少々揺れる。台風のはるか上空を飛んでいるから基本的には揺れないはずだが、と考えながら眠気に襲られる。

 クアラルンプール空港に近ずく。機内のディスプレイ上空から着地の状況を映してくれる。パームヤシ林が続く。ところどころに溜池がある。そこに、この機体の姿が映っている。年々、パームヤシ畑は壊されて工業地帯や、住宅地に代わってゆく。マレーシアはGDPの成長率を6%程度の成長を保っている。米中貿易戦争から、中国からマレーシアに逃避してくる企業が多いのではないか?英語は通じるし、楽しみな国の一つである。

<読書>

「情事」志村辰夫 新潮社

なんと露骨は描写が続くのか?谷崎潤一郎の「鍵」や「卍」、から、この作品と、さらに渡辺淳一の「愛の流刑地」へと繋がるのか、全体としてはミステリ性になっている。愛の技巧の描写は、志村の「情事」と渡辺の「愛の流刑地」とよく似ている。あるいは、岸恵子の「わりなき恋」も。いずれの作品も、愛の作業の内容は毎回同じ作動であり、そんなに多芸ではない。それで好いのか、充実しているようだが?

 

 

 

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2019年8月 4日 (日)

異常天候なの?

 朝早くから太陽の日差しが強い。だが、梅雨明けから気になる現象がある。小鳥の朝のさえずりが聞こえない。カラスは遠くから聞こえるのだが。ここズーと聞こえない。猛暑過ぎるからか?

 二つ目は、セミの声が聞こえない。昨年までは、朝早くからうるさく感じたと記憶している。自分の庭で、抜け殻は良く見つけたものだが。今年は見つからない。外郭環状線が、地下を通ることから、地上が解放されて、住宅の開発が盛んになり、林が次々とつぶされてしまったからかもしれない。

 図書館の東は、竹林や大木林がなくなり住宅に代わってしまった。そこもセミの声は聞こえなくなってしまった。だが、実篤公園では、セミの声が聴けるが、例年ほどではない、と思う。

 セミは7年の地下生活をしてから地上に表れる。すると2013~5年でも、セミの繁殖が無かったのか?ググってみても分からなかった。住宅の開発は3年ほど前だから、その影響はなかったと考えるべきか?夕刻になっても、汗、汗、汗、で苦しい。異常だよね。

<読書>

RE:THINK」 スチーヴン・プール  早川書房

副題に、「答えは過去にある」と。ビジネスではアイデアや、イノベーションが騒がれる。イノベーションの勝負はいつの時代も変わらない。そのヒントは過去に転がっていると言う。EV車は、ガソリン車より古い歴史がある。電子タバコも、100年以上前に実現されている。外科手術のヒルの応用、とか。過去で見つかっていても日の目を見ることなく埋もれてしまったものがある、と。ヒュレットパッカード(HP)の「HP Way」の言葉を思い出す。技術が世に認められるには「タイミング」がある。早すぎても遅すぎてもダメだ、と、HP社では戒められていた。

 

 

 

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2019年8月 3日 (土)

窮鼠猫を噛む

 日韓関係が悪化の一途をたどる。負のスパイラルは、どうすれば元に戻せるか?長期化しそうだ。歴史問題の認識をそれぞれが理解して共通化できるわけがない。例えば、同じ親から生まれた兄弟の関係と同じだ。親の愛情を平等に感じているだろうか?ボケ爺は次男だから良く分かる。ましてや他人同士だ。

 日本は、絶えず上位目線で、韓国を何度か戦略してきた。そのいじめを忘れろと言っても韓国人は忘れることは無い。弟が馬鹿だ、馬鹿だ、言われて、兄に酬いることを常に考えている弟のようなものだ。

 日本はいつも強い立場で韓国を見てきた。ネズミを見つめる猫である。韓国はそんな目を気にしてきたネズミである。今回の日本政府の行為は、韓国にとっては「窮鼠猫を噛む」行為となろう。日本は強い国にはすり寄り、弱い国を虐める癖を持っている。日本の経済は韓国に、大いに助けてもらっているのだが。

 日本政府の大人の対応が肝心だったのだが、トランプの真似をした安倍政権は、日本を孤立へと向かうことになろう。元々、日本は「経済」関係だけでしか、世界の国々と付きあってこれなかった。、友好国を築けなかった。

 今日の猛暑と同じだ、熱を帯びた日韓関係で、どこまで汗をかかなければならない羽目に陥ることだろう。漱石の様にユーモアが必要だ。残念な日本。

<読書>

「吾輩はユーモアである」中村明 岩波書店

漱石の作品の中で現れる文面には、いたるところにユーモアがあふれている、との紹介であり解説である。「吾輩は猫である」や、「坊っちゃん」だけではない。漱石通にはたまらない魅力のある一冊である。直接の笑いだけではなく、社会の痛烈な批判もユーモアでの風刺で、可笑しみを掻き立てている。

 

 

 

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