日米経済格差は?
アメリカの経済は好調が続いているらしい。日本との格差(GNP)は益々広まっていく。その根本には、高度サービス業が伸びていると言う。日本はまだ、製造業の出来不出来の趨勢に大きく作用される。アメリカは、製造業の比率は少なく、3次産業のサービス産業の比率が多いらしい。
しかも、サービス業でも高度なサービス業である。法律、専門的な科学、技術サービス、ファイナンス・保険、情報、経営、教育などが、高度サービス業に含まれている。これらの従業員比率が製造業の2倍にも達する。しかも給与は高い。
良く分からないのだが、高度サービスに従事する人が多い、と言うことはこれだけで経済を支える需要と供給のバランスが成り立っている、と言うことだ。このサービスに対価を払って、何を買わせるのだろうか?一人当たりの収入が多いから成り立つ?
法律では、訴訟に対価を払って、自分(自社)を守る?科学・技術は製造業の中に抱えずに、外部委託が多い、か、特許の対価で稼ぐ?教育は、授業料の高くする?
などだが、さて日本には馴染まないように思えるのだが。日本はこのような高度サービス業を活用できる社会に確信できるのだろうか?
その意味で、京アニの、一種のテロは、大きな損害だと気が付く。
<読書>
「仕事選びのアートとサイエンス」山口周 光文社新書
=不確実な時代の天職探し、の副題。今の時代の仕事選びは困難である。①人工知能の台頭、②寿命(100年)が延びるが事業は短命(20年)、③VUCA(Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguity)。計画は価値にならない、何故なら計画通りにはならない。バックキャストとフォアキャストでは、バックキャストは機能しない時代。サイエンス的考察は通じない、努力は天才を上回る、だから好きな仕事を探せ。など。
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