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2019年5月 2日 (木)

人間ドッグ

 かかりつけの医者が、人間ドッグを受けろ!と騒ぐ。12年ほど人間ドッグは受けていない。長生きをしたいと思っていないので、「イヤだ」というと、「そんな患者は来るな!」と老女医師はブツクサ言う。

 ボケ爺は、脳出血を10年前に発症して、今日まで、順調に生活が出来ている。それもこれも、高血圧の手当てをしているからだ。薬は3か月事に、医者の診断を受けてから受け取る仕組みになっている。3月初めの血液検査で、急に変化した値がでた。その老女医師は、胃腸癌、腸癌の疑いがある、と脅かす。よって、人間ドッグとなってしまった。

 朝早く家を出る。美しくさわやかな藍色のクレマチスがお見送りをしてくれる。初めての胃カメラである。「何が起きても責任は取らない」、の誓約書を了承しなければ見てくれない。一種の暴力だが。結果は、「癌ではない、綺麗ですよ!」と検査員が言う。ボケ爺は「当然だ!」と言い返した。だが、「少々、胃は荒れています。ピロリ菌が住んでいるかもしれない」、と脅す。

超音波診断は、結構時間をかけて、同じ場所の写真を撮っている。聞いてみると、「いろいろありますね!」「一寸ずつですが」とこれも脅す。

最後の検診では、まだデータが整っていないですが、「今のところ、何も見つかりません」。と言う。「見つかりません、は無いでしょう」と小言を言う。「何も異常はありません」ではないですか?と言うと、「同じことです」と、軽くいなされる。

先ずは、安心。だが、最終報告は3週間ほどかかるらしい。

 

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