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2019年1月11日 (金)

シンポジウム・大学改革

 日経新聞社主催で、大学改革シンポジウムが開かれた。題は「企業人の経験をいかす」。有名な池上彰のモデレーターにより、企業人経験者が、学長、あるいは理事長である大学の変化を議論された。

 立命館アジア太平洋大学、学長「出口治明」。大阪府立大学、学長「辻 洋」。北海道大学、副学長「西井準治」の出席であった。いずれも企業経験者である。

 いずれの大学も、結構変わった試みを進めているような話である。ボケ爺の感想は、予想以上に進んでいるように思える。然し、いずれも、「外堀から攻めている」ようであるが、内部からの改革が見えてこない。多分、文科省の縛りがそれを許さないのだろうか?

 研究者の数は少なくなってきている。世界的には、企業と同じであるが、日本の大学だけが、一人負け、と状況だ。残念な日本の大学。もっと大胆な改革が必要な時であるのだが。いずれの学長も、口をそろえて言うことは、資金が極端に日本の大学は少ない。国の予算が世界の平均より少ない、GNPからでは、ボトムを泳いでいる。日本では、大学に寄付をする人が少ない、が原因だそうだ。

 出口学長の話では、今の日本の優秀な人材の養成はそのまま進めればいい、だが、変人や、変態の人材も育てなければならない。偏差値か、優秀な人の進学大学と、平均値な人材の大学で、自由な議論の出来る大学も必要だ。そこには、海外との交流を盛んにすべきだ、とか。

 それに、企業も注意が必要だ、と。それは、採用に際して、面談で「好い人、協調性のある人、大人しい人、大人しい人、など」の採用ではなく、面談をやめて成績だけで採用すべきだ。大学の成績がいい人はそれなりに学問をしてきているし、考え方もシッカリしている。企業にもくぎを刺していた。そんな人に尖った人がいるはずだという。

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