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2018年12月 9日 (日)

寒波の夕に三日月

 仙川の丘から夕陽を眺めていたが、北の方から黒い雲が流れてきて、夕陽を邪魔して、富士山は見えなくなった。その黒い雲の帯の上に三日月が、寒々を感じる薄青い空に。東京は最低な気温だ。寒波の襲来だ、と言う。

 実篤公園は今日も子供づれが池の鯉とじゃれている。山茶花の塀は、いろんな色の山茶花の花で賑わっている。枯れ枝にミノムシの蓑傘(田舎ではミノムシの繭を、多分、蓑傘、と言っていた、と記憶しているが?)がポツンとぶら下がっていた。冬ごもりなのだろう。

 そういえば、ミノムシの糸は、蜘蛛の糸の2~3倍は強いということが分かったらしい。農研機構と興和株式会社とが、技術開発に成功した、とのニュースがあった。蜘蛛を育てるのは難しいだろうが、ミノムシなら何とかなるのではないか?蚕の様な買い方も考えられる。楽しみな技術になりそうだ。

 絹糸では、蚕の糸の遺伝子操作で、強度改善、それには、蜘蛛の遺伝子を付加するとか?ナノカーボンチューブを食べさせるとか?強度だけではなく、色を発する絹糸に変身させるとか。

 スバイダーシルクの事業化は、慶應義塾大の鶴岡にある生物研究所発、ベンチャーが起業している。大学では、農工大。信州大と京丹後市が。アメリカではKBL社が。その他、山形、他、技術開発と事業化が、かなり進んでいる。要はタンパク質だが、楽しみな科学である。

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