« 桜の開化 | トップページ | オノマトペ »

2018年3月22日 (木)

時間の考察

日経ビジネスのコラムの「中鉢良治の「人在りて、想いあり」の「東京時間、地方時間」を読んだ。申し訳ないがその中身は忘れてしまった。と言うのも、自分の経験してきたビジネスマンとしての時間の考察は、その中身とは違っていた。

自分の時間感覚は、サラリーマンになった時に誰もが感じたであろう組織人の時間の過ごし方だ。課長は机の上に足を挙げて、朝から新聞を読んでいる。部長は、たばこをふかし、沈思黙考か?課長に、部長になったら、のんびりした時間が与えられる、と。だから早く出世しなくちゃ。だが、さて課長になったら、部長になったら、自分の思考時間など持てない。焦りながらも、出張時間などに本を読んでいた。

時間は人に平等に与えられる。「その時間を有効に使え!」と檄が飛ぶ。仕事の効率化は、時間の使い方、とも言える。

コンピュータなる化け物が出始めた時。田舎の親父は、コンピュータが出来れば、人は暇を持て余すだろう。余暇を如何に使えるかが、豊かな人生のカギになりそうだ、とコンピュータの進歩を期待していた。が、死に際に曰く、コンピュータは人を豊かにしなかった、時間に追われる時代をつくってしまった、と死に赴いた。

携帯電話も時間差を無くしていった。スマホは、もっと激しい。四六時中、指のエキササイズに明け暮れている。情報は早もの勝ち、と喚く。この時間差が、格差社会をでっちあげている。永遠に格差は広がる方向へ突っ走る。

さて、AIの時代はどうなるのだろうか?時間と言う不思議な平等性を、AIは平等に我々に与えてくれるのであろうか?それとも益々不平等化、差別化させてしまうのだろうか?

<読書>

「白磁海岸」高樹のぶ子 小学館

息子の死を疑う母親の息子への愛と、息子の三角関係の恋愛に疑問を挟む、その母親に。第三者に高麗白磁の出現で、事件が混とんとしてくる。愛と、白磁と言う美術品(芸術品)とそれにまつわる金のと、名誉との絡みで、など説きが始まる。老練なストーリーに、息をのむ。不思議な読書感に浸る。

|

« 桜の開化 | トップページ | オノマトペ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160469/66525046

この記事へのトラックバック一覧です: 時間の考察:

« 桜の開化 | トップページ | オノマトペ »