日光にて
2日は仕事をさぼる。NHKで日光の東照宮の改造が直ったらしい。平日だから空いているだろうと、35年ぶりに、出かけることにした。だが、空いているのだろうが、裏切られる。先ず東武電鉄の特急の座席は2電車待たなければならなかった。日光に着いた時は13時になってしまった。東照宮までのバスは、道路が込んでいて動かない。歩くしかない。
40分ほど坂道を登った。確かに、素晴らしいくも美しく復元されていた。徳川家康の膨大な権力の力を見せつけられる。そこの文化が生まれるのだろうか?一つ一つに意味があり、それを表現する工芸に、奥ゆかしい芸術が含まれている。そう言えば、江戸時代は、徳川一族に200年も支配されて、武士と言うサラリーマンと、納税するその他平民とに分かれた組織は盤石だった。徳川だけが富豪になるしくみは、素晴らしいいアイデアである。
経済成長はほぼ出来ていない。その中から、何か工夫をしたい、との人間の本能が、新しい文化、則、世界が驚くほどの、美術、音楽、芸能、が生まれている。特に浮世絵の世界は、世界の美術界を驚かせている。さらに、工芸では、寺社、神社に無限の創意工夫が生み出されている。
極限的な言い方をすれば、経済成長と、文化の進歩は無関係だと言うこととなる。西洋とも同じように、一部にお金が集まり、そのお金が贅沢に、文化に注がれることで、ルネッサンスが生まれる。不思議な思いを日光で考えた。
3時間の散歩で、ボケ爺の歳では無理をした。さて明日からは?
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