満月が冴える
朝から、雲一つない澄み切った青空が降り注ぐ。それにつれて、朝から小鳥のさえずりがうるさい程だ。春は恋のさえずり、で愛でるさえずり。しかし、秋は食欲のさえずりで、嫌悪あるさえずり。
野川を下る。白鷺、ゴイサギが、川面をニランデいる。川水は澄切って川底が一目だ。先週は、泥水だったのだが。お年寄りのアマチュアカメラマンが立派なカメラを構えて、うろうろしている。何かを追っかけているのだろう。多分、カワセミだ。
鹿島建設柴崎グランドで、チェアガールが練習をしている。このグランドは、アメフトの練習場だ。5~6歳の女の子が、熱心に、その練習を羨ましく眺めている。将来のチェアガール候補に、現職のチェアガールが手を振って、勧誘している。
食事後、腹ごなしに散歩に出る。満月が美しい。冴えている。今な風景は何時まで続くのだろうか?
<読書>
「パリの漆職人 菅原精造」熱田充克 白水社
漆は、ジャパンと言われ、日本工芸に使用される天然塗料で有名である。今は浄法寺近辺が有名であるが、昔は、日本の至る所で、生産されていた。パリ万博に日本工芸品が展示されて、修理に出かけた「セイゾウ・スガワラ」(菅原精造)が、帰国することなく、漆工芸家としてヨーロッパで活躍していた。アイリーン・グレイの椅子の塗装は漆で、スガワラ作であった。そのスガワラのドキメンタリーである。浜中勝は戦後パリで活躍した漆工芸化であった。ユーロッパに渡った漆工芸家はいろいろ活躍していたらしい。
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