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2016年6月29日 (水)

読書が先行して?

 最近、ブログのネタは新鮮味を欠いている。反省!何故か、雑用に追い立てられて、セレンディピッティが起きない。よって、読書が先行してします。

 英国のEU離脱で、世界の政治、経済は混迷の時代と突入した、不確実性が増した。読書も、いつの間にか、それを見越して、経済、経営に関心が起きていた。

<読書>

「経済学私小説<定常の中の豊かさ」 斎藤誠 日経BP

乱読すれば良書の当たる(犬も歩けば棒に当たる)。ボケ爺は乱読者である。まさに本箸は良書である。生物学では「動的平衡」福岡伸一の理論がある。経済でもこの「平衡」が<定常>と言う言葉で提起された。嬉しい限り。しかし中身は、まだまだ確立されたとは言えない。マクロ経済学の基礎として理論化して欲しい。複雑系の経済の基本だから、と思っている。英国のEU離脱は、この平衡状態を嫌う動きか?それよりも、人間は、如何すれば欲望を抑えて、「豊かさ」を感じるのか?

<読書>

「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」入山章栄 日経BP

日本からこんなに優れた経営学書は、初めてでは無いだろうか?米国から経営学で、日本は勉強した。本箸も基本は、米国の経営学を基本としているが、それぞれ、個別の経営学を、どの様に総括して活用すればいいのかをまとめている。目から鱗だ。これで、少しは、戦略学が整理出来るだろう。

<読者>

「最強の経営者」高杉良 プレジデント社

=小説「樋口廣太郎=

低迷のアサヒビールを再生、トップシェアにした人物として有名だ。HBRでも有名だし、MBAの教材でもコモディティ分野の奇跡の成功例として、必ず取り上げられる伝説の経営者である。「チャンスは貯金できない」「前例がないからやる」「口先、頭でビジネスをするな」。高杉流美談話が一杯である。勇気が出る。著書の後半は余分だが。

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2016年6月26日 (日)

不確定性の深まる時代へ

 英国のEU離脱が、実現してしまった。世界の金融の先行き、つまり、経済の先行きは全く読めない。さて、日本はどうするのか?最終的には、英国とEU連合との離脱条件の成り行きに因るのだが。経済的には、それなりに常識的な所に落ち着くであろうから、そんなに心配することは無い。しかし、スコットランドがEU加盟を選び、独立を果たし、英国の連合は崩壊するだろう。

 冷戦が、東西ドイツの統合で崩壊して、資本主義と、民主主義の融合が上手くいくことで、期待をしていたと思う。しかしながら、融合することは難しく、「格差が拡大」の一途をたどって来た今日、人々は「過去への回帰へ」の道に夢を抱くようになって来た。

 EU諸国は、EU格差の代表のギリシャの財政負担から、ウクライナの民族主義の問題、今では移民問題に、大きな難題を抱えている。「格差拡大の阻止」のリベラルが台頭している。人類は、この格差を巡っての揺り返しの歴史でもある。

アメリカの人民格差社会もその一つだ。トランプ氏の過激な国粋発言に、国民は酔いしれる。フランスも、EU批判勢力が台頭してきている。ひざ元のドイツでも然りである。それに続く事、オランダ、デンマークもその傾向が、毎年強くなっている。

 日本のアベノミクスの基本は、「過っての日本力を取り戻そう」の「幻想の経済成長路線」に、期待し、支持を得ている。過激な国粋主義、この傾向は、「トランプ志向」と同じである。世界的現象でもある。中東のイスラム問題は、民族主義を原点としている。民族主義も、「格差問題」をルートにしている。

台湾が大統領交代を選んだのもその一つ。中国は、香港の経済の地盤沈下と並行して、バブル崩壊へと向かう。それにつれ、民族独立の機運が起こって混迷の時代が訪れることだろう。

 英国のEU離脱は、先行き不透明な不確実性を加速させて、その混乱は、21世紀中は続くきっかけを作ってしまった。資本主義の格差が、民主主義が駆逐されるまで。これは「動的平衡」エントロピー拡大の第二法則だ。大変な時代になった。

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2016年6月25日 (土)

物づくり大国、日本?

 昨日、ビッグサイトで開かれている、機械要素展示会(M-Tec)を中心とした展示会を見学した。驚くことに、人、人で一杯だ。何故、こんなに賑わっているのか?特に目立つのは、都道府県、市、等、集団のブースが多くなったことである。地方創生の支援機のお蔭だろうか?

繰り返すが、モノ(あえて、「物」、と言う)づくりに、まだ、これだけの集客力があるのか?電子・電気の展示会以上だ。それとも、アイデアが出ないので、とりあえず調査、なのだろうか?

 全てのブースは、「精度が良い、品質が良い」、等、性能面の協調である。他社比較してくれているのもあるが、「ほんの僅か」と言うことである。その性能を要求する産業は、航空機産業ぐらいか?が、規模は小さい。

同じような企業が多い。多競争過ぎる。日本の「過当競争による消耗量」は計り知れない。この国民能力のエネルギーロスは国民が疲れて、疲弊して行く。

 日本の産業構造は正しいのだろうか?72年前の戦艦武蔵など、太平洋戦争の日本の戦略に似ている、と思った。戦闘機の時代に、巨大な戦艦を作って、戦力を自慢している哀れな姿のようだ。周回遅れに気が付いていないのだろうか?残念な日本。

<読書>

「触楽入門」中谷正史、ほか 朝日出版社

触感の世界は、他の感覚と比べ、情緒性に、理解上、素も重要ではないか?と問う。触感は、ヒトの心や思考を左右する。触感は、カラダの至る所に存在している。1μmmの段差だってわかる。質感だってわかる。不思議な感触の世界。

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2016年6月21日 (火)

都議会の大罪

 元舛添知事の課題追及は、遂にウヤムヤか?真相は何も解明されていない。その上、ボーナスまで支払う。その前に舛添の自ら言明した不適切なお金の使い方の返金、約450万円、美術品の私物と、都庁への備品の区分け、の約束は実行されるのか?

 少なくとの、舛添の言った返金分だけでも、どうなったか?明確にすべきだ。

それにしても、たかが500万円のセコイ行動を攻めて、辞任に持ち込んだのだが、真相の解明を「放棄した都議員」は、最も罪が重い。イジメを楽しんで、選挙に40億円の税金を無駄使いすることを、何と考えているのか?都議会議員は無責任だ。

舛添は、結果、「泥棒猫の夜逃げ」となり下がった。セコイ資質(人格?)は、さて、治らないだろう。

土曜から日曜日に、民放TVでは、前猪瀬都知事を引っ張り出して、まだ、猪瀬時代の方が良かったとか?本末転倒の議論をしている。その番組に出る猪瀬も、全く反省の色は無い。弁解どころか居直って得意満面?

都議会議員、都民を始め、ジャーナリスト、総白痴化している。残念な日本。

<読書>

「犬の掟」佐々木讓 新潮社

警察小説の草分け。実に細かく状況を展開される。今アに警察内部の矛盾なり課題なりをアカラサマにしていいのだろうか?一種の告発ではないのか?迫力のある逮捕状況。実に微細な表現の現場の情景。今回は二重奏である。二重奏の絡みが最終章である。兎に角、面白い。

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2016年6月19日 (日)

気後れする父の日

 ボケ爺は、平凡な父である。二人の子供が居るが、住まいは離れている。いずれも2人の子供を為している。つまり、4人の孫を持っていることになる。その孫たちは近寄ってこない(離れているからだが)。

贈り物が届くのだが、申し訳ない気持ちで一杯だ。感謝をされる資格など無い。子供たちと、まともに付き合ってこなかった。子供たちも不満に思っている事だろう。善い父親では無かった、と自覚している。来年こそ、贈り物不要、と断ろうと思うが、言えば角が立つ。変骨爺、と言うだろう。毎年グズグズと優柔不断のままだ。来年こそは?

今日も蒸して気温が高い。梅雨と言えるほどの雨が降らない。関東の水瓶は50%を切っていると言う。台風も発生が遅れている。今年の梅の実は、少ないが、大きい。我が家だけでなく、全国的な傾向らしい。何故だろう?気候の影響か?

ここの所、このブログをサボっている。仕事で切羽詰まっている案件が多いからだ。こんなブログでも、やはり余裕が必要なのだ。

<読書>

「孫子の至言」田口佳史 光文社

コラムの寄稿の参考に読む。孫子の兵法は、何時よんでも、参考になる。が、時代と共に、その兵法が、陳腐化することは無い、が、実行となると可能かどうかは解らない。本箸は、複雑な社会の生き方に、自己に勝つ為にまとめられている。さて?

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2016年6月14日 (火)

舛添都知事の引き際もセコイ?

 舛添知事も、与党、取り分け自民党に支配されて、身動きが取れない。歴史は、繰り返しできないが、参院選挙が無かったら、どうなっていただろう。即刻辞任だった?

自民党は参議院選の影響を考えて、辞任の引き延ばしを、舛添知事に指示。それに乗っかって、セコイ舛添知事は、保守派の弁護士で、第三者委員会などとセコイ策を講じたが。

ここまで、セコイ舛添知事に、誰もがアングラと口を開けている。2人の弁護士の費用は誰が払ったのだろうか?舛添?まさか都の費用? 

最もの違法性は、ホテル費用だ。全てが、家族との宿泊費を請求して、その理由が、個人的(その前は複数の人だたが)に会議を開いたと。その中身は言えない。言えば違法となるからだ。まんじゅうを配ったのも、小渕議員と同じである。選挙法違反だ、が、今になっても、記載が間違えたで、誤魔化す。

美術品の購入で、外交に活用する、と。何処までは公費で、個人かは、未だにはっきりと提示をしない。これから精査すると言う。呆れてしまう。下着、回転鮨、絵本、趣味の本、等、個人仕様だが、政務活動費では違法で無い、と言う。それにしても、たかが、多く見ても600万円程度。セコイ!

さて、自民も公明も見放した。が、自民の辞職勧告を拒否した。自民党に振り回された舛添知事は、自民党と同じように、引き際もセコイのか?

<読書>

「人は、誰もが「多重人格」田坂宏志 光文社新書

=誰も語らなかった「才能開花の技法」=との副題である。人の潜在能力は良く分かっていない。性格も良く理解できない。人は複雑だ。多重性ではなく、「多重人格」の育成で、人の能力は伸びる、と言う。先ず、人格と能力は相互作用している。能力は人格形成で磨かれる。人格形成の努力で、能力が磨かれる。

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2016年6月12日 (日)

クリントンVSトランプ

 アメリカの大統領選は、クリントン氏とトランプ氏の一騎打ちの様相である。いずれも、人気は今ひとつ。しかし、長丁場の大統領選挙、日本人のボケ爺から見れば羨ましい国である。日本も大統領制に。今の平和憲法をそのままにして、憲法改革に乗り出してほしい。

 クリントン氏は、政治家である。政策は別にして政治家、と言われる所以だ。一方、トランプ氏は、ご存知のような大自業家である。事業家は、金銭の利害で、先ずは判断をする。

今回の一連の過激な発言は、その損得感覚の発言だ。アメリカを守る為、強くするために、損得で考えれば、メキシコの労働力は要らない。日本の安保で金を使うのはバカバカしい。今の安保を守れと言うなら守ってあげるから、その分お金を払え、と。TPPでも、自由にアメリカで商売するな。アメリカは困っていない。商売するなら関税を高くする、と言う。実業家ならまともな話だ。ボケ爺が、アメリカ人なら大いに賛同する。

政治家と、経済家(事業家)とは相いれないのだろうか?発想の優先順位が違うだけだろう。事業家が、政治家に変身する方が、これからの社会はまともになるのではないだろうか?日本の地方再生で、大いに活躍している有名な市町村の「長」はビジネスマン出身が8割を占めている。やはり、この時代、何かを変えるためには、「ビジネスの経験が必須だ」。

トランプ氏が大統領になって、日本の政治思想を変えてほしい。アホノミクスをブッ飛ばしてほしい。バカ知事舛添の「せこい」感覚を潰してほしい。期待している。

<読書>

「さらばアホノミクス」浜矩子 毎日新聞社

アベノミクスの当初から、この政策は誤りで。これでは日本の経済は正常にはならない。「経済成長の夢から醒めよう」と言い続けている信念のある経済学者だ。何時の日からか、「アホノミクス」と言い出して物議をかもし出した。これが多分最後のアホノミクスの本になるのではないか?日本社会の危機の真相に迫った優れモノである。

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2016年6月11日 (土)

日本のエンゲルス係数は今?

 日本のエンゲルス係数が、近年急上昇しているとのニュースあり。失われた20年はほぼ一定であった。がここ3年は上昇している。何故か?

 簡単だ。賃金が相対的に下がっているからだ。つまり格差が予想以上に進んでいるのではないだろうか?日本人総下流となった。中国を笑えない。

 それにしても、日本のエンゲルス係数はGDP3位に位置している割には、高すぎる。国民一人当たりのGDPは、WW24位である。この位置に関係している。つまり、日本は豊かではない。

 アメリカは、15%。ドイツは、上昇して18%。イギリスは、下がって21%。スエーデンは、上昇して22%。フランスは、上昇して23%。日本は急上昇で24%。

 それにしても、アメリカと比べて、何故こんなに高いのか?贅沢な人民なのかもしれない。食べるしか楽しみが無いのかもしれない。フェースブック、ツウィター等、食べ物の写真ばかり。

<読書>

「仇敵」池井戸潤 講談社文庫

エリート銀行員が、上司の不正を暴こうとした同僚の謎の死亡の敵と、動いて職場を追われて転職。同僚にも、自分の正義にも、復讐を誓い、ついにその不正を暴き、めでたし、めでたし。

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2016年6月 5日 (日)

経済敗戦国日本

 G7で、にわかにはっきりしたことは、日本は経済政策失敗国であった、との事実を突きつけられた。安倍首相は、得意満面に、リーマンショック以来の、「世界経済は、危機状態にある」と。しかし、参加国からは違和感が提示された。

 各国の報道陣は、一斉に、安倍首相は「アベノミクスの失敗を隠蔽」「日本戦後70年最大の経済危機に」「世界3位の経済国日本は失速か」との酷評がなされた。「成長産業が作れない」「経済指数の実質GNP」を見ても、日本だけが、創造力が無い。GDPは際立って低い。アベノミクス3年で下がり、改善の兆しすら無い、と評論は一致している。

 すると、国会閉会の後、「消費税延期」を発表、国会で議論を避けて、選挙で、国民の賛否を問うと言う。そこでは、「新しい判断」で?判断の中身、その理由を明らかにしない。得意な「「超」詭弁」で、今までの言動を見事に隠蔽した。国民は簡単に騙されないだろう。

 アベノミクスの「金融政策は、「量的緩和」」と言うが、実情は「国債の買取り」、今では95%もの国債を日銀が持つ事となった。「財政政策」、何も行動を起こしていない。GNPの二倍の赤字は、財政破綻への道しか残らない。「成長戦略」は更に無策で終わっている。

<読書>

「下り坂をそろそろと下る」平田オリザ 講談社現代新書

現状の日本を適格に言い当てている。成長は出来ないところまで、日本は、能力以上に背伸びしてしまった。これからは、下り坂であり、そろりと坂を下らなければ、ケガをする、と言う。つまり成熟社会を模索し続ける社会を歩もう、との提案である。堺屋太一の「うつむき加減の」との小説の具体的実現性を提案している。つまり、経済成長を目指すのではなく、楽しめる社会、芸術(アート=音楽、演芸、絵画、映画、等)、スポーツ、等の活性化社会だ。大いに江戸時代を学び必要があるようだ。安倍首相、官僚の最大の、且つ、最も重要な欠陥は、①優越意識の解体、②寂しさを耐える耐力の欠如である。

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